愛犬がよくお腹を壊す…吐く…うんちに未消化のものが出る…うんちがゆるい感じがある…定期的にお腹がギュルギュル・キュルキュルしている…食欲がない…食欲はあるのに下痢をする…やたらと草を食べる…など、愛犬のお腹事情に悩んでいないでしょうか?
特にいつもと違うことをしたわけでもないのに、お腹が不安定だと心配になりますよね。お腹が不安定になる原因は本当にたくさんありますので、簡単に何が原因か判断できるものではありません。

体質なのかなぁ?一過性の不調なのかなぁ?
そこで、今回はお腹を壊す原因を考えながら、正しく愛犬の体質を見極めて、腸内環境にも優しく胃腸が弱い犬でも安心して食べられるドッグフードについて考えていきます。(ただし、自己判断でフードを替える前に、必ず一度獣医に相談してください。)
なお、いろいろ書いてありますが、犬の個体差もありますし、愛犬の体質に合うものを教えてほしい・相談して採用するフードを決めたいという方は、当サイトでもお手伝いできますので、お気軽にお問い合わせくださいね!
- 愛犬は本当に胃腸が弱い?お腹を壊す原因を正しく見極めましょう
- お腹を壊す原因①一時的な消化不良・一過性・突発的な詳細不明の腸炎
- お腹を壊す原因②食べているドッグフードが合っていない・食物アレルギー
- お腹を壊す原因③運動不足・留守番の多さなどの精神的なストレス
- お腹を壊す原因④シニア犬(老犬)やパピー期は消化器官が弱い世代
- お腹を壊す原因⑤硬いおやつ・消化に悪いサイズのおやつ・誤飲誤食
- お腹を壊す原因⑥寄生虫感染や中毒・腸内菌のバランスの破綻
- お腹を壊す原因⑦悪性腫瘍や胃腸炎などの病気・遺伝子的な疾患、服薬
- お腹を壊す原因⑧給餌量の問題(フードの食べすぎ・足りていない)
- お腹を壊す原因⑨食べた後の運動・激しく動く・興奮させるなど
- お腹を壊す原因⑩フードの管理がよくない・フードの切り替え方がよくない
- 胃腸が弱い犬の餌の与え方のコツはある?フード変更前にできること
- 胃酸が弱い犬に与えるドッグフードの選び方・注意点とは?
- 胃腸の弱い犬におすすめなドッグフードはどう選べばいい?
愛犬は本当に胃腸が弱い?お腹を壊す原因を正しく見極めましょう

「早くおすすめのフード教えてよ!」と思うかもしれませんが、フードを考えるのは原因を特定・把握してからです。でなければ、愛犬の症状に見合うフードは選べません。焦ってフードを替える前に、まずは原因を考えていきましょう。
みなさんが「うちの子は胃腸が弱いのかも…」と思うシーンってどんなときでしょう?草をやたらと食べようとしたり、気温が急に下がるとお腹を壊しがちになったり、不慣れなものを食べた翌日は必ずお腹を壊したり…などさまざまなシーンがあると思います。
お腹の不調として症状も、吐く・軟便気味・下痢だけではありません。便が硬くなったり、便の色が変化したり、回数の増減、量の増減、食欲不振など、いろんなパターンがあります。

ひと言で胃腸が弱いといってもそれぞれ違うのよね
それぞれ体質も異なり個体差がありますし、各家庭によって散歩量、与えているフードなども含め飼い方も生活環境も異なりますので、なぜそのようなことが起きているのかは、個体別で判断する必要があります。(自己判断ではなく、まずは獣医に相談を!)
むやみやたらに「胃腸が弱い子だ」と決めつけて、整腸作用のあるフードや腸内環境に良いといわれるフード・おやつなどを与えたところで意味がありません。正しく原因を理解していない状態では、その対処法がいいのかわからないのです。
まずは、良いフードを探す前に、なぜそのような症状が出ているのか、切り分けをしてみてください。原因次第では、フードを替える必要もなく、飼い方・環境を変えるだけで丸っと解決するかもしれません。
お腹を壊す原因①一時的な消化不良・一過性・突発的な詳細不明の腸炎

一番多いのが一過性・突発的なお腹の不調です。この場合は、急にお腹に不調が現れる急性腸炎(炎症性腸疾患:大腸炎・小腸炎・胃腸炎などのいわゆる腸炎)の可能性があります。腸炎には、
- 急にお腹に不調が現れ、3日ほどで元気になる急性腸炎
- 3週間以上、軟便や下痢、嘔吐などが続く慢性腸炎
の2タイプあり、急性の場合は一過性の症状で、どんな犬にでも起こりうることですので焦る必要はありません。2、3日(orその時のみ、1日のみ~1週間)で回復するケースも多く、なぜそうなったのかわからないこともあります。むしろ原因不明のほうが多いかもしれません…。

本当に原因がたくさんあるんです…。
というのも、急性腸炎になる原因は、
など多岐にわたります。そのうえ、検査など原因を追究する前に短期間で自然治癒できるため、結局なにのせいでそうなっていたのかは、確認が難しいのです。
飼い主さんが気にも留めていなかったような些細なことや、気づけないようなことで、一時的に消化がうまくいかなかっただけということもありますし…。

気を付けている方でも起こりうることなんです
さらに、犬は内臓構造的にもは人間よりもお腹を壊しやすい構造になっていることもあり、なおさらなにが原因なのか判断するのは難しく、対策もできず、防げないこともあります。
「一生懸命、注意をしているのになんで…」「これ以上どう注意したらいいの?」と思うほど、犬の管理をちゃんとしているという場合でも、100%防ぐことはできないことでもあるため、自分を責めてしまわにように。
ただし、3日以上経っても症状が治まらない・症状が長引く・短期間に繰り返すなどがあれば、まずは動物病院に行くようにしましょう。(一過性の炎症ではなく、慢性腸炎の場合は、療法食や投薬が必要になるため。)
お腹を壊す原因②食べているドッグフードが合っていない・食物アレルギー

食物アレルギーから、食べたものをうまく消化できず、お腹を壊すケースもあります。特に、フードを替えてからしばらくお腹が不安定なのが続くというようであれば、食物アレルギーを疑ってみてもよいでしょう。
また、フードを替えていなかったとしても、今まで食べていて問題なかったのに、突然合わなくなることもありえます。人間の花粉症と同じく、特定のものを摂取し続けることで、その成分を受け入れるキャパがオーバーしてしまい、アレルギーが出てしまうケースです。
ただし、食物アレルギーは判断は簡単にできるものではありません。食物アレルギーかもしれないと疑う程度で考えておきましょう。

自己判断で食物アレルギーと決めつけないように。
というのも、ひと言で食物アレルギーといっても、
など、どういったタイミングで症状が出るのか、どのくらい時間が経過してから症状が出るのかは、本当にピンキリ。その時だけの症状で終わるのか?慢性的に症状が治らないのか?などもありますし。
犬の体質には個体差がありますし、まして、ごはん(フード)のみならず、愛犬が口にするものすべてで食物アレルギーは起こりる可能性があるので、おやつやサプリメント、トッピングアイテムなどの成分や原材料に問題があるのかもしれません。

おやつなどフード以外に原因があるケースも多いです
それに、フード(食べ物)のアレルギーが原因なのだろうと思っていたら、実は病気が潜んでいた…なんてこともありえます。だからこそ、簡単に独自判断で食物アレルギーと決めつけないようしてほしいのです。
日ごろから、アレルギーリスクの高いものが使用されているフードを与えているようであれば、食物アレルギーの可能性は高いのですが、食物アレルギーなのか・他の原因があるのかは、簡単には断言できないので、一度、獣医師さんに相談してみることをおすすめします。
食物アレルギーではない原因があった場合には、フードを替えても治るわけがありません。フードを替えて体調を見ている間に、病状が悪化してしまわないよう、なるべく獣医に相談してください。
お腹を壊す原因③運動不足・留守番の多さなどの精神的なストレス

留守番に慣れているから大丈夫、ひとりの時間が長くても大丈夫なようにトレーニングさせたから…なんて、長時間、犬をひとりぼっちにさせていないでしょうか?
留守番以外にも、犬がストレスを感じることはたくさんあり、たとえば、
など、人間からしたら、「え?!そんなことが原因?!」と言いたくなるような、些細なことに強いストレスを感じていることも…。

犬だって性格はいろいろ。敏感な子もいるんだ
また、飼い主さんのメンタルヘルスも関係しています。情緒不安定になっていたり、イライラしたり泣いたり、怒ったり…というのも犬にとってはストレスを感じる原因です。犬にとっては飼い主さんは精神的支柱でもあるので、そんな存在の人が不安だと、犬も不安になります。
挙げたらキリがないのですが、ストレスは腸の動きや免疫に大きく関係しているため、お腹の不調につながることがあるのです。人間でも、ストレス性のお腹のトラブルがありますもんね。
「犬が心のバランスを崩すような飼い方してません!」と言いたくなるかもしれませんが、犬の性格も本当にぴんきりで、おおらかな子もいれば、臆病な子、繊細な子もいます。自身の対応が本当に愛犬にとっていいものか、見直してみる機会にしてください。
お腹を壊す原因④シニア犬(老犬)やパピー期は消化器官が弱い世代

個々の体質や性格のみならず、年齢(ライフステージ)もお腹事情には関係しています。
たとえば、
| シニア期 |
|
| パピー期 |
|
など、生涯の過程において起こりうる事情から、お腹の不調につながっていくのです。

避けて通れないこともありますしね。
もちろん、胃液の分泌や消化器官の丈夫さ、消化サイクルなどはそれぞれみんな違います。シニア期でもパピー期でもないけど、本当に胃腸そのものが機能として敏感・弱い子もいますので、一概にライフステージでしばるのも違うのですが。
ただ、その成長過程を過ぎればケロっと症状が落ち着くこともあります。パピーが成犬になって胃腸が安定したら、お腹の不調が治まることはよくある話。
また、たべやすいように工夫をするだけで解決することもあるので、この場合は胃腸が弱いという考え方をするのではなく、お腹を壊さない食べさせ方を工夫してみましょう。
お腹を壊す原因⑤硬いおやつ・消化に悪いサイズのおやつ・誤飲誤食

牛皮ガムや動物の蹄、骨など、硬いおやつを与えていませんか?もしくは、愛犬の口のサイズや消化器官に見合わない大きさのおやつ(茹でた野菜やお肉などを含む)を与えてしまっているかたも多いものです。
など、飼い主さんとしてもなんらかの考え・理由があって硬いもの・サイズの大きなものを与えているのかもしれません。
ただ、別に硬いものを与えるのがダメということではないのですが、与えすぎていたり、見ていないところで与えたりしてしまうと、胃腸に負担をかけてしまうことがあります。そもそも牛皮や骨は消化しにくおものですから…。

硬いものや大きいものは消化しにくいんです
いくら飼い主さんの目の前で与えるようにしていたとしても、たとえ愛犬が噛んで食べていたとしても、牛皮ガムや骨などの消化しにくいものを与えすぎていたら、消化しようと胃液が必要以上に出て、胃の粘膜を傷つけてしまうことがあります。
また、愛犬の消化器官に見合わないサイズのおやつを与えるのも、消化するために過剰に胃液が出て、胃粘膜を傷つけてしまうことに繋がるのです。若いうちは大丈夫だったとしても、こういった無理しないといけない食生活を続けていたら、必然的に胃腸が弱ってきます。
また、硬いおもちゃなども、「噛み噛みしているだけだから大丈夫」と目を放してしまうケースもあるようです。いくら硬いおもちゃでも、知らないうちに噛みちぎって食べてしまっていることもあるので、誤飲誤食にも重々注意するようにしましょう。
お腹を壊す原因⑥寄生虫感染や中毒・腸内菌のバランスの破綻
なんらかの菌や寄生虫などに感染していたり、犬が食べてはいけないもの(タマネギ、ぶどう、チョコレートなど)を食べて中毒を起こしていたりが原因で、お腹を壊すことがあります。また、なんらかの原因で腸内フローラ・腸内菌バランスが崩れてしまうことも…。
なにが原因なのかは、便を動物病院で検査してもらわないと明確にはわかりません。便の状態が悪くなった場合は、便は捨てずに動物病院に持って行って検査してもうらうようにしましょう。動物病院からも便が持参できるか確認されると思います。
便を捨ててしまっていて、持参できない場合には、具体的に何時頃から、どのくらいの頻度で症状がみられるのか、どんなうんちなのかをメモなどで記録しておくようにしておきましょう。
お腹を壊す原因⑦悪性腫瘍や胃腸炎などの病気・遺伝子的な疾患、服薬

消化器官に病気があって、腸内トラブルが起きてしまうこともあります。(先にご紹介した炎症性腸疾患も消化器疾患のひとつですが、ここではそれ以外の大病について考えていきましょう。)
便に異常が出る病気には、胃潰瘍、腫瘍、膵臓の病気、胃捻転、肛門の病気など山ほどあり、どこが悪くてお腹を壊してしまっているのかは、動物病院で便の検査や血液検査、レントゲン検査、エコー検査などをしてみなければ何とも言えません。
などと決めつけて考えないようにとお伝えしましたが、飼い主の自己判断だけで決めつけて考えていると、取り返しのつかないことになりかねません。くれぐれも注意しましょう。
なお、すでになんらかの不調から服薬をしている場合も、薬が胃の粘膜に影響して、お腹を壊すことも考えられます。その場合は、独自判断で薬をやめるのではなく、獣医に必ず相談したうえで、服薬をやめる・薬を替えるなど話し合ってきめるようにしてください。
お腹を壊す原因⑧給餌量の問題(フードの食べすぎ・足りていない)
みなさんは愛犬が1日に必要な総カロリー数を把握しているでしょうか?実はこれ、正しく把握できていないがゆえに、お腹を壊してしまっている子が案外多いんです!
なんとなく、食べすぎの場合にお腹に不調が出るのはなんとなくわかるかもしれません。そりゃ、消化能力に見合わない量で食べていたら、そりゃ吐いてしまったり、消化がうまくいなかくなって便に異常がおきたりするのは当然です。
ただ、実は、ごはんの量が足りていないことも胃腸に不調が出る原因になることがあります。

お腹すいているし、胃が痛いし助けてください…。
なぜなら、空腹でお腹に消化するものがない(もしくは少ない)状態なのに、胃液が出続けているため、胃の粘膜を胃液が傷つけてしまうからです。胃酸がたくさん出て(=一生懸命消化をしている状態)負担がかかってしまいます。
犬は特に、人間のように「これ以上食べたら胃腸が…」なんて自制できません。そもそも本能的に、次はいつ食べられるかわからないのであるうちに食べておこうとする習性がありますので、飼い主さんがしっかり食べる量をコントロールしてあげないといけないのです。
運動量によってどのくらい食べるのがいいのかは差はあるものの、無理なダイエットなどで食事を制限したり、あまり食べていないからと無理に食べさせようとしたり、欲しがるからと望むだけ与えたりしていないでしょうか。適量を守るようにするのは飼い主さんの務めです。
お腹を壊す原因⑨食べた後の運動・激しく動く・興奮させるなど

食べた後に運動させたり興奮させたりするのは、胃捻転の原因になるので避けた方が良いでしょう。特に大きな犬種は胃捻転を起こしやすいので注意が必要です。犬の消化サイクル(食べてから排便にいたるまで)は、12時間~24時間とされています。
食後は少なくとも1時間、理想としては2、3時間はゆっくりと過ごす方が良いとされています。食べる量や体質などによって差はありますが、食べた後は胃腸が消化活動を始めるタイミングですから、そんなタイミングに活発な運動をしてしまうと、胃腸に負担がかかってしまうのです。
また、何を食べているのか、運動量、年齢などで誤差はありますが、その消化サイクルの中で、運動による腸への刺激が入るとお腹がゆるくなることもあるので、愛犬の消化サイクルを把握するようにするだけでも軽減できることもあるかもしれません。

早食いや丸飲み癖がある子は特に注意しましょう
また、フードを噛んで食べないのは犬の習性として当たり前のことなので、心配は不要ですが、あまりに早食いしてしまう子の場合も注意しましょう。フードの粒のサイズが食べ方に見合っていないのかもしれません。ゆっくり食べることで、胃腸の負担も軽減できます。
早食い防止用のフードボウルなどを使うことで早食いを抑制できる子もいますし、フードをふやかして与えるだけでもゆっくり食べる子もいますので、様子を見ながら、食べ方が変わらないかを試してみてもよいでしょう。
また、水をたくさん飲んでまた夢中で走り回るのも、大型犬など胃捻転を起こしやすい子は、注視してあげてください。水にしろ、フードにしろ、胃に色んなものが入っている状態で、激しい運動をさせるのはあまりいいことではありません。
お腹を壊す原因⑩フードの管理がよくない・フードの切り替え方がよくない

フードの管理がよくないがために、フードが傷んでしまい、犬がお腹を壊してしまうことがあります。ドライフードであれば、
などで対処できます。
ドライフードは、原則、開封したら1ヶ月以内に食べきるようにするのがポイントです。フードの香りも落ちず、劣化しにくい期間は1ヶ月程度と考えておきましょう。この流れからわかるように、1か月(もしくは1か月以内)で食べ切れる容量のパックを購入するのが理想的です。

キロ単価が安いからって食べきらない量は買わないこと。
特に無添加のフードの場合は、日本は高温多湿ですし、梅雨の時期などには1ヶ月もしないうちに、食べきるようにしたいところです。カビてしまう(湿ってしまう)危険があります。
また、フードを切り替えるときにも、急に新しいフードにある日突然切り替えるのは胃腸が不安定になりやすい子にはおすすめできません。早くフードを切り替えてたいのはわかりますが、そのような切り替え方をしていたら、胃腸がびっくりしてお腹を壊しても無理はない話です。
ちょっとくらい大丈夫・サンプル量くらい大丈夫と、急に別のものを与えているようであれば、そのせいでお腹を壊してしまったのかもしれません。重々注意してあげましょう。
胃腸が弱い犬の餌の与え方のコツはある?フード変更前にできること

繰り返しになりますが、フードを替える前にできることはたくさんあります。
まずは、お腹の調子が不安定になる、胃腸が弱いという判断に至っている原因を正しく把握してください。そのうえで、
などの対応をしてみましょう。
ただし、やはり、個人判断だけで対応するのはあまりおすすめはしません。今後のためにも、一度、獣医に相談して、愛犬のことを正しくしる機会にしてください。
※獣医に相談した結果、一般のドッグフードでは対応できず、療法食に切り替えることになる可能性もあります。
胃酸が弱い犬に与えるドッグフードの選び方・注意点とは?

胃腸が弱くなる原因をいくつかご紹介しましたが、心当たりがあるようなことがあれば、フードを替える前に、まずはその原因と思われることを改善しましょう。
「そのうえで」という前提で、胃腸が不安定になりやすい子はどういったフードをえらべばいいのか、ポイントをご紹介します。
などに注意をしておくといいですね。

胃腸をいたわるたべものがいいのだ
なお、先ほども触れましたが、獣医に相談したわけでも・獣医に提案されたわけでもないのに、独自判断で、「療法食」を与えないようにしてください。たとえ、過去に一度、獣医から療法食を出されたことがあったとしても、
- 獣医に確認してから与える
- 独自判断で与えたとしても事後報告でいいので獣医に知らせる
ようにしてください。
療法食を間違った判断でしようしてしまうと、別の健康被害が起きてしまう危険があります。取り返しのつかないことになる前に、心配なことがあれば、まず、信頼できる獣医に相談してから判断してくださいね。
胃腸の弱い犬におすすめなドッグフードはどう選べばいい?

当サイトの理念にも記載していますが、当サイトでは療法食についてのご提案・ご紹介などはいたしません。なぜなら、療法食は獣医が治療方針と給餌方法を飼い主さんに指導した上で提供するものだからです。
そのため、当サイトがご紹介するものは、下痢や軟便、嘔吐の予防や対策になる市販フードに限ります。治療する目的・改善する目的のフードというよりも、予防の意味が強いです。
また、胃腸が弱い状態になっている原因によっては、胃腸に良いといわれているものであったとしても、あの子には合うけどこの子にはNGというものもあります。

だれにでも良い・合うなんてことは簡単にいえないのよね
ですので、今回の記事では、どのフードが良いなどの紹介はいたしません。
これだけさまざま原因がある上に、犬の体質も千差万別、これまでの生活スタイルも食べてきたものも違う状態で、全員に合う良いものなんて紹介はできるはずもないのです…。無責任に、あのフードが良いということを書いているサイトのほうが危険だと思います。
個体差も、これまでの生活も含め、愛犬の体質に合うものを教えてほしい・相談して採用するフードを決めたいという方は、当サイトでもお手伝いできますので、お気軽にお問い合わせくださいね!














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