愛犬がフードを食べなくて困っている…心配で心配でなんとか食べてほしい…そんなお悩みを抱えている飼い主さんは多いものです。しかし、絶対にどの犬もが食べるドッグフードや、必ず食べるフードなんてあるのでしょうか?
心配のあまり藁をもすがりたい気持ちで、インターネットで
といった調べ方をしている方も多いようです。しかし、本当にそんな調べ方で解決するのでしょうか。100匹いたら100匹ともが食べるフードなんてあったら、誰も悩んでいないのでは?と思いませんか…?
そして、その記事を信じてフードを買っていたら…あなたはアフィリエイターの恰好の鴨になっています…。
食べてくれないのは、本当に心配になりますよね…
結論から言いますと、愛犬のことを正しく理解しないで、フードだけでどうこうしようとしても、簡単に解決できるものではありません。今回はそんな、フードを食べないことにお困りの方に知っておいてほしいことをご紹介します。
なお、食べてくれない原因は、体調のせいなのか、好みのせいなのか、詳しくはそのご家庭の状況(飼い方など)やわんちゃの状況によって、簡単に判断できるものではありません。
そのため、本記事にもヒントになることはいろいろ書いてありますが、愛犬の体質や不調などに合わせて考えたい・愛犬に合うやり方を教えてほしい・相談してフードを決めたいという方は、お気軽に当サイトにお問い合わせくださいね♪
「絶対に食べるフード」を調べるよりも、優先したいこととは?
※先にお伝えしておきますが、この記事の内容は結構スパルタな内容なので、お悩みの方にとっては酷に感じる内容もあるかもしれません。でも、本当に大事なことなので、本気の方のみ、お読みいただければ幸いです。
フードの提案やアドバイスをしている私が言うのもなんですが…、食べなくて困っている方が一番すべきことは、食べるフードを探すことではありません。むしろ、フードを替える・食べるものを探すのは、一番最後の方法だと思っておいてください。
食べるという行為は本能的なものであって、生きるために絶対に必要なことです。そんな本能的に当たり前にするはずのことを、なぜ愛犬はしなくなっているのか?なぜ食べないのか?の、正しい原因を探すことが重要です。
これ、わたしの体に合わない!
と、犬は犬なりに、本能的にこれは合わない・食べちゃいけない・好きじゃないと察知すると食べなくなることもあります。(※どの犬もそうというわけではありません。)避妊・去勢などを含めた手術や入院の後に、食の嗜好が変わる子もいるものです。
しかし、それはごくまれな話。ドッグフードを食べないというのは、それなりの理由があります。ですので、闇雲にフードを替えたら良いというわけでも、食いつきが良いフードにしたらいい、食べるものを見つけたら良いという話ではありません。
フードのせいにしたり、食べない犬のせいにしたりするのは簡単です。でも…かなり過激な言い方をしていますが、その考えでいる限り、食べない悩みは終わらないと思っておいた方がよいでしょう。
ネット検索して紹介されているフードは大半がアフィリエイト!?
かつてアフィリエイトの記事を書いていた私だからこそ、あえてこのサイトでいつも言っているのですが…アフィリエイトやステルスマーケティング(いわゆるステマ)の記事の内容を、鵜呑みにしないでください!※アフィリエイトのすべてがダメということではありません。
食べてくれないという不安から、藁をもすがる思いでなんとか悩みを解決したいでしょうし、インターネットで検索して、とにかく調べて調べて、クチコミや評価が良いものを選んで試してみようとなるのはわかります。
でも、そのインターネットで検索して見つけた情報、本当に正しいのでしょうか?みんなが良いと言っていたら、本当に愛犬にも良いものなのでしょうか…?先に答えをお伝えすると、
それは絶対にNOです!
お金をもらうために、宣伝記事を書いている人なんて腐るほどいます!百歩譲って、本当に良いと思って宣伝している人もいますし、知識があって良いと書いている人もいますが、正直なところ大半が不労所得(広告収入)目的で、知識もなく書いた「売れる記事」は多いんですよね…。
知識がある人が書いた記事でも、デメリットを伏せて、有識者が良いと評価しているように書かれている、あからさまなアフィリエイト記事もめちゃくちゃたくさんあります。お金のために魂売ってるサイトですね…
色んなサイトで、こぞって同じフードが上位にランクインしていたり、良いように書かれたりしているのは、そんなに良いフードだからでしょうか…?残念ながら、そうではありません。それにはメディアに作られたものもあるんだということも、知っておいてほしいです。
愛犬がドッグフードを食べようとしない原因ってどんなことがある?
フード難民・フードジプシーになってしまう原因や、フードを食べようとしないで残してしまう原因は、こちらの「フードジプシー・フード難民・食べたがらない犬のフードの選び方と対処法」という記事でもご紹介しています。
が、今一度、まとめてみましょう。ここではあえて、
に、わけて紹介してみます。
あまり言いたくないのですが、飼い主さんの対応に原因がある方が、可能性としては高いです。耳の痛い内容もあるかもしれませんが、心当たりがないか、ご自身の状況・対応・心境も、振り返って考えてみてくださいね。
飼い主さんの対応がよくなくて、食べなくなっている場合
- 食べないからと言ってフードをとっかえひっかえしている
- 食べない心配から、食べるもの(おやつなど)ばかり与えている
- トッピングや手作りフードの誤った取り入れ方
- 散歩など運動をしっかりさせていない(運動不足でお腹が空かない状態)
- 犬の歯磨きを怠っている(そのため、歯や歯茎が痛くて食べられない)
- 長時間の留守番を愛犬にさせていている
- 犬が安心して過ごせる、ストレスが少ない環境を作ってあげていない
- 食べないことを心配し過ぎている、焦り過ぎていることが愛犬にも伝わっています
食べなくて心配なのはわかるのですが、こうやって書くと、なにか見えてきませんか?
飼い主さんが愛犬に過剰にやり過ぎてしまっているせいで、余計に食べないのが悪化しています。飼い主さんの心配や不安、焦りや苛立ちは愛犬にも伝わっていて、余計に食べなくなっていることもあるんですよね。
自分が食べないことを助長していたの?!
それに、歯磨きを嫌がるからという理由で、しないというのは違いますよね。愛犬が散歩したがらない、飼い主さん的にも散歩の時間が取れない、お家遊びだけで良いと思っているなど、それなりに運動をしてなければ、そりゃお腹もすきません。だから食べないんです。
食べないのが心配だからって、食べるもの・好きなもののみ与えていたら、好き嫌いをするのも当然ではないですか?だって、食べませんアピールをしていたら、飼い主さんがホイホイ自分の好きなものばかりくれるんですから、それを学んだらもっと美味しいの出せってなりますよね。
愛犬が大事でかわいいのであれば、愛犬の言いなりになるのでも、顔色を見るのでもなく、しかるべく健康的な飼い方をしてあげるのが、良いのではないでしょうか?
食べない対策がエスカレートしていっていませんか?
特に、トッピングや手作りフード、フードをとっかえひっかえしている場合は注意してください。これ、結構やりがちな対応です!愛犬のグルメさや好き嫌いを助長する対応ですし、やればやっただけ、食べるようにするための矯正が大変になります…。
食べないということは、健康に係わることですので、心配になる気持ちはわかるのですが、それがゆえに、お犬様に仕立て上げてしまっていないか、冷静に考えてみてください。
過保護になっていたり、愛情表現が間違った方向にいったりしているようであれば、それは「飼い主さんの対応が問題で、愛犬の好き嫌いやわがままを悪化させてしまっているんだ」という自覚を持つようにしなければなりません。
犬自身になにかある場合とは?不調が見られる場合は動物病院へ!
お伝えしたように、食べるという行為は本能的なことです。上記でお伝えしたような、飼い主さんの対応による食べなくなる原因がない場合であれば、
などが原因になっている可能性があります。その場合は、フードだけでどうこうできることではありません。
病気や体調不良があることも考えて、一度、動物病院に行くとこをおすすめします。また、食べなすぎて痩せてきている・丸2日なにも食べない・空腹吐きをするなどの場合も、獣医に相談してください。
高齢になってくると食欲が落ち、食べ方が変わることがあります
加齢による食欲の低下、噛む力が衰えてきているなどの、ライフステージの変化や好みの問題もありえますが、そういった年齢的な原因がある場合には、
など、食べられるように工夫していくことも必要です。
また、生活環境の変化など(雷や突然の騒音、移動、気温の急激な変化、家族の増減などの避けられなかったもの)のストレスがあって、食欲をなくすこともあります。日頃から安心して生活できる環境にしてあげられるようにしたいものですね。
本当にフードが合わない場合、食べないこともある(ごく稀なケース)
最初に少し触れましたが、犬が本能的に食べたがらないケースも中にはあります。人間にも好き嫌いがあるように、犬だって嫌いな食感の食べ物や嫌いな香り、嫌いな形の食べ物があるものです。
我が家の愛犬の話で恐縮ですが、我が家は食いしん坊でなんでも食べたがるビーグルですが、食べないものはありますもん。口に入れてのペッと吐き捨てるものだってありますし、食感が嫌い、香りが好きじゃないなど理由があるのでしょう。
ほかにも、我が愛犬は喜んで食べるものを、知り合いのわんちゃんは見向きもせず、顔を背ける子もいます。つまり、その子はそれが好きではないということです。
怒らないで…好きじゃないの、それ。。
それに、ストレートに言いますが、安価な栄養価も低いホームセンターなどで販売されているドッグフードなんて、嗜好性も低く、劣化もしやすいものが多いため、食べたがらない子がいてもおかしくありません。
犬の興味・食欲をそそらないんですもの…食いつきアップの目的で油脂を吹き付けて、ベタベタしたキブルのなんとも言えないドッグフード臭がするだけで、そのギトギト油は時間が経つと、酸化し悪臭を放ち…カビが生えます。頂いたとある安い市販のフードで上記を経験し、捨てました。。
犬なりに、食べて良いもの・体に合わないものなどを、本能的に感知して食べないこともあり、その場合はその食べ物が愛犬に合わないということなのでしょうね。ただ、フードを替えても替えても食べない場合は、わがままをしているだけなので注意してくださいね。
犬に問題がある?飼い主の対応に問題がある?見極めポイントとは
- もうシニア期に入ってきて、食欲が落ちてきている…
- 明らかに歯石が多くて、口腔内トラブルから食べられなくなっている…
- 明らかにお腹を壊している…
などであれば、原因は明らかでわかりやすいと思います。
ただ、これまで食べていた子が食べなくなってしまったり、食欲がなさそうにしていたり、食べてもちょっとだけついばんで、しらんぷりしたり…となってくると、心配するのは当然です。
でも、食べない原因が、犬の不調の問題なのか?飼い主さんの飼い方・対応の問題なのか?フードの問題なのか?これだけはしっかり確認しておきましょう。これまでにご紹介したものより、一層細かく具体的な内容を一覧にしましたので、チェックしてみてください。
【飼い主さんの対応に問題あり】で、フードを食べないケースとは?
問題・症状 | 原因 |
フードを何度替えても食べない 食べないからとコロコロとフードを替える |
いろんなものを与え過ぎて、愛犬がグルメになっている |
おやつは食べるけどフード食べない | 好き嫌い・わがままをしているだけ。 フードを食べないからといっておやつで誤魔化さないこと |
トッピングだけ食べる トッピングに頼りすぎる |
美味しい・好きなもの以外食べたくないというわがまま。 トッピングの使い方を間違えています。 トッピングをやめてみましょう |
食べないからと手作りフードを与える ※シニア犬や不調時を除く |
手作りフードは最後の砦です。 その嗜好性ゆえに、好き嫌いをする原因にもなります。 |
食べそうな時にフードを与える | 食べたいと思った時に食べられる状況を作ってしまっている。 いつでも食べられるという思いから食べないのが悪化する。 |
食べるもの・好きなものを与える | フードを食べないからといって、好きなものを与えるのはNG いやいやをしたら好きなものを出してくれると覚えます |
食べないけど体重は落ちない | おやつの与え過ぎ、運動不足 |
これ結構やりがちです
どれも、心配がゆえにやっているのはわかります。食べない時の対処法として、上記のような対策が紹介もされているケースもありますし、食べてくれるのならなんでもしたいですもんね。お気持ちはわかります。でも、それが愛犬の食べない行動を助長しているという自覚をもちましょう。
やってみた結果、効果がなかった時点で、「これは、フードの問題ではなく、犬がわがままをしているだけなんだ」ということを意識してみてください。食べないから、食べるための方法をあれこれやるほどに、言葉は悪いですが、犬がつけあがるだけです。
留守番が多すぎないかなども、犬には食欲をなくす原因になります。コミュニケーションをしっかり取るようにしましょう。
(わがままを助長する行為以外)飼い主さんに原因がある場合・フードそのものの問題
上記のようなわがままを助長するような行為以外でも、飼い主さんが食べなくなる原因を作ってしまっているケースがあります。それは、
などのケースです。
フードを新しいものに切り替える時には、ブレンドしながら徐々に切り替えていくのが基本なのですが、昨日まではAのフードだったのに、翌日いきなりBのフード…と、コロッと一気にフードを変えていると、警戒心が強い子は食べなくなることがあります。
なんでも食べる子ばかりじゃないんだもの…
人間だって、いつも和食を食べてた人が、なにもいわずに急にどこの国のなんという料理かもわからないもの出せれて、平然と何事もなかったかのように、いつものように、出されたから食べるということをできる人ばかりではありませんよね?
匂い嗅いだり、見た目からなんじゃこりゃ?!と思ったり、なにが入っているのかって気にして、食べられない人もいると思います。それと同じく、犬だっていきなりフードをまるっと変えられたら、驚いて食べられなくなったって不思議はないんですよね。
ほかにも、フードは通気性がよく、高温多湿を避けた場所で、しっかり封をしてフードが酸化しないように管理するのが好ましいのですが、高温多湿な日本の環境ゆえに、フードの香りが落ちてしまう可能性もあります。
保存方法ひとつで香りが落ちることも…
それに、フードとひとことで言っても本当にピンキリで、安かろう悪かろうではないし、高ければ良いものというわけでもありません。しかし、それでも、事実、あまりに安いフードは嗜好性に乏しく、犬が食いつく要素が少ないものも多いです。
あるいは、フードの粒のサイズが口のサイズにあっていない、その子の噛む力にあっていないなども考えられますし、「こういう形のフードが苦手」というよう特定の形のフードを嫌う子も中にはいます。
そういった場合には、フードを替えるだけで解決できることが大半です。しかし、それでも食べない、それでもまた食べない…と繰り返すようであれば、フードの問題ではないという判断材料になりますので、はなから「フードのせい」という考え方をしないようにしてくださいね。
【犬の体調に問題あり】でフードを食べないケース・病院に行くべきケース
こちらに関しては病気や不調が関係する内容なので、原因などは獣医さんの判断が必要です。そのなめ私が判断することではないので、問題点・症状についてだけ触れておきます。(消化不良、腸炎、病気などの可能性もありますので、獣医ではない私が解説すべきではありませんので)
祈りのポーズというのは、プレイバウに似たこういった感じの態勢なのですが、
犬は痛みがある時に様々な症状を示します。首や背中が痛い時は、尾を下げ背中を丸め、上目づかいになり、震える等。お腹がひどく痛い時は、うろうろしたり、前足を伏せの状態にして、お尻を上げるいわゆる祈りのポーズを繰り返します。(写真)特殊な状況が起こったら、写真や動画に撮ってください。 pic.twitter.com/owcDNB6B1a
— 藤井動物病院FVMC(WBC動物病院グループ) (@FujiiACC) May 4, 2022
膵炎などの時によく見られるポーズですので、直ちに動物病院で診てもらってください。
祈りのポーズ以外にも、上記のような症状がある場合には、フードでどうこうできることではありません。獣医にしっかり症状を伝えてくださいね。
トッピング・ふりかけ・手作りごはんでの対策は良策ではありません
食いつくをよくするために、トッピングをしたり(ピューレや茹でた野菜、お肉をのせたり)、嗜好性を高める犬用ふりかけなどを使用したり、手作りご飯をフードの上にのせたりかけたり…たしかにそういうのも、食いつきをよくする手段のひとつです。なので否定はしません!
ただ、こういった対策はあくまで、食べるための「導入」「きっかけ」「とっかかり」にすぎません。そういった使用ならばOKですが、やり方・使い方を間違えないようにだけは注意をしておいてください。こういったアイテムに頼りすぎるのもよくないことですし。
さらに、その導入のはずだった、トッピング(フードにかけてあるもの)だけを食べる、舐める…そして、肝心なフードは食べない…ということをやっているようであれば、ただちにトッピングの使用は中止してください。
それこそが、フードをえり好みする原因です…
肝心なフードを食べないということなので、さらに工夫をして、とにかくあらゆる食いつきの良いものをためして、なんとかして食べさせたい気持ちわかるのですが、トッピングはやめ際や与え方の線引きが肝心なんです。
まず、そもそも論ですが、総合栄養食とは、「それと水さえ口にしていれば、犬が健康的に生きていけるフード」のことを言います。サプリメントやプラスアルファの栄養素などが、なんらかの理由から必要になるケースもあるしょうが、それはそれです。
なぜなら、フードでは摂取できない、もしくはフードでは足りない場合に使用して摂取するという、「明確な目的」がありますから。
問題はそこではないんです
しかし、食べないからという理由で、プラスアルファで、ふりかけをかけたり、ピューレなどを使ったり、ゆでや野菜やお肉・お魚を使ったりというのは、総合栄養食として、すでにそれだけで成立している食べ物に、さらに色んなものを足しているわけなんです。
この時点で栄養過多になっているのがおわかりいただけるでしょうか?
そして、相当な安価な粗悪なフードでもない限り、本来それだけで食べられるはずの嗜好性のあるものに、さらに食いつきをよくするアイテムを使うなんて、そりゃ犬だって、フード以上のいい香りのものを知って、美味しいやつだけ食べますよ。
しめしめ、こうやってたらもっと美味しいの出してくれるんだよね~
飼い主さんとしては、食いつきのとっかかりのために一生懸命やっていたとしても、その部分だけ食べる愛犬…そして肝心なフードを食べないことに思い悩んだ飼い主さんが、さらに食いつきが良いと評判のものを与える…
そんな繰り返しで、愛犬のフードジプシーはどんどん悪化するだけなんです。そう、この場合、愛犬のフードジプシーの原因は飼い主さんにあります。
こういったトッピングだけ食べる、美味しい部分だけ食べる、自分が食べたいものだけ食べるということをやっている場合は、これ以上愛犬をグルメ化させないためにも、心を鬼にして、フードだけを食べるようになるまで、不要なものは与えないよう徹底してくださいね。
わがままをして食べない時は、がんとした態度で受け止めましょう!
食べないということで不安になっている方の場合は、食べて欲しいあまり、一生懸命あれこれやってしまいがちです。もちろん、飼い主さんとして、愛犬が食べないなんて、心配で仕方ないでしょうし、食べない=健康を害すると考えてしまうでしょうから、
頼むから食べてくれ~~泣
と、もう、気が気じゃなくなってしまうこともあると思います。いつも食べないことばかり気にしてしまう方もいるかもしれません。気がかりで仕方ないでしょうし…。
しかし、その心配と、動揺、焦りや不安は愛犬に伝わり、余計にプレッシャーを感じて食べられなくなる子は実際にたくさんいるものです。犬って意外と飼い主さんの心の中を感じ取っていますからね。
この手のご相談の時、心苦しくも、いつも私が飼い主さんにお伝えするのは、
健康な犬ならまる2日食べなくても大丈夫です
ということです。愛犬を信じて待ってあげてください。お腹が空いたら食べます。
心配だからといって、あの手この手をやることだけが愛情ではありません。そして、あなたがやればやるだけ、もっと食べなくなっていること、心配すればするだけ、空回りしてしまうことをお忘れなきよう。
ここは飼い主さんぐっと堪えて、自発的に食べるようになるよう、愛犬を矯正するのみです。それ以外のジプシーを悪化させるようなことは、心配でも堪えてください。それが、一番の食べる近道に繋がるはずですよ♪
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