飼い主さんが愛犬にやりがちな、間違った愛情表現と危険な対応

ドッグフードの知識・選び方

昨今、日本でも動物愛護法がかなり浸透して、ペットに対する考え方(飼い方)がよくなってきてました。特に犬に関しては、

  • 外飼い→室内飼いが定番
  • 番犬というポジション→家族の一員という扱い

になってきていますよね。(さまざまな事情から外飼いという方もいると思いますが)

大事にしてくれてありがとう♪

でも、それでも、昔の常識を引きずっている飼い主さんもいますし、虐待や放置、置き去りなども後を絶ちません…。反面、愛犬のかわいさゆえに、間違った愛情表現をしてしまっている飼い主さんがいるのも事実です。

虐待や放置などは、飼い主としてという前に人としてアウトですが、今回は、飼い主さんとして、間違った愛情表現をしてしまっている「あるある」を、フードにまつわる内容を中心として、ご紹介します!

もし、該当しているよことがあるようであれば、愛犬との向き合い方を考える機会にしてみてくださいね♪

 

美味しそうに見えるからと、着色料を使用したフードを与えている

以前の記事にも書いていますが、犬にとって、着色料や発色剤は百害あって一利なしな、超余計なお世話なアイテムです。

以下のようなものが入ったフードやおやつを与えていないでしょうか。(詳しく知りたい方はこちらもチェックしてみてくださいね)

亜硝酸ナトリウム、二酸化チタン、黄色4号、黄色5号、黄色6号
赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色105号
青色2号、青色2号、青色102号        など

与えているようであれば、なるべく今後は与えないことをおすすめします。

おやつなど少量であれば、そこまで厳しく見なくてもいいでしょうが、長期的に与えることはお勧めしません。なお、着色料・発色剤だけに限らず、保存料や保湿剤なども避けた方がいいとは思います。

妙にカラフルなのは注意してください

そもそも、犬は香りで食べ物を判断しているので、そもそも見た目の色は関係ありません。犬は色をそんなに認識できないともいわれていますので、色は気にせず食べています。

でも、日頃、食べ物を見た目の色から判断している人間からしたら、「美味しそうな色味のものの方が良い」と思うでしょう。

しかし、食べ物そのものの色でない、発色や着色をして鮮やかに見えているだけであれば、質の悪い原材料を使用しているのがバレないように、カモフラージュしているだけかもしれません。しかも、着色料や発色剤ってあまりいい成分ではありません。

犬からしたらありがた迷惑…

発がんリスクやアレルギー発症リスクなどが、ゼロとは言えませんし、実際にそういった添加物が原因で、アレルギー症状が出てしまったわんちゃんもいます。

天然由来のもので色付けしているケースもありますが、それも絶対に問題ないというわけではありません。日本は世界的にも添加物大国ですし、日本で許可されているものが、海外では禁止されているなんてこともたくさんありますし…。

避けた方が良い添加物に関しては、以下の記事および、こちらにもご紹介していますので、この機会にぜ確認してみてくださいね。

 

 

不都合がある度に、理由を考えずにドッグフードを頻繁に替える

愛犬がごはんを食べない…これを食べたらお腹を壊した・吐いた…発疹が出ている…などなど、愛犬をしっかり日々チェックできているからこそ、心配になる症状に敏感に気づくことができますよね。

それは飼い主さんとして、大変良いことだと思いますし、日々のコンディションを把握しておくに越したことはありません。

ただし!なにかある度に、原因を考えず、動物病院や専門の知識がある人に相談するわけでもなく、すぐにあれこれフードを替えてしまうのはお勧めしません。

フードをころころ替えると色んな支障が…

たしかに、愛犬に気になる症状がある時に、「○○に良いフード」「△△をケアするフード」という売り文句のフードがあったら、思わず手を出してしまう気持ちはわかります。心配ですもんね。

フードひとつで、愛犬の心配な症状が改善されるのであれば助かりますし、動物病院に行くまでもないかな…という症状もあるでしょう。中には、ペット保険に入っていないので、ちょっとした症状だけで病院に行くのは…という方もいると思います。

そんな中で、そういった愛犬のお悩み解決になるような言葉が書いてあると、

このフード試してみようかな

と思う方も多いのではないでしょうか。

しかし、ちゃんとした理由を知ること(考えること)なく、小手指だけでどうこうするのもよくありませんし、犬にとってフードを替えることのリスクや負担があることも考えなければなりません。フードを替えるって、犬からしたら繊細で重要なことですから。

ちょっと厳しい意見ですが、そうやって理由や正しい対処法を考えず、安易に食べ物を替えて、

  • フードジプシーを悪化させる
  • 愛犬の胃腸に負担がかかってしまう
  • 出ている症状を悪化させてしまう

などの結果になり、かえって犬にとって可哀想なことになっている飼い主さんもたくさんお見受けしました。

そんなんじゃ元も子もないね…

たしかに、フードを替えるだけでケロッと症状がなくなることはあります。あてずっぽうといいますか、正当な原因をわからずフードを替えただけでなんとかなっちゃったケースもあるにはせよ、それはまぐれであって、目先のトラブルが解決できただけに過ぎません。

本来、しかるべく理由をわかった上でフードの切り替えはするべきで、理論的に、繰り返さないよう改善していく必要があることです。食べないのをフードのせいにするのは簡単ですが、ほかの原因はないか正しく理解するのも飼い主さんの努めではないでしょうか?

よかれと思って、フードを替えてあげた。その行動が、愛犬をもっと苦しめてしまうことがあるということを、知っておいてほしいです。しっかり体調や対策を考えて、正しい犬の食生活の知識をつけるのも、飼い主さんの務めではないでしょうか。

 

 

好き嫌いが激しいからといって、食べるもの・好きなものだけ与える

これは、本当に何度か遭遇したことがある良くない話なので、声を大にしてお伝えしたいのですが、いくら愛犬が好き嫌いが多い・全然食べようとしないと言えど、だからって食べるものだけ与えるというのは絶対にやめてください。

ほかにも、フードよりもおやつが好きだからと言って、おやつばっかり与えているという話を、ニコニコしながら話していた飼い主さんがいました。久々に会ったそのわんちゃんは、コロコロになって不健康極まりない体型になっていました。(笑って話せる話ではありません…。)

まず、犬の体は飼い主さんが与える食べ物でできているという自覚を持ってください。そして、可愛いからって好きなもの・食べるものだけを与えるのは、やがて愛犬の命に係わるとんでもない行為だという意識を持ってほしいです。

今はよくても数年後の愛犬は…

たしかに、食べてくれないことほど心配なことはありません。何をあげても食べてくれない中、食べてくれるものがあれば、それだけでも良いから食べてもらいたい気持ちはわかります。飼い主さんとして、愛犬が嬉しそうに食べている姿を見るのも幸せですもん♪

しかし、そんな偏った食生活をさせていたら、今はよくてもシニア期に入って、一気にガタが来ます!!シニアになると、筋力や臓器、足腰も弱ってきますし、成犬期までの体質とは変わってくるのは当然です。

シニアになった時の体調は、これまでの食生活の集大成といっても過言ではありません。そんな中、シニアになって不調が出てきた時に、どうしようと焦ったところで手遅れになることもあるのは事実です。愛犬が大事なら、普段から好きなものだけを与える対処はやめてあげてください。

 

 

人間の食べ物を犬にも与える…「ちょっとくらい大丈夫」の発想

ちょっとくらい大丈夫!自分だけなら大丈夫…そんな気持ちで、人間の食べるものを愛犬に与えていないでしょうか?

もちろん、人間の食べ物で犬が食べても問題ない食べ物はあります。バナナやリンゴなどもそうですよね。適量であれば問題はありません。とはいえ、たくさん与えるのはNGですし、本来はフードからしっかり栄養を取るのが理想的です。

しかし、私がうかがう限りでも、かなりの率で、

ちょっとだけだし大丈夫でしょ

毎日たくさん与えるわけでもないから

と、愛犬に人間が食べる味付けされたものを食べさせている飼い主さんに遭遇します。犬を飼っている人なら知っている人も多いでしょうが、犬は塩分は人間ほど必要ありません。(とはいえ、微量には塩分も必要なので、犬は塩が絶対ダメという間違った考えはしないでくださいね。)

ただ、フードで必要な微量の塩分は十分とれています。ですので、そこに人間が美味しいと感じる味付けをされたものを与えるというのは、もはや、犬に腎臓・肝臓の病気に導いているだけのことなんです。平たく言えば、飼い主さんが犬に病気をさせるということ。

愛犬が美味しそうに食べているのは可愛いし、人間と同じもの食べていたら、一層親近感も湧きます。しかし、その行為が、犬の健康を害することになるということを、しっかり自覚しておいてください。

 

 

「手作りフード」は正しい栄養知識をつけてからにしよう!

手作りフードの方が長生きする・消化に優しいなどの声もあります。これは、正しい面もありますし、一理あることもある反面、大きな間違いと誤解を招く言い回しです。たしかに、胃腸に優しいのはあっていますし。

しかし、手作りフードにはメリットもあればデメリットもありますし、その前提で、結論からお伝えしますと、AAFCOの基準をしっかりクリアして販売されている手作りフードなら、上手に使えばいいと思いますが、栄養価を理解していないまま家庭でフードを手作りするのは危険です。

インターネットなどで手作りフードを検索して、見よう見まねで作る方もいると思います。しかし、それは長期的に与える前提で掲載されているレシピではありません。

自分で作るフードには盲点がいっぱい

自宅でドッグフードを作る場合、犬が1日に必要な栄養素のバランスをキープするのは大変難しく(特に、ビタミン・ミネラル分のバランスなど)、必ずサプリメントなどでバランスを調整する必要があります。つまり、正しい栄養学の知識がないと、愛犬を不健康に育て上げるだけなんです。

それに手作りフードだと、風味のよさから、愛犬の食いつきがよくなることもあるでしょうが、若いうちからそんなものばかり食べていると、いざ、食欲が落ちた時や体調を崩した時に、与えられるもの(療法食など)がなくなってしまいます。

手作りフードって、愛情たっぷりに思えますし、なんとなく良いものという印象があるでしょうが、しっかりした知識があってこそできることです。詳しくは以下の記事にも記載しましたので、気になる人はチェックしてみてくださいね。

 

 

犬にとっては迷惑!正当な理由のない過剰な装飾・洋服の着用

昨今、犬用のかわいいアイテムも増えましたよね♪こんなのもあるの?というようなオシャレアイテムもありますし、わくわくする方も多いのではないでしょうか?しかし、かわいいからといって、不必要な装飾を愛犬にしてしまっていたらどうでしょう。

それは愛犬からしたら「最悪!」と思っている可能性があります。あるいは正当な理由のないファッションアイテムを愛犬にほどこしていないでしょうか?

寒さに弱くて服を着させておかないといけない犬種もいますし、服を着ることで抜け毛対策にもなりますし、ケガなどの予防になることもあります。、体質の問題から服を着ていかないといけない子もいて、メリットは多いです。しかし問題は、エゴに過ぎない過剰な装飾です。

じっとしてるからって、許してないんだから!

最近ではサングラスや帽子などいろんな装飾品が出ていますが、一歩間違えればケガなどに発展しかねません。服だって毛質や肌質、皮膚疾患の有無によっては着せた方がいいケースと、着せることで悪化してしまうケースもあります。

冬には静電気の原因にもなりますし、長毛種の場合は毛玉や毛がからむ原因になる可能性も…。ずっと不衛生な服を着ていてもまずいですし、万一服の上からノミダニが侵入していたら、服の中でぬくぬくとノミダニが寄生してしまう危険だってあります。

そのため、ただ可愛いだけ、オシャレをさせたいだけで装飾をあれもこれもするのはいかがなものでしょう。愛犬はじっとして、抵抗していなかったとしても、本当はなくてもいいものを飼い主さんにやらされて、いい迷惑をしているかも知れません。

 

的確なタイミングで注意・しつけができていないのは犬も可哀想…

これはしつけやマナーの話なので専門分野ではありませんが、ちょっと気になることなのでお伝えしておきます。我が愛犬も吠えるし、なかなかな性格の持ち主なので生意気なことはいえませんが…間違った意味で厳しくしている飼い主さん・激アマ過ぎる飼い主さんもいます…。

犬は悪いことをしたら5秒(から8秒)以内に注意しないと、なにに注意をされたのか理解ができません。にもかかわらず、

  • 留守が多いストレスからいたずらしちゃったわんちゃんを帰宅後に叱る
  • しかる時にキツイ口調で名前を呼んで注意する
  • 犬がかわいいあまり笑って許してしまう

など、犬の本能を理解していないのに、こっぴどく怒るタイプの方もいますし、逆に、可愛くて怒れないという激アマ飼い主さんもいます。

つい目を離したすきに…なんてこともありますが…

忙しくて、その場で注意できないこともあるかもしれませんが、もしかしたらそのいたずらは、飼い方のせい(寂しくてわざといたずらしている)かもしれません。しつけや注意はタイミングと対応がポイントですから。

いたずらをした時の、飼い主さんのリアクションが間違っていて、喜んでいると愛犬が勘違いしているのかもしれませんし、あまりに厳しいあまりのストレスによる反動の可能性が否めません。

逆に、注意されていなすぎて、本当は困ること・いけないことなのに助長してしまっているケースもあることでしょう。かわいいからこそ、愛情があるからこそ、正しいトレーニングをしてあげるのも大事なことなんですよね。

 

犬のことを正しく知ろうとしない・古い情報のまま・不勉強

  • ペットショップで「この犬種は散歩がいりませんといわれたから」と、散歩をそんなにさせていない飼い主さん。
  • 狂犬病など各種ワクチンすら摂取させていない飼い主さん。
  • 過去に飼った犬もこうだったからこれで良いんだと、やり方を変えない飼い主さん。

…などなど、犬に対する知識をアップデートする気がない方も残念ながらいます。散歩も予防接種もいらない犬はいません。それに個々の体質が違うのですから、前に飼っていた子と今の子を一緒の扱いで良いはずがないのですが。

感覚だけで犬を飼っているとか、犬が好きというだけで、生体をしっかり理解しようとしないとかもそうですね。

これまでもそうやってきたんだから!という意見の人が多いんです…

特に思うのは、過去に犬を飼っていたことがある方の場合。下手に以前飼っていた犬でうまくいった経験を持っているだけに、それが間違えている内容だったとしても、自分を正そうという気がありません。

「これまでも自分はこうやって工夫しながら、愛犬と向き合ってきてうまくやってきた実績と経験があるんだから」という間違った自信から、正しい考え方・助言でさえも受け入れようともしません。

それなら、そうしてください…としか言いようがないのですが、本当に犬を大事に思うのであれば、根拠のない実績や経験だけでなく、生態学的に正しい対応をしてあげるのが正しい愛情表現ではないでしょうか。これはもどかしい部分でもありますね…。

 

 

「嫌がる」「させてくれない」からと、歯磨きをしていないのはNG

食べたら犬だって、歯垢も歯石も付きます。どんなわんちゃんでもいえることです。もちろん、ドライフードだって、ウェットフードだって、食べ物を口に入れている限り、菌も繁殖します。

なので、いうまでもなく犬も歯磨きが必要です。しかも、歯磨きガムや、歯磨き用パウダー、犬用歯磨き粉だけでは不十分。しっかり、歯から菌を取り除く(磨く、拭く)ことが重要です。

しかし、嫌がるから、やろうとしたら逃げるから、噛んでくるから…などと言って、犬に歯磨きを一切していないご家庭もたまに遭遇します。

ガムや犬用の歯磨き粉もだめなの??

ここで、よく、

  • ガムを噛んでるから大丈夫でしょ
  • 歯磨き効果のあるパウダー使ってればいいんじゃない?
  • なめるだけの歯磨き粉でよくない?

という相談を受けるのですが、ガムやパウダー、犬用歯磨き粉はあくまで、歯磨きプラスアルファのお話です。それだけで効果が十分に発揮されるということではありません。

また、下手なものを口のすることで、アレルギー体質な子の場合、お腹を壊してしまう危険もあります。詳しくは以下の記事に記載していますので、心配な方はぜひご一読くださいね。

 

 

心配・気になることがあるのに、動物病院に行くのを先送りにする

うちの子は丈夫だから大丈夫と高をくくっていないでしょうか?あるいは、ペット保険に入っていないから、動物病院に行くのは躊躇してしまうなんて方も実際にいます。

犬はどれだけ痛かろうが、「ここがこう痛いんだとは伝えてくれません。

しかも、犬は本能的に、痛みや不調があっても、弱っていることを悟られないように、態度に出さないようにする習性があります。大丈夫だろうから、病院は後回しで…と思っている時、すでにかなり苦しんでいる可能性もあるのです。

弱ってるとバレたらやられてしまうから隠してるの

そんなに悪くはないんだろう…大丈夫だろう…という油断が、悪化の原因になることもあります。それはどんな飼い主さんであっても、常に意識しておいた方が良いでしょう。

もちろん、またいつもの感じか!まぁこれくらいなら様子を見てみよう!なんてケースもあるとは思いますし、なんでもかんでも動物病院に連れて行けという話ではありません。過保護すぎるのも違いますもんね。

しかし、犬は話せない・思っている以上につらい症状なのに耐えているだけということもあるということは忘れないようにしましょう。愛犬を救えるのはご家族さんですもんね。

 

どれだけ賢い良い子であっても、公共の場でフリーにさせるのはNG

どれだけトレーニングされていて、どれだけ良い子であっても、犬をフリーにしていい場所ではないところで、フリーにさせるのは注意しなければなりません。

本当に一切人がいないのであれば自己責任ですし、自由ではあると思います。すぐにつなげるようにしているなど、配慮は必要ですよね。しかし、他の人もいる場所・他の人も来る場所で、平気になってはいないでしょうか?

本来は、ノーリードが許されている場所以外で、愛犬をノーリードにする(=放し飼い状態にする)のは、動物愛護管理法や各地域の条例などからも、原則は禁止されている行為に該当します。

うちの子はいいこだから大丈夫とかじゃなく、禁止行為なのよ。

どれだけ良い子で、温厚な子であっても、どんなことがあるかはわかりません。

興奮して、愛犬が事故に遭ってしまう危険もありますし、それだけではなく、他の人にケガをさせる危険もあります。いくら可愛い愛犬であっても、犬が好きな人ばかりではありません。怖がっている人もいるんですよね。

そういった飼い主さんのモラルの問題から、犬連れの方が暮らしにくい環境にしていくのは窮屈ではないでしょうか?人が見てないから良い、うちの子は悪いことしないから良い…それは他人から見たら、知ったこっちゃない話なんですよね。

 

犬との生活の楽しいことしか見ていないの飼い主さんは犬も可哀想…

犬を飼うということは、可愛いだけではやっていけませんよね。もちろん、犬がいる幸せは、飼わないとわからない、計り知れないものがあります。犬がくれる幸せや、犬が教えてくれることは多いですもの。

とはいえ、現実として、

  • これまでの、犬がいない時の生活のような時間的自由もなくなります
  • 病院に犬グッズなど、お金もかかります
  • しつけや犬の体調管理など、これまでにない心労・心配も増えます
  • 順当に行くときっと犬が先に老いる中、介護までする覚悟も必要

など、これまでにない経験も増えてくることでしょう。

そんな中、私個人も、お犬様に仕立て上げて、過保護なのもどうかとは思いますが、かといって、自分から犬のことを知ろうともせず他力本願過ぎたり、犬を飼うことの大変なことになると、いいわけをして逃げたり…。

犬は犬、でも家族なんだよ…。

色んな飼い方があるでしょうし、色んな考え方もあります。

各家庭の環境も違うでしょうし、どんな獣医なのか、周りの犬友はどんな人なのか、そういった環境はもちろん、どういった考えを選ぶのかは個々の判断にはなりますが、ただ、根本的に、自分が犬を育てるんだという確固たる自覚がないまま犬を飼うのは、犬も可哀想です。

もちろん、飼っていく中で、犬が人間を成長させてくれることもあります。でも、ちょっとくらい大丈夫、犬は犬…なんて言葉を自分の都合のいいように解釈して、犬を飼うことから起こる苦労を避けたい・受け入れる気もないのであれば、犬は飼わないでください。

 

愛犬とのドライブ・車に乗せる時に安全ではない乗せ方をする

犬を車に乗せないといけないタイミングもあると思います。病院に行く時、ドッグランに行く時、旅行に行く時などシーンは色々あることでしょう。長時間、犬を留守番させたり、外に連れ出してあげなかったりよりも、一緒にでかけるだけ良い面もあるのですが…。

しかし、そんな中で、

  • 外の景色を見せてあげたい
  • 車酔いするから
  • クレートに入ってじっとしていられない
  • 飼い主さんが見えなくなると吠えてしまう…

など、それぞれ理由はあるのでしょうが、安全ではない状態で、犬を車に乗せている方をお見掛けします。

わたしの命を守ってください…。

愛犬を膝の上に乗せている、固定されていない状態で助手席に乗せている、車窓から犬の顔が出る状態にして景色を見せている…などしていないでしょうか?

車の事故って、ちょっとした油断が原因で起きます。それに自分は大丈夫、そんな頻繁に大変な事故になんて遭うもんじゃないと思っているのであれば、犬を同乗させる云々の話以前に、あなた自身の命を守るたにも、今一度、冷静に考えてください。

そして、愛犬の命が大事であれば、しっかり安全な乗せ方をしてあげましょう。一歩間違えれば、あなたも道路交通法違反になってしまいますよ?!

 

 

犬は飼い主さんがすべて!間違った愛情表現は愛犬の命も脅かす!

犬の十戒というものがありますが、犬は飼い主さんがすべてです。あなたの判断、与えるもの、しつけ、生活環境などが犬の生活にダイレクトに影響します。

かわいいからといって、飼えるものではありません。お金も時間もかかります。時には自由を奪われることもあるかもしれません。

でも、犬からきっと飼い主さんもたくさんのことを教えられたり、与えられたりしているのではないでしょうか?たくさんの幸せを犬からもらえていると思います。そんな健気なわんちゃんに、正しく愛情表現をして、恩返しをしていきましょうね♪

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