今更聞きにくいけど、フードって切り替える時に注意しないといけないことはあるのだろうか…?とふと心配になったことはありませんか?
何気なく今までこうしてたけど、実は間違えていた…なんてこともあるものです。(私も間違ってたことたくさんあります…)
今回は、ドッグフードの正しい切り替え方についてまとめてみました。今さら…と思わないで、今一度、自分のやり方は大丈夫か、答え合わせを兼ねて確認してみてくださいね。
ドッグフードをこれまでと違うものに切り替える時のポイント
ドッグフードを使い終わってから、ガラッと新しいフードに替えるのではなく、切り替える前のフードがまだ2~3週間分ほど残っている時点)で、新しいフードを用意しておくようにしましょう。
(フードの選び方に関しては、こちらの記事でもご紹介しているので参考にしてくださいね)
いつもとは違うフードに切り替える時は、飼い主さんも心配なことが多いと思います。特に、
などを飼っている人なら、一層不安に感じるかもしれません。
せっかく買ったのに食べないとショックですし、食べてくれたとしてもアレルギー症状が出たり、お腹を壊してしまったりしたら、飼い主としても困りますものね…。
ですから、フードの切り替えは慎重に、かつゆっくり考えておくようにしましょう。
ドッグフードの正しい切り替え方はゆっくり時間をかけて
でも、なぜ、フードがまだ2~3週間分ほど残っている時点で、新しいフードを用意しておく必要があるのでしょう。
その理由は、ドッグフードを切り替える時には、少なくとも10日から2週間(できれば3週間)ほどかける必要があるからです。
フードを替える時は慎重が一番!
前のフードがある程度残っている時点で、新しく購入あるフードを以下のようにブレンドしながら、
という具合に、徐々に配合比率を替えて、最終的に完全に新しいフードに移行するようにしてください。
フードに愛犬が徐々に慣れていけるように、チェックしながら切り替えるのが理想的です。ここでいう「慣れていけるように」というのは、新しいフード味や香りに慣れるという意味もありますが、一番大事なのは体が馴染んでいけるようにという意味があります。
ですので、
うちのこはなんでも食べるから大丈夫よ、そんなの
アレルギーなどもないから細かいことは気にしない
なんて油断は禁物です。
愛犬の体質によるとはいえど、犬からしてみれば、これまで食べていたものと違うものが胃に入ってくるわけですから、急にフードが替わることで胃腸がびっくりしてしまって、お腹を壊してしまう子もいます。
あるいは、お腹を壊すようなことはなかったとしても、胃腸に負担をかけてしまう可能性も…。
ですので、食べている=問題ないというわけではなく、食べていたとしても、その新しいフードに体を慣れさせていく期間を作ってあげることも重要なんですね。
海外旅行で食が合わなくてお腹壊すみたいな
ちょっと長めに海外旅行なんかをした時に、その土地の食べ物が好きだったとしても、胃腸の調子が悪くなる人っていませんか?それと同じく、美味しいと思って食べていたとしても、体がその食事にフィットするまで時間がかかるのは犬も人間も同じなんですよね。
「うちのわんちゃん胃は腸が丈夫だし、不安定になったことなんてありません♪」と思っていても、少し注意をしておいてあげるようにしましょう。
また、このようにゆっくり切り替えていくことで、新しいフードにアレルギーが出ていないかの確認もできるので、メリットもたくさんあるのですよ♪
ブレンドしている過程で気になる症状が出てきたらどうしたら良い?
「徐々にブレンドする配合割合を変えていく」ということをお伝えしていますが、比率を替えたことによって、
あれ?食いつきが悪くなってる??
新しいフードの割合が増えたら食べなくなった…
など、ちょっと気になることが出てきたり、うんちの状態が悪くなってきたりなど、なんらかの不具合が出てきた場合には、一度、前段階の比率に戻してまた様子見をしてください。なにか不調が出てきたからといっていきなり前のフード10割に戻すというのはおすすめしません。
なぜなら、せっかく時間をかけてゆっくり配合を変えて胃に負担のないようにしてきたのに、ここで10割戻してしまったら元も子もないことになってしまいます。
フードを替えて出た不調=新しいフードがよくないと思って焦ってしまう気持ちもわかりますが、決してフードだけが原因ではありません。新しいフードのせいなのかを見極めるためにも、前段階の割合比率に戻すことで様子をみてください。
一層お腹がしんどいからやめてほしいワン…
それでまた、新しいフードの比率を増やしていく…というのをじっくりゆっくり繰り返してあげます。あくまで飼い主さんは、焦らずにゆっくりと時間をかかけて切り替えるということを意識しましょう。一番大事なのは愛犬の負担にならないことですからね。
それを繰り返した結果、やはり、ある一定量以上になったら同じ不調が出る…ということではれば、もしかしたら、新しいフードの原材料の中に、愛犬の体質に合わないものが入っている可能性があります。
その場合は仕方ありません…。明らかなアレルギー症状が出ているようであれば、せっかく買ったのにもったいない…という気持ちになるのはわかりますが、無理に与え続けないようにしましょう。
「うちの子は問題なさそう…」という場合でも10日はかけましょう!
ブレンド配合の割合で問題なさそうであれば、新しいフードへの移行が早くできる子もいます。
これまでのフードと原材料にさほど差もなく、まったく問題なさそうというケースもあると思いますし、原材料が多少変わろうが、胃腸が丈夫で体質的にも新しい食べ物にフィットしやすい子もいるでしょうし。
しかし、たとえ早く順応できそうな子であっても、やはり少なからず7日~10日はかけてあげるようにしましょう。
ぼくの胃腸のこと考えてくれてありがとう♪
先ほどもお伝えしたとおり、問題なく食べていようが、そのフードを好きそうにしていようが、胃腸が新しいフードに馴染むようにしてあげる必要があります。
フードローテーションをしていて、確実に、
とわかっている場合であっても、胃腸の負担を軽減するために、ブレンドをしながらの切り替えは徹底するようにしてくださいね。
食べられるもの、不調が起きないもの、愛犬が好きなものとわかっていようがいまいが、第一は愛犬の胃腸に負担がないこと。これが鉄則です。
切り替える時は「少量パック」で購入して様子を見ながらがおすすめ!
「せっかく買ったのに食べなかった…」と、飼い主さん的にもガッカリなことがないように、お試しパックや少量パックがあれば、そういったものを購入してください。
あるいは、複数の容量の異なるものが出ているのであれば、容量が少なめなものを購入してもいいですしね♪
大容量販売のものの方がグラム単価的にはお買い得になっているので、
どうせ替えるなら大容量のものをお得に買いたい…
という人もいると思います。ドッグフードって案外家計を圧迫することもあるので、割安で買えた方が嬉しいですもの。しかし、新しいフードに切り替える時は別問題!食べなかったり、愛犬に不調が出たりして、与えられなくなってしまったら意味がありません。
いくら割安でも、大容量パックを買って食べてくれなかった時のショックは大きいものです…。でもそれは、食べてくれない愛犬のせいではなく、選び方ひとつで対処できること。
少し割高に感じても、愛犬の体調が優先です!少量パックで試すようにしてみましょう。
「先住犬(親犬)が大丈夫だった=この子も大丈夫」ではない!
過去に犬を飼っていたことがある・先住犬がいる人の場合、
前の子も大丈夫だったからこの子も大丈夫だろう。
とういう油断が生まれがちです。あるいは、
親犬がこうだからこの子もこうだろう
と思い込むケースもあります。たしかに遺伝的に親犬がダメだったものが、引き継がれることもありますが、血筋に関係なく大丈夫だった・ダメだったということはよくある話です。個体差があるので、しっかり見極めてあげましょう。
特に多頭飼いの人は、ひとつのフードを共有できるのは家計的にも理想ですが、こっちの子はこれはいいけど、こっちの子はこれはダメで…ということも出てきます。大変かもしれませんが、それぞれに合うフードを探してあげてください。
切り替えがうまくいったとしても、しばらくは愛犬の様子を確認!
無事にフードを新しいものに移行できたとしても、まだまだ油断は禁物です!
というのも、犬が口にしたものが実際に体に反映されるようになるには、早い場合は2週間程度、少なからず1ヶ月はかかると言われています。体質によっては2ヶ月ほど経たないと判断できないケースもあるので、新しいフードに移行した、はい、無事おしまいとはいきません。
新しいフードに切り替えている期間と、実際にその新しいフードに切り替えてからのしばらくの間は、愛犬の体調には十分注意しておきてあげましょう。
食べてしばらくしてから嫌な症状が出ることもあるんだ…
どういったことに注意しておきたいかというと、
などがあります。
もちろん、良い効果として出ることもあるのですが(上記で挙げた真逆に、便がよくなった、皮膚がきれいになった、涙やけが消えたなど)、しばらくは安定して食べるようになったといしても、他の症状(変化)が出ていないか、しっかりチェックしておくようにしましょう。
愛犬の性格・状態をしっかり見極めることが大事!
フードを食べなくなる原因はさまざまありますが、フードの切り替え方の問題から食べたくない…という素振りをする子や、体調を崩してしまう子もいます。
フードの与え方・切り替え方は飼い主さんができる範囲のことですから、こういったことに気をつけながら、愛犬の性格や好み、体質に合っているのかをしっかり見極めて、給餌・フード選びをするよう心がけてあげましょう♪
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