災害・避難時の準備!犬の非常食としておすすめなドッグフード

ドッグフードの知識・選び方

豪雨に大型台風、猛暑など、昨今、これまで経験したことがないようなことが起こっていますし、地震などの天災も頻繁に発生しています。天災による甚大な二次災害もあり、不安定になりつつあるのが現状です。

避難グッズ・避難バッグなどを用意している方も多いとは思いますが、緊急時用の愛犬のごはん(ドッグフード)は用意してあるでしょうか?インフラがストップしてしまった時のことを考えて、人間の食べ物だけではなく、犬のフードについても考えておきたいところです。

今回は犬を飼っている方がもしもの時に備えて考えておきたいことや、緊急時や非常時の時のために持っておきたいドッグフードについて考えていきます!

 

もしもの時に備えてクレート・ケージに慣れさせておきましょう!

あなたのわんちゃんは、クレート(バリケンネル、キャリーなど:以下クレートで統一します)やケージにスムーズに入ってくれますか?

トレーニングなどでも、クレートやケージを使って行うことがありますが、中には、クレートに入るのを嫌がるわんちゃんもいると思います。でも、犬が嫌がるからといって、そのままにしていないでしょうか?

というのも、クレートにスムーズに入れる(入ることに慣れている)ということは、緊急時・避難時などにも大変有効なことだからです。

避難所に犬が嫌いな人もしるかもしれませんもんね…

クレートに入るのが苦手な子の場合、万が一の時には、車中泊で過ごすというのもひとつの対策だと思います。そのため、車に乗るのに慣れさせておくというのもアリだと思いますが、車で対処できないケースもあるかもしれません。

そもそも車がないご家庭もあるでしょうし、車も天災でダメになってしまう可能性もあります。それに、愛犬がクレートなどに入っていない状態で、交通事故に遭ってしまったら…。(←考えすぎとはいえない理由があります)

というのも、私も愛犬と車に同乗している時に、完全に相手の過失の車が大破するもらい事故に遭ったことがあります。幸い愛犬はクレートに入っていて無事でしたが、もしこの時、愛犬がクレートに入っていなかったらと思うと…。。

こっちが気をつけてても相手がある話ですしね…

犬を車に乗せてお出かけすることがない・犬が車に酔うという方もいるかもしれませんが、いずれにしても、クレートに入れないよりも入れるに越したことはありません。クレートに入れることでのデメリットはひとつもないですし。

また、クレートじゃなくても、ペット用のキャリーバッグなどもありますよね。ただ、バッグの場合は衝撃などを受け止める強度はありません。それに衛生面という意味でも、掃除・手入れのしにくさもあると思います。

緊急時に備えて、ある程度強度があり、顔が出ないようにできるクレートやバリケンを使用できるようにしておく・愛犬がスムーズに入れるように慣れさせておくというのは、大事なことだと思いますので、日頃からトレーニングしておくようにしましょう。

 

避難所に行ったとしても、犬が苦手な人もいるため配慮をするように

「避難先でペットが被災者の心の支えになった」という、心温まるお話もありますし、私も動物が好きなので、あまりこんなことを言いたくはないのですが、中には犬が苦手な方・嫌いな方もいらっしゃいます。動物に嫌悪感がある方もいるでしょう。

そういった意味でも、

  • 吠えないようにする
  • ペットをフリーにしない
  • 避難先では犬の顔がでない状態にできるクレートやケージに入れておく

などの配慮は必要です。

ペットも大事な家族

ペットを飼われている方にとっては、この感覚は当然に感じるかもしれませんが、動物が苦手な人、嫌いな人、あるいはアレルギーがある人からしたら、嬉しくはないこともあります。この場合、残念ながら、どんなに良い子だろうが、かわいかろうが関係ありません…。

飼い主さんからしたら、愛犬を邪険にされると心苦しいでしょうが、犬をウェルカムではない方への配慮という意味でも、クレートやケージなどで顔が出ないようにしておくのも、避難所では大事なことです。

ただ、実際のところ、ペットを連れて避難できない避難所などもありますので、避難場所などについても、日頃から考えておくようにしておきましょう。

 

非常時・緊急時に愛犬のために備えておきたいアイテムとは?

避難が必要な時に、愛犬のために用意しておきたいものは、

  • ドッグフード
  • リード、首輪、ハーネスなど
  • トイレ用品(マナーウェアやトイレシート)
  • クレートやケージ

などがあります。

常用しているお薬がある子の場合は、ここに薬もプラスさせることもあるでしょう。避難の状況によってはトイレグッズは不要なケースもあるかもしれません。ただ、避難グッズとしては用意しておいた方が良いと思います。

緊急時は人間用の支援物資は優先されても、ペット用品などは後回しになってしまうケースも多いため、飼い主さんが準備しておいてあげるようにしておきましょう。

余裕があればストレス発散用のおもちゃもあると良いな

また、鑑札や迷子札をつけた首輪を常に愛犬に着けているという人もいるでしょうが、ハーネスなどの場合は、愛犬が鑑札や迷子札を常につけているわけではないケースもあるのではないでしょうか?

今は愛犬のマイクロチップの挿入がベースになっていますが、マイクロチップが入っていない子もいますし、緊急時は停電やシステム障害でマイクロチップで追えない可能性もあります。

避難した時に犬とはぐれてしまわないよう、避難グッズに入れるハーネスや首輪に迷子札をつけておくのもよいでしょう。(※避難先で環境が変わったことにより、愛犬にストレスがかかり普段はしない行動をしてしまう子もいますので)

 

緊急時の避難バッグに入れておきたいドッグフードのポイント

避難などの緊急事態に準備しておくドッグフードって、一体どんなものを選べばよいのでしょう?

先にポイントをお伝えしますと、

  • 少量食べるだけでも栄養がしっかりとれる高栄養価のフード
  • ある程度、賞味期限が長くあるフード
  • 重すぎないこと(持ち歩きに人間の負担にならないこと)

などがあります。

栄養価が低いものだったら、量を食べないと栄養が足りないため、せっかく用意しておいてもすぐになくなっちゃいますし、避難時に賞味期限切れになっていては元も子もないことです。心配だからといって、なんキロも持って行くことはできませんし。

理にかなっていて、犬にも良いことがポイント

人間用の避難アイテムだけでも結構な重さになるでしょうから、負担にならない程度の量でも構いませんし、どのくらいの量のフード・何日分くらいのフードを用意しておくかは、飼い主さん自身の判断によります。そのため定義つけはしません。

それに、避難や緊急時といった「万が一」か起きない可能性もあります。もちろん、起きないに越したことはありませんし。(せっかく準備しておいて使わなければもったいないと感じる人もいるでしょうし)

ですので、飼い主さんの負担にならず、かつ、もしものことがあった時にも、対処がしやすいフード・愛犬にも良いフードを用意しておくといいですね。

 

避難時や緊急時に適さないドッグフードってどんなもの?

緊急時用や避難バッグに入れておくフードとして、適さないもの・不向きなものもあります。

たとえば、先ほどご紹介したような低栄養価なフードであれば、量を食べないと必要カロリーや栄養素を網羅できなくなってしまいます。かなりの量を準備しておかなけらばなりません。

ウェットフードもそうです。日持ちはしますが、トレータイプであっても缶詰めタイプであってもおすすめはしません。ウェットフードなら水分も取れるため、1、2個であれば良いとは思いますが、

  • 重くてかさばりやすい
  • 開封後のゴミが増える
  • 栄養価がドライフードよりも低いので、量を食べないと栄養価が足りない
  • 一度開封してしまうと、傷むのが早い(ストックできない)

などの懸念点があります。

人間用の避難グッズより重くなりそう…

また、持ち運びしやすいとはいえ、サンプルサイズのフードや、少量パックのフードだけというのもおすすめしません。ないよりはいいかもしれませんが、何日物資が途絶えるかもわからないのに、それだけでは乗り切れない可能性もあります。

あるいは、いくら心配とはいえ、大容量パックも避難時に持ち出しにくいこともあるでしょうし、ストック場所も取ることになるため、避難バッグに入れておく量ではありませんものね。

繰り返しになりますが、何日分を想定するかにもよりますので、絶対ダメという話ではありませんが、犬の栄養も考えつつも、飼い主さんの負担にならないように工夫することが大切です。

 

【重要】フードをえり好みしないで、食べられる子にしておきましょう!

避難や緊急時に備えて、日頃から考えておきたいのは、フードをえり好みしないで、どんなフードでも食べられるようにしておくことです。

避難時においては、無添加だの、栄養価だのこだわっていられない状況になることもあるかもしれません。いつも食べているフードが簡単に入手できなくなることもあるでしょうし。

そのため、病気や不調、アレルギーなどで、フードを選べない状態でもない限り、

うちの子、これしか食べれません

という子にしないようにしておきたいところです。そうなってしまうと、食べられるものがなくなってしまいます。命に係わることですよね。「本当にお腹が空いたらなんでも食べるでしょう?」と思う方もいるかもしれませんが…。

「避難用アイテムとして用意するフードを、いつも食べてるものにしておけばいいじゃない?」と思うかもですが、では、用意していたフードが避難期間になくなった時はどうでしょう?その時、これまで通りに、そのフードが入手できるとは限りません。

インフラ整備が追い付かず、物資供給に時間がかかるかもしれませんし、その「これしか食べない」というフードが、ネット注文でしか購入できないフードだったら、届かない可能性も考えられます。(言い出したらキリがないのですが…)

フードの生産工場がダメになる可能性もありますし…

フードをえり好みしたり、好き嫌いが激しかったり、食べないものが多かったりということ自体、飼い主さんとしても心配だとは思いますが、そのままにしておいては、万が一の時に困るのは飼い主さんであり、愛犬です。

日頃からどんなものでも食べられるように、

  • フードローテーションをしてみる
  • 偏食にさせないような対応をする

など、工夫をしておく方がいいかなと思います。(あくまで個人の見解です)

 

 

犬の管理栄養士が選ぶ!避難時に使いやすいドッグフーとは?

「よし!避難に備えてフードを用意しておこう!」と思ったとしても、最適なフードってどんなものがあるのでしょうか?

ここでは、ご参考までに、

  • 我が家が採用している避難時用のフード
  • こんなのも良いのでは?
  • こんなのもありますよ!

という、具体的なフード名を挙げてご紹介します♪

緊急時用の避難バッグに入れておいても重たくなくて、栄養価も高くて重宝するフード…果たしてどんなものがあるのか、詳しく確認していきましょう。※ご紹介するドッグフードは以下の記事・フード選びの基本に基づいてピックアップしました!

 

 

避難時に使いやすいドッグフード①K9 Naturalの総合栄養食(ドライ)

私が採用している避難時用のフードは、K9 Naturalの総合栄養食です。

  • 高栄養価
  • 軽さ
  • 賞味期限の長さ

を兼ね備えたフードだと思います。こういった緊急時・避難時にはベストなフードでは?と思っているほどです。

もともと栄養補助食としてトライプをフードにブレンドしていることもありますし、過去にもK9の総合栄養食を与えてみたことがあったので即決でした。通常のフードとして与えるには、お値段がかわいくないのが玉に瑕なのですが、こういった緊急時用としてはかなり重宝すると思います。

早く理由を詳しく教えてよ!

K9の総合栄養食の原産国や栄養価は以下のとおりです。

原産国 ニュージーランド
種類 5種
ラム、ビーフ、チキン、ホキ&ビーフ、ラム&サーモン
販売容量 15g / 100g / 500g / 1.8kg
特徴 フリーズドライ、グレインフリー、グルテンフリー、
無添加、99%以上に自然食材を使用、イモ類・豆類不使用
公式サイト https://www.k9natural.jp/
購入できるサイト 公式サイトAmazon
Yahoo!ショッピング楽天市場

フリーズドライだから軽いんだ!!

グルテンフリー・グレインフリーに、豆類不使用などと、アレルギー体質な子でも食べやすいシリーズ展開になっています。そしてトライプフードで栄養価も非常に高く、疫病が発生したことのないニュージーランド産というのも安心できるポイントです。

また、未開封の場合、製造から約2年間の常温での保存ができます。市販のドライフードだといいとこ、製造から1年の賞味期限ですから、十分、避難用の保存食としては理にかなっているのではないでしょうか。

それにフリーズドライになっているため、かなり軽量なっています。(その分、トライプのにおいはかなりします)パッと見たら販売容量少なくない?と思うかもしれません。しかし、栄養価や原材料の詳細を見ていただければ、なぜおすすめなのかわかっていただけると思います。

100gに対する栄養価がめちゃくちゃ高い!

種類 原材料 成分
ラム

子羊肉、レバー(子羊)、心臓(子羊)、グリーントライプ(子羊)、血(子羊)、卵、脾臓(子羊)、腎臓(子羊)、骨(子羊)、ひまわり油、フラックスシードフレーク、昆布、ニュージーランド緑イ貝、かぼちゃ、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、硫酸カリウム、乾燥昆布、りんご、洋なし、塩化ナトリウム、ビタミンE、プロティネイト亜鉛、プロティネイト鉄、酸化マグネシウム、セレン酵母、プロティネイト銅、プロティネイトマンガン、ベータカロチン、ビタミンB1、ビタミンD3
粗タンパク質:35.5%以上
粗脂質:37.0%以上
粗繊維:2.5%以下
粗灰分:9.0%以下
水分:8.0%以下
カロリー:572.5kcal
ビーフ

牛肉、レバー(牛)、グリーントライプ(牛)、腎臓(牛)、心臓(牛)、血(牛)、卵、脾臓(牛)、骨(牛)、ひまわり油、フラックスシードフレーク、昆布、ニュージーランド緑イ貝、かぼちゃ、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、硫酸カリウム、乾燥昆布、りんご、洋なし、塩化ナトリウム、ビタミンE、プロティネイト亜鉛、プロティネイト鉄、酸化マグネシウム、セレン酵母、 プロティネイト銅、プロティネイトマンガン、ベータカロチン、ビタミンB1、ビタミンD3
粗タンパク質:35.0%以上
粗脂質:37.0%以上
粗繊維:2.0%以下
粗灰分:13.0%以下
水分:8.0%以下
カロリー:526.9kcal
チキン

鶏肉、、フラックスシードフレーク、ホキ(白身魚)オイル、昆布、ニュージーランド緑イ貝、かぼちゃ、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、リン酸ニカリウム、乾燥昆布、りんご、洋なし、塩化ナトリウム、ビタミンE、プロティネイト亜鉛、プロティネイト鉄、ひまわり油、酸化マグネシウム、セレン酵母、プロティネイト銅、プロティネイトマンガン、ベータカロチン、ビタミンB1、ビタミンD3
粗タンパク質:48.0%以上
粗脂質:34.0%以上
粗繊維:2.0%以下
粗灰分:9.0%以下
水分:8.0%以下
カロリー:498.6kcal
ホキ&ビーフ

ホキ(白身魚)、牛肉、グリーントライプ(牛)、レバー(牛)、脾臓(牛)、腎臓(牛)、心臓(牛)、血(牛)、、ひまわり油、フラックスシードフレーク、昆布、ニュージーランド緑イ貝、かぼちゃ、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、硫酸カリウム、乾燥昆布、りんご、洋なし、塩化ナトリウム、ビタミンE、プロティネイト亜鉛、プロティネイト鉄、酸化マグネシウム、セレン酵母、プロティネイト銅、プロティネイトマンガン、ベータカロチン、ビタミンB1、ビタミンD3
粗タンパク質:46.0%以上
粗脂質:35.0%以上
粗繊維:2.5%以下
粗灰分:12.0%以下
水分:8.0%以下
カロリー:528.0kcal
ラム&サーモン

子羊肉、グリーントライプ(子羊)、心臓(子羊)、鮭、腎臓(子羊)、レバー(子羊)、血(子羊)、、 脾臓(子羊)、骨(子羊)、ひまわり油、フラックスシードフレーク、昆布、ニュージーランド緑イ貝、かぼちゃ、 ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、硫酸カリウム、乾燥昆布、りんご、洋なし、塩化ナトリウム、ビタミン E、 プロティネイト亜鉛、プロティネイト鉄、酸化マグネシウム、セレン酵母、プロティネイト銅、プロティネイトマン ガン、ベータカロチン、ビタミン B1、ビタミン D3
粗タンパク質:38.0%以上
粗脂質:38.0%以上
粗繊維:2.5%以下
粗灰分:4.0%以下
水分:8.0%以下
カロリー:535.0kcal

一部、牛やチキン、卵を使用したフードもあるので、こういった食べ物にアレルギーがある子はどのフードを採用するのか注意が必要な面もありますし、種類によっては脂質や灰分が高めのものもあります。

でも、変なものは入っていないよ!

しかし、少量食べるだけで栄養価が摂取できるため、緊急時には非常に有効なフードです。販売容量が少ないようには見えますが、5kgの子の成犬で、避妊・去勢手術を終えていて適度に運動している子に、ラムを与えると想定しますと、1日65g食べればOK!

1.8kgを用意しておけば27日は過ごせる計算です。一般的なドライフードで1.8kgのものを5kgの成犬が食べ切るのは15日前後(与えるフードによりますが)ですので、同じ要領のフードを用意したとしても、こちらの方が長くもつことがわかります。

量を食べたがる子からしたら物足りないかもしれませんが、避難などの非常時であればそんなこと言ってられませんしね…。

野菜やフルーツの使用もあって良いと思いますよ!

水やお湯でふやかして食べるのが理想ですが、そのままの状態でも食べることができるので、避難時まだ水が十分ない場合であっても食べられるのも良いと思います。

ただし、K9は原則、公式代理店でなければ購入できません。(中には並行輸入品も出回っていますが)そのため、取り扱っているお店自体が少ないのがデメリットかな?とは思います。

近くに取り扱い店がある方にとっては、気軽に購入して試すこともできますが、お店がない方はネット購入一択です。商品の実物を見て買いたい方・店舗のスタッフさんに相談してから買いたい方もいるでしょうから、そういった方にはネット購入は手間に感じるかもしれません。

 

 

避難時に使いやすいドッグフード②Instinct(インスティンクト)

InstinctのRAW LONGEVITY(ローロンジェビティ)シリーズも、超小型犬~小型犬であればあり!小型犬までという風にしたのは、販売容量があまり多いものがないためです。

Rawとあるとおり、生の素材の良さを大事にして作られたフードで、栄養価が落ちないように加工を最低限にしています。そのため嗜好性の高さ(食いつきのよさ)は非常に高いのもポイントです。

こちらもフリーズドライ製法になっています。軽くて栄養価が高いという点から、避難などの緊急時には最適なフードとしてご紹介しました!

生肉のフリーズドライ加工って大丈夫なの?

しかし、「いくら生肉が犬にとって良いとは言われても、菌とか大丈夫なの?」という意見もあるのではないでしょうか?その説明については、公式サイトに記載されていたので、引用してご紹介しておきますと、

生の栄養

超高圧殺菌のHPPを使用することで、純粋な栄養や酵素はそのままに、有害なバクテリアだけを非活性化。加熱処理のように食材が変化することなく、自然の風味、抗酸化物質、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養素や酵素を閉じ込めました。

引用元:Instinct公式サイト

とのことでした。HPPとはHigh Pressure Processingの略で、非加熱かつ薬品・保存料などを一切使うことなく殺菌する処理のこと。決して怪しい技術ではありません。むしろ高度技術!

それに、原材料は遺伝子組み換えなどをしていない野菜などを使用していますので、ヒューマングレードに等しい厳しい基準をクリアした食材を使用しています。製造工場も衛生基準をクリアしていますので、心配する必要はありません。

品質は大丈夫ということですね

というわけで、詳細をご紹介していきます。

原産国 アメリカ
種類
  • 子犬用:2種類(チキン・ビーフ)
  • 成犬用:2種類(チキン・フィッシュ)
  • シニア用:1種類(チキン)
販売容量
  • 子犬用:42g、269g
  • 成犬用&シニア用:269g
特徴 フリーズドライ、グレインフリー、グルテンフリー、
無添加、ミールフリー、イモ類・豆類不使用
公式サイト https://shop.instinctpetfood.co.jp/
購入できるサイト 公式サイトAmazon
Yahoo!ショッピング楽天市場

K9のように容量があるわけではないね

インスティンクトのフリーズドライフードは、未開封の状態であれば製造から18ヶ月の賞味期限があるので、これもK9と同様に一般的なフードの賞味期限に比べると長い方のフードに該当します。ただ、やはり…HPPという特殊製法なのでお値段はやはりかわいくありません…。

ちなみに、raw BOOTSTシリーズ(一般的なドライフード)も非常用には良いかなと思います。というのも、100gに対するカロリーがかなり高く、たんぱく質量や脂質量などの成分も多めになっているから。

ただ、ミール主原料のものがあったので、今回の紹介からは省きました。(生にこだわったといっているのにミール主原料??そもそもミールって加工品でしょ?、とちょっとよくわからなかったので…。)言い出すとただのダメ出しになるのでここでは深く書きません。

それぞれ詳しくみてみましょう!

種類 原材料 成分
子犬用チキン

チキン(チキンボーンを含む)、チキンレバー、チキンハート、イエロースクワッシュ、りんご、にんじん、亜麻仁、乾燥かぼちゃ、ブルーベリー、モンモリロナイトクレイ、ミスカンタスグラス、フィッシュオイル、ビーツ、ほうれん草、ドライチコリルート、ビタミン類(ビタミンEサプリ、チアミン一硝酸塩、ビタミンD3サプリメント)、食塩、塩化カリウム、ドライバチルスコアギュランス発酵物、リン酸三カルシウム、酵母培養物、タウリン、ミネラル(亜鉛タンパク質、銅タンパク質、マンガンタンパク質、ヨウ素酸カルシウム)、塩化コリン、アスコルビン酸、混合トコフェロール(鮮度保持用)、ローズマリーエキス
粗タンパク質:36.0%以上
粗脂質:34.0%以上
粗繊維:4.0%以下
粗灰分:未記載
水分:9.0%以下
カロリー::1,280.4kcal/269g
※475.0kcal/100g
子犬用ビーフ

ビーフ、ビーフレバー、ビーフ腎臓、ビーフ脾臓、ビーフハート、ビーフボーン、イエロースクワッシュ、りんご、にんじん、ミスカンタスグラス、亜麻仁、モンモリロナイトクレイ、フィッシュオイル、ほうれん草、ブロッコリー、ブルーベリー、クランベリー、ビタミン(ビタミンEサプリ、チアミン一硝酸塩、ビタミンD3サプリメント)、塩化カリウム、食塩、酵母培養物、タウリン、ミネラル(亜鉛タンパク質、銅タンパク質、マンガンタンパク質、ヨウ素酸カルシウム)、塩化コリン、混合トコフェロール(鮮度保持用)、リン酸三カルシウム、ローズマリーエキス、ドライバチルスコアギュランス発酵物
粗タンパク質:36.0%以上
粗脂質:34.0%以上
粗繊維:4.0%以下
粗灰分:未記載
水分::6.0%以下
カロリー::1,278.8kcal/269g
※475.4kcal/100g
成犬用チキン

チキン(チキンボーンを含む)、チキンレバー、チキンハート、イエロースクワッシュ、りんご、にんじん、亜麻仁、モンモリロナイトクレイ、ミスカンタスグラス、フィッシュオイル、ほうれん草、ブロッコリー、ブルーベリー、クランベリー、ビタミン類(ビタミンEサプリ、チアミン一硝酸塩、ビタミンD3サプリメント)、リン酸三カルシウム、塩化カリウム、食塩、酵母培養物、タウリン、ミネラル(亜鉛タンパク質、銅タンパク質、マンガンタンパク質、ヨウ素酸カルシウム)、塩化コリン、混合トコフェロール(鮮度保持用)、ローズマリーエキス、ドライバチルスコアギュランス発酵物
粗タンパク質:36.0%以上
粗脂質:34.0%以上
粗繊維:4.0%以下
粗灰分:未記載
水分:9.0%以下
カロリー::1,364.6kcal/269g
※507.3kcal/100g
成犬用フィッシュ

スケソウダラ、ヒマワリ油、パンプキンシード、イエロースカッシュ、リンゴ、ニンジン、モンモリロナイトクレイ、亜麻仁、ミスカンタスグラス、フィッシュオイル、ほうれん草、ブロッコリー、ブルーベリー、クランベリー、リン酸三カルシウム、イーストカルチャー、塩化コリン、ビタミン(パントテン酸Dカルシウム、ビタミンEサプリメント、チアミン一硝酸塩、ビタミンD3サプリメント、ビタミンAサプリメント)、塩化カリウム、ミネラル類(亜鉛タンパク質、鉄タンパク質、銅タンパク質、マンガンタンパク質、亜セレン酸ナトリウム、エチレンジアミンジハイドライド)、食塩、タウリン、混合トコフェロール(新鮮保持用)、ローズマリーエキス、ドライバチルスコアギュランス発酵物
粗タンパク質:58.0%以上
粗脂質:16.0%以上
粗繊維:5.0%以下
粗灰分:未記載
水分:6.0%以下
カロリー:1041.6kcall/269g
※387.2kcal/100g
シニア用

チキン(チキンボーン含む)、チキンレバー、チキンハート、にんじん、りんご、イエロースクワッシュ、亜麻仁、ココナッツオイル、モンモリロナイトクレイ、ミスカンタスグラス、フィッシュオイル、ブルーベリー、クランベリー、ほうれん草、ビーツ、ニュージーランドグリーンマッセル、チコリルート、ビタミン(ビタミンEサプリメント、チアミン一硝酸塩、ビタミンD3サプリメント)、リン酸三カルシウム、食塩、塩化カリウム、ターメリック、ドライバチルスコアギュランス発酵物、レモンバーム、酵母培養物、タウリン、ミネラル(亜鉛タンパク質、銅タンパク質、マンガンタンパク質、ヨード酸カルシウム)、塩化コリン、アスコルビン酸、混合トコフェロール(鮮度保持用)、L-カルニチン、ローズマリーエキス
粗タンパク質:36.0%以上
粗脂質:34.0%以上
粗繊維:4.0%以下
粗灰分:未記載
水分:6.0%以下
カロリー:1,303.8kcal/269g
※484.7kcal/100g

正直、シニア用のフードが成犬用のフィッシュより高栄養価なのは、気になったところではありますが、アレルギーなどの子に配慮して、魚タイプのフードも製造されているのは良いなと思います!

お値段はかわいくない・大容量パックはないとはいえ、非常事態がなく賞味期限内に使うことがなかったとしても、すぐに使い切りやすい容量です。ストック用として持っておくにはありではないでしょうか♪

 

避難時に使いやすいドッグフード③Orijien(オリジン)

Origien(オリジン)・ACANA(アカナ)の2シリーズ展開を、同一フードメーカーが手がけています。今回はより高栄養価のオリジンのご紹介です。中でも成犬用をピックアップしたいと思います。(パピー用は高栄養価が当たり前なので)

このメーカーの売りは、「ホールプレイ(原材料を丸ごと使用)」であること。(※もちろん、ひづめなどの副産物は省いてありますが)魚や野菜、フルーツなどは丸ごと使用してあります。

※ホールプレイ:ペットに栄養を与えるための肉、家禽肉、魚、心臓、レバー、腎臓などのジューシーな内臓、少量の骨などの原材料をそのまま使用すること

引用元:公式サイト

鮮度がいいからできることだね

とれてから5日以内のフレッシュな原材料を使用していることや、信頼できる品質の農家さんや牧場などから仕入れたヒューマングレード食材だからこそできることですね!

傷んだり、鮮度が悪いものだと全部使うなんてできませんもの。丸ごとのフレッシュ素材なので、粉にした肉・野菜・フルーツなども使用していないので、食材そのものの栄養がしっかり栄養としても反映されています。

そのため嗜好性も高く、食いつき改善にもいいかもしれません。ただ、高栄養価すぎて日常のフードとして使うには、与える子を選びます。ただ、緊急時・避難用という意味ではこの高栄養価・高カロリーすぎる点がメリットになるのです♪

少量食べるだけでも栄養とれるからだね!

原産国 アメリカ
種類 3種
オリジナル、ツンドラドッグ、
レジオナルレッドドッグ
販売容量 340g / 2kg / 6kg / 11.4kg
特徴 グレインフリー、グルテンフリー、トライプ
無添加、ヒューマングレード、ミールフリー
公式サイト https://acana.net/
購入できるサイト 公式サイトAmazon
Yahoo!ショッピング楽天市場

避難時用のフードに採用しようか迷っている方は、340gタイプを試してみて、食べられるかどうかを確認しておくと良いですね♪

粒のサイズが12mm程度、厚みが7mm程度なので超小型犬には不向きかも…

なんともシリーズ名が変わっていて、詳細がイメージしにくいと思いますので、原材料や成分の詳細も確認してみましょう。

種類 原材料 成分
オリジン

 

生牛肉、生イノシシ肉、生ラム肉、生豚肉、生牛レバー、生サーモン、生豚レバー、、ディハイドレートラム肉、ディハイドレート牛肉ディハイドレートニシン、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとピント豆、ディハイドレート豚肉、ディハイドレートイワシ、丸ごと緑レンズ豆、丸ごとヒヨコ豆、丸ごと白インゲン豆、レンズ豆繊維、牛脂肪、ポロック油、生イノシシレバー、生ラムレバー、生牛腎臓、生牛トライプ、生ラム腎臓、生ラムトライプ、乾燥ケルプ、カボチャ、バターナッツスクワッシュ、ズッキーニ、ニンジン、リンゴ, 洋梨、乾燥チコリールート、ケール、ホウレン草、ビートの葉、カブラ菜、クランベリー、ブルーベリー、サスカトゥーンベリー、ターメリック, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ、植物油から抽出したトコフェロール、クエン酸、ローズマリーエキス、亜鉛、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、D-パントテン酸カルシウム、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12、ビタミンE、エンテロコッカスフェシウム菌
粗タンパク質:38%以上
脂質:18%以上
粗繊維:5%以下
粗灰分:9.0%以下
水分:12.0%以下
カロリー:386kcal
ツンドラ

 

生ラム肉、生鹿肉、生鴨肉、生ホッキョクイワナ、生イワシ、生豚肉、 生鴨レバー、生ラムレバー、、ディハイドレートラム肉、ディハイドレート白身魚、ディハイドレートアオギス、ディハイドレートマトン肉、ディハイドレートニシン、ディハイドレートサバ、生ヤギ肉、生豚レバー、緑レンズ豆、ヒヨコ豆、エンドウ豆, 生スチールヘッドトラウト、鴨脂肪 、赤レンズ豆、ピント豆, レンズ豆、ポロック油、白インゲン豆、エンドウ豆スターチ、生ラム腎臓 、生ラムトライプ、乾燥ケルプ、カボチャ、バターナッツスクワッシュ、ズッキーニ、ニンジン、リンゴ洋梨、乾燥チコリールート、ケール、ホウレン草、ビートの葉、カブラ菜、クランベリー、ブルーベリー、サスカトゥーンベリー, ターメリック, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ、植物油から抽出したトコフェロール、ローズマリーエキス、ビタミンB1、ビタミンE、エンテロコッカスフェシウム
粗タンパク質:40%以上
脂質:18%以上
粗繊維:5%以下
粗灰分:9%以下
水分:12%以下
カロリー:386kcal
レジオナル

 

生牛肉、生イノシシ肉、生ラム肉、生豚肉、生牛レバー、生サーモン、生豚レバー、、ディハイドレートラム肉、ディハイドレート牛肉、ディハイドレートニシン、赤レンズ豆、ピント豆、ディハイドレート豚肉、ディハイドレートイワシ、緑レンズ豆、ヒヨコ豆、白インゲン豆、レンズ豆繊維、牛脂肪、ポロック油、生イノシシレバー、生ラムレバー、生牛腎臓、生牛トライプ、生ラム腎臓、生ラムトライプ、乾燥ケルプ、カボチャ、バターナッツスクワッシュ、ズッキーニ、ニンジン、リンゴ、洋梨、乾燥チコリールート、ケール、ホウレン草、ビートの葉、カブラ菜、クランベリー、ブルーベリー、サスカトゥーンベリー、ターメリック、オオアザミ、ゴボウ、ラベンダー、マシュマロルート, ローズヒップ、植物油から抽出したトコフェロール、クエン酸、ローズマリーエキス、亜鉛、ビタミンB1、ビタミンB2:、ナイアシン、D-パントテン酸カルシウム、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミン、エンテロコッカスフェシウム菌 
丸ごとヒヨコ豆, 丸ごと白インゲン豆, レンズ豆繊維, 牛脂肪 (2%), ポロック油 (2%), 生イノシシレバー (2%), 生ラムレバー (1.5%), 生牛腎臓 (1.5%), 生牛トライプ (1.5%), 生ラム腎臓 (1%), 生ラムトライプ (1%), 乾燥ケルプ, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとズッキーニ, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮丸ごとリンゴ, 新鮮丸ごと洋梨, 乾燥チコリールート, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮ビートの葉, 新鮮カブラ菜, 丸ごとクランベリー, 丸ごとブルーベリー, 丸ごとサスカトゥーンベリー, ターメリック, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ 酸化防止剤: 1b306(i) 植物油から抽出したトコフェロール: 121 mg, E330 クエン酸: 40 mg, ローズマリーエキス: 80 mg 添加栄養素(1kgあたり): 3b606 (亜鉛: 105 mg), 3a821 ビタミンB1: 100 mg, 3a825i ビタミンB2: 20 mg,3a314 ナイアシン: 200 mg, 3a841 D-パントテン酸カルシウム: 60 mg, 3a831 ビタミンB6: 35 mg, 3a316 葉酸: 7 mg, ビタミンB12: 0.2 mg, 3a700 ビタミンE: 500 IU 添加腸球菌: 4b1707 エンテロコッカスフェシウム菌
粗タンパク質:38.0%以上
脂質:18%以上
粗繊維:5%以下
粗灰分:9.0%以下
水分:12%以下
カロリー:386kcal

※ディハイドレートについてはこちらをご確認ください。

100gあたり380kcalを超えると、かなり高カロリーなフードに該当します。ただし、このフードには複数のお肉が配合されていますので、アレルギーが多い子には不向きな側面も…。また、卵も配合されているため、卵アレルギーの子にはアウトです。

牛がダメな場合はツンドラ一択になりますね…

とはいえ、最近ドッグフードとしても流行りつつある、イノシシやシカを配合したジビエ要素の強いドッグフードですし、トライプも配合されているので、色んな食材から栄養が取れるというのは強みでもあります。

このレベルの高たんぱく質のフードは、原則、運動がかなり多い子にでなけれは通常フードとして与えるのはおすすめはしませんが、非常時ということであれば、少量食べるだけで高栄養価が摂取できるのは大変嬉しいこと!

さらに、ペットショップやある程度の大きさのホームセンターなどでも取り扱われていることがあるので、入手しやすいのもおすすめのポイントです。気になる方はチェックしてみてくださいね。

 

避難時に使いやすいドッグフード④WILLIAM(ウィリアム)

先にお伝えしておきますが、このフードは、

  • インターネットショッピング
  • 一部の動物病院

でしか購入できません。しかも、取り扱っている動物病院が公表されていないので、実質、公式サイトと公式が運営しているAmazonでのみ購入が可能と考えておいた方がよいでしょう。そのため、実物を見て買いたい方にはおすすめできません。

これは悪いことではなく、取り扱いメーカーが、しっかりトレースできるようにするためにしていること。トレースとは何かあった時の後追いができるようにするためで、要は責任を持って販売している証です。そのため転売なども禁止されています。

転売品は保証がないので注意してください

まず、フードの基本情報を確認してみましょう。

原産国 オランダ
種類 1種類チキンのみ
販売容量 1.8kg
特徴 グレインフリー、グルテンフリー、
無添加、ヒューマングレード
公式サイト https://petfoods.shop/shopping/lp.php?p=william
購入できるサイト 公式サイトAmazon

オランダ産のフードって、あまりなじみがない方もいるかもしれませんが、POCHIのドライフードなんかもオランダ産ですし、ほかにも大型のペットショップなどで取り扱われていることが多いTRIBALもオランダ産のドッグフードです。

ほかにもたくさんありますよ♪

8mm程度の粒のサイズなので、どんな犬種でも食べやすいサイズという印象です。

具体的な成分や原材料も確認してみましょう。

種類 原材料 成分
脱水鶏肉 、鶏生肉 、鶏脂 、鶏タンパク質 、サツマイモ、グリンピース、チコリ、亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、セレン、サーモンオイル、亜麻仁、乾燥全卵、ビール酵母、マンナンオリゴ糖、βグルカン、タウリン、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンD3、南極オキアミ、コンドロイチン硫酸、グルコサミン(動物組織由来)、ビルベリー、カウベリー、ペパーミント、リンゴ、ヒヨコ豆、ニンジン、トマト、シナモン、ムラサキウマゴヤシ、ローズヒップ、カモミール、イラクサ、アニス、フェヌグリーク、マリーゴールド、ユッカシジゲラ、海藻、オレガノ、セージ、マジョラム、タイム、クランベリー、スピルリナ、パセリ、ナシ、ブルーベリー、マルベリー、タピオカ、オレンジ
粗タンパク質:26.5%以上
粗脂質:19%
粗繊維:5.2%以下
粗灰分:10.1%以下
水分:10%以下
カロリー:397.8kcal

脱水鶏肉とは、鶏生肉とゆっくり時間をかけて脱水したディハイドレイテッドしたもの。

卵の使用があるため、卵アレルギーがあるわんちゃんには不向きかもしれません。また、ハーブの使用が多く、灰分が多くなっていることから、ハーブが合わない子はお腹がゆるくなってしまう可能性もあるので注意してください。チキンアレルギーの子も避けた方がいいでしょう。

原材料の配合されているものはそんなに悪いものではないのですが、かなり多くの原材料が使用されているため、基本的にアレルギー体質の子にはおすすめできないのですが、397.8kcalとかなりカロリーが高いので、少量食べるだけで栄養が取れるのがポイントです。

原材料が多いほどいいということでもないんだね

ただ、全体的に被毛ケアに良い食材を使用していたり、コンドロイチン・グルコサミンなどの関節ケア成分も入っていたりと、万一の避難の時などでも愛犬の健康維持・トータルケアという観点からすると、大変優秀なフードだと思います。

1.8kgのみでの販売ですが、避難用という意味では重すぎないですし、持ち出しやすいサイズなのも嬉しいですね。(超余談ですが、パッケージの可愛いデザインも女性としては嬉しいかもしれません♪)

 

避難時に使いやすいドッグフード⑤iti(イティ)

重要なことなので先にお伝えしておきたいのですが、iti(イティ)はセミウェットフード(セミモイスト)なので、開封後は早く食べきらないと日持ちはそんなにしませんし、販売容量も少量になってしまいます。ドライフードより水分が多いため、少量パックの使い切りを想定しているからです。

ただし!なにより、高栄養価かつ、セミウェットゆえに水分のサポートにもなるというメリットからご紹介させただきました。

水分の多さゆえに嗜好性も高く、食いつきもアップする要素もあり、避難のストレスから食欲が落ちてしまったわんちゃんも、これであれば食べてくれる可能性大!!

さっそく詳細を見てみましょう!

原産国 ニュージーランド
種類 5種類(ラム&ベニソン、ビーフ、
チキン、ビーフ&イール、ベニソン)
販売容量 40g、200g、1kg(200g×5)
特徴 グレインフリー、グルテンフリー、エアドライ
無添加、ヒューマングレード、セミウェット
公式サイト https://iti311.com/
購入できるサイト 公式サイトAmazon
Yahoo!ショッピング楽天市場

ラムやベニソン(鹿肉)、イール(うなぎ)など、アレルギー体質の子でも食べやすい作りになっています。ビーフ・チキンあたりは、アレルギーで食べられない子もいるのですが、その場合であっても、ラムやベニソンの選択肢があるのも嬉しいですね♪

また、セミモイストだからこそ心配な賞味期限に関してですが、

  • 未開封であれば1年以上の賞味期限
  • 開封後は冷暗所で保管の場合は10日以内
  • 開封後、冷蔵庫で保管の場合は約30日以内

となっています。

開封後は10日以内…だから少量パックなんだね。

寒い時期であれば、もし停電などが続いていたとしても、そんなに一気に劣化することはないでしょうが、暑い時期であればそもそも冷暗所がないので、10日と持たないので早めに食べきるようにしなければなりません。

しかし、未開封であれば1年は大丈夫ですし、避難時用に持っておいたとして出る幕がなかったとしても、おやつやトッピングアイテムとしても使用できますので、せっかく買ったのに無駄になった…なんてこともないと思います。

ちなみに、フードの形状は少し特殊で15mm前後の薄い四角型の形です。指でほぐして与えることもできるので、パピーからシニア、超小型犬から大型犬まで食べやすく、愛犬に合わせて調整できるようになっています。

食いつきが悪い子のトッピングアイテムとして、日常使いするのもいいのではないでしょうか?(若干、お値段はかわいくありません…)

種類 原材料 成分
ラム

ラム、ラム肺、ラム肝臓、ベニソン、エンドウ、植物性グリセリン、レシチン、緑イ貝、パセリ、乾燥チコリ、シーソルト、ケルプ、亜麻仁、ミックストコフェロール(酸化防止剤)、アミノ酸類(タウリン)、ビタミン類(塩化コリン、B1、B3、B5、B2、ビオチン、A、B6、E、B12、葉酸)、ミネラル類(第二リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、鉄、亜鉛、硫酸銅、セレン、酸化マンガン、ヨウ素酸カルシウム)
粗たんぱく質:29%以上
粗脂肪:25%以上
粗繊維:4%以下
粗灰分:9%以下
水分:19%以下
カロリー:463.3kcal
ビーフ

ビーフ、ビーフ肝臓、ビーフ肺、エンドウ、植物性グリセリン、緑イ貝、パセリ、乾燥チコリ、シーソルト、ケルプ、亜麻仁、ミックストコフェロール(酸化防止剤)、アミノ酸類(タウリン)、ビタミン類(塩化コリン、B1、B3、B5、B2、ビオチン、A、B6、E、B12、D3、葉酸)、ミネラル類(第二リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、鉄、亜鉛、硫酸銅、セレン、酸化マンガン、ヨウ素酸カルシウム)

粗タンパク質:29%以上
粗脂質:26%以上
粗繊維:2%以下
粗灰分:9%以下
水分:19%以下
カロリー:471.6kcal

チキン

チキン、チキン肝臓、エンドウ、植物性グリセリン、緑イ貝、パセリ、乾燥チコリ、シーソルト、ケルプ、亜麻仁、ミックストコフェロール(酸化防止剤)、アミノ酸類(タウリン)、ビタミン類(塩化コリン、E、B1、B3、B5、B2、ビオチン、A、B12、ビタミンB6、ビタミンD3、葉酸)、ミネラル類(炭酸カルシウム、鉄、亜鉛、硫酸銅、セレン、酸化マンガン、ヨウ素酸カルシウム)
粗タンパク質:32%以上
粗脂質:22%以上
粗繊維:4%以下
粗灰分:9%以下
水分:19%以下
カロリー:460kcal
イール

ビーフ、イール(うなぎ)、ビーフ肝臓、ビーフ肺、植物性グリセリン、エンドウ、緑イ貝、パセリ、乾燥チコリ、シーソルト、亜麻仁、ケルプ、ミックストコフェロール(酸化防止剤)、アミノ酸類(タウリン)、ビタミン類(塩化コリン、E、B1、B3、B5、B2、ビオチン、A、B12、B6、D3、葉酸)、ミネラル類(炭酸カルシウム、鉄、亜鉛、硫酸銅、セレン、酸化マンガン、ヨウ素酸カルシウム)
粗タンパク質:29%以上
粗脂質:22%以上
粗繊維:4%以下
粗灰分:9%以下
水分:19%以下
カロリー:400kcal
ベニソン

ベニソン、ベニソン内臓、植物性グリセリン、亜麻仁、緑イ貝、ベニソン骨、シーソルト、ミックストコフェロール(酸化防止剤)、タウリン、ビタミン類(塩化コリン、E、B1、A、B3、B5、B2、B6、D、ビオチン、B12、葉酸)、ミネラル類(リン酸ニカリウム、炭酸カルシウム、有機鉄、亜鉛、有機セレン、有機銅、マンガン、ヨウ素)
粗タンパク質:34%以上
粗脂質:26%以上
粗繊維:4%以下
粗灰分:10%以下
水分:19%以下
カロリー:440kcal

シンプルな原材料で高栄養価なのがいいね!

ちなみに、原材料に使用されている植物性グリセリンとは、植物由来の粘着剤・保湿剤のようなもの。エアドライ(天然の栄養素を壊すような加熱をしないで乾燥させて、水分を飛ばす製法)かつ、セミモイストなので、ほろぼろに崩れてしまわないために使用されています。

化学合成添加物で、凝固剤や粘着剤、保湿剤を使用するのではなく、天然由来のものでしっかり形状を保つ工夫ができているのですね。

野菜やフルーツの配合が極めて少ないですが、トータルの栄養価は十分なので、非常時用の愛犬のフードとして1,2袋だけでも持っておくのもいいかと思います♪

 

避難時に使いやすいドッグフード⑥WOOF(ワフ)

WOOF(ワフ)も最初にご紹介したK9に類似したフリーズドライフードです。やはり、加熱をしないで成分を凝縮できているため高栄養価なのと、軽量なのが非常食として持ち出しやすいことからご紹介します。

同じくこちらもニュージーランドのフードで、成長ホルモン、抗生剤、サプリメントなどは一切使用していない原材料を使用しており、原材料の品質も問題ありません♪

まず先に、詳細を確認してみます。

珍しい主原料があるのでアレルギー対応も可能!。

原産国 ニュージーランド
種類 7種類:チキン、ビーフ、ラム、ダック、
ワイルドブラッシュテイル(キツネ)、ベニソン、ゴート(やぎ
販売容量 50g / 280g /1kg
特徴 グレインフリー、グルテンフリー、トライプ
無添加、ヒューマングレード、ミールフリー、フリーズドライ
公式サイト http://furryfriends.jp/
購入できるサイト AmazonYahoo!ショッピング楽天市場

販売容量も複数あって、しかも、キツネやヤギといった、市販のドッグフードでは珍しい原材料(新奇たんぱく)を使用しているため、アレルギーで食べられないものが多い子でも手を出しやすいのではないでしょうか?

実際に、原材料の詳細を確認してみても、たんぱく源としては単一たんぱく質になっており、油脂としてはホキ(白身魚)の油は配合されていますが、魚の中でもかなり低アレルゲンなので、食べやすいと思います。

高栄養価・低アレルギー!最高かよ!

種類 原材料 成分
チキン

骨付きチキン、チキンハート、ラムグリーントライプ、チキンレバー、ブロッコリー、ニンジン、リンゴ、ケール、ケルプ、NZ 緑イ貝、蜂蜜、ローズマリー、ココナッツオイル、ホキ油、塩、塩化コリン、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、ビタミン E、銅アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、ビタミン B2、ビタミン B1、ビタミン D3
粗たんぱく質:44%以上
粗脂肪:38%以上
粗繊維:2%以下
粗灰分:未記載
水分:5%以下
カロリー:556kcal
ビーフ

ビーフ、ビーフハート、ビーフトライプ、ビーフレバー、ビーフキドニー、牛骨、ブロッコリー、ニンジン、リンゴ、ケール、ケルプ、NZ 緑イ貝、蜂蜜、ローズマリー、ココナッツオイル、ホキ油、塩、塩化コリン、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、ビタミン E、銅アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、ビタミン B2、ビタミン B1、ビタミン D3

粗タンパク質:32%以上
粗脂質:38%以上
粗繊維:4%以下
粗灰分:未記載
水分:5%以下
カロリー:520kcal

ラム

ラム、ラムグリーントライプ、ラムハート、ラムレバー、ラムキドニー、ラム骨、ブロッコリー、ニンジン、リンゴ、ケール、ケルプ、NZ 緑イ貝、蜂蜜、ローズマリー、ココナッツオイル、ホキ油、塩、塩化コリン、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、ビタミン E、銅アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、 ビタミン B2、ビタミン B1、ビタミン D3
粗タンパク質:34%以上
粗脂質:32%以上
粗繊維:4%以下
粗灰分:未記載
水分:5%以下
カロリー:530kcal
ダック

骨付きダック、ラムハート、ラムグリーントライプ、ラムレバー、チンゲンサイ、ニンジン、ブルーベリー、クランベリー、ケルプ、NZ 緑イ貝、蜂蜜、ローズマリー、ココナッツオイル、ホキ油、塩、塩化コリン、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、ビタミン E、銅アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、ビタミン B2、ビタミン B1、ビタミン D3
粗タンパク質:38%以上
粗脂質:32%以上
粗繊維:3%以下
粗灰分:未記載
水分:5%以下
カロリー:544kcal
ブラッシュテイル

骨付きワイルドブラッシュテイル、ラムハート、ラムグリーントライプ、ラムレバー、ラムキドニー、チンゲンサイ、ニンジン、ブルーベリー、クランベリー、ケルプ、NZ 緑イ貝、蜂蜜、ローズマリー、ココナッツオイル、ホキ油、塩、塩化コリン、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、ビタミン E、銅アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、ビタミン B2、ビタ ミン B1、ビタミン D3
粗タンパク質:58%以上
粗脂質:20%以上
粗繊維:3%以下
粗灰分:未記載
水分:3%以下
カロリー:4325kcal
ベニソン

野生のベニソン、ラム、ラムグリーントライプ、ラムハート、ラムレバー、ラムキドニー、ラム骨、チンゲンサイ、ニンジン、ブルーベリー、クランベリー、ケルプ、NZ 緑イ貝、蜂蜜、ローズマリー、ココナッツオイル、ホキ油、塩、塩化コリン、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、ビタミン E、銅アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、ビタミ ン B2、ビタミ
粗タンパク質:40%以上
粗脂質:32%以上
粗繊維:3%以下
粗灰分:未記載
水分:5%以下
カロリー:514.3kcal
ゴート

骨付きヤギ肉(野生)、ラムハート、ラムグリーントライプ、ラムレバー、ラムキドニー、チンゲンサイ、ニンジン、ブルーベリー、クランベリー、ケルプ、NZ緑イ貝、蜂蜜、ローズマリー、ココナッツオイル、ホキ油、塩、塩化コリン、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、ビタミンE、銅アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、ビタミン B2、ビタミン B1、ビタミン D3
粗タンパク質:44%以上
粗脂質:26%以上
粗繊維:3%以下
粗灰分:未記載
水分:5%以下
カロリー:453.4kcal

卵などアレルギーの原因になるようなものの使用もなく、野菜などもしっかり配合されているので、どんな子にでも与えやすいフードです。

これまでのフードと同様、高カロリーなので、少量食べるだけでもしっかり栄養が取れるので定番食にしないにしても、非常時には使いやすいと思います。

 

大事な愛犬を守るためにも、緊急時にしっかり備えておこう!

今回ご紹介したフード以外にも、高カロリーで無添加のフードなどはたくさんあります!しかし、主原料がミールになっていたり、少し心配になるような原材料の使用が確認されたものもあったりしたので、ご紹介はしていません。

とはいえ、もちろん、ご紹介した以外にも高栄養価の優秀なフードもあるので、もっと他のものが知りたいという場合は、お気軽にお問い合わせください♪また、今回ご紹介したものは、インターネットショッピングや実店舗でも買える確率が高いものをご紹介しています。

せっかく情報を得たのに、買えなかったら話になりませんもんね…。この機会に、今一度、緊急時や避難時の愛犬のこと、考えてみませんか?

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