愛犬のためならなんでもしてあげたい!
その気持ちは、犬を飼う上で大事な心持ちです。過保護ではなく、できる限りのことをして、かわいい愛犬に幸せな日々を送らせてあげたいという思いがあるのは、とても素敵なことだと思います!
ただ、「なんでもしてあげたい」「大事にしてあげたい」の意味が、犬のためではなく、自分がやりたいから(自分が満足するために)やっているってことはないでしょうか?(※犬の体の健康・心の健康に直結しないことでしたら、飼い方は自由で良いと思います)

やめて!わたしそんなこと求めてない…
ごめんなさいですが、厳しい言い方をすると、愛情ではなく自己満足になっていないか自問自答してみてください。今回はそういった、飼い主さんの思い込み・強い思いゆえに、愛犬を苦しめてしまいかねない対応について考えていきたいと思います。
ありのままの愛犬の特質を知ることが、一番の愛情ではないでしょうか?この記事をとおして、飼い主さんが愛犬のありのままを正しく知り、間違った対応をしてしまわないよう、考える機会にしていただけたら幸いです。
なお、いろいろ書いてありますが、個体差もありますし、自分のやっていることは大丈夫だろうか?など正しい考え方を知りたい・相談したいという方は、お気軽にお問い合わせくださいね!
犬への愛情が強い人ほどやってしまいがちな間違った愛情表現とは?
「なんでもしてあげたい」「大事にしてあげたい」の意味が、犬のためではなく、自分がやりたいから(自分が満足するために)やっているのでは?と最初にお伝えしましたが、そういわれて、冷静に自分は大丈夫だとうかと考えてみたでしょうか。
ハッとした方は、それに気づく余裕があるということです。定期的に自分を振り返って、冷静になる目を持っている方だと思います。とても素晴らしいことです!主観だけではない目線をお持ちということなのでしょう。
しかし、ここで、

大丈夫、自信満々!こんなにやってるし、考えてあげてるから。
と思った方は、要注意です。(ただそういった人は、この記事に目を通していないかもしれません…)
どういったことが、間違えた愛犬のための行為なのか?まずここで、いくつか例を挙げてみます。(※前置きですが、犬の体の健康・心の健康に直結しないことでしたら、飼い方は自由で良いと思いますので誤解しないでくださいね)
たとえば…
などがわかいやすいと思うのですが…どうでしょう?おわかりいただけるでしょうか?
これらは愛犬のありのままを理解しないで、自分が良いと思うことをしているだけです。それが愛と思うならそれでいいのでしょうし、どう飼おうが愛護法に触れない限り自由なので、人が口を挟むことではありませんし。(この記事はただの余計なお世話なのです)

愛犬の心身の負担なってなければ良いと思う
しかし、上記の例は、そもそもの性格や体質を見ておらず、飼い主さんの主観・思い込みだけで良いと思うことをやっているに過ぎません。犬とひとくくりにいっても個体差があり、見るべきはその子の特性ではないでしょうか?犬種で判断するのも、ネット情報をあてにするのも違います。
ほかにも、歯磨きを嫌がるからしていない、愛犬が欲しがるから・心配だからと、控えるべきタイミングに食べ物を与える、適切な運動をさせてあげていないのに、やんちゃで困ると悩んでいるなどなど…。あたかも犬のせいかのような考え方をしていませんか?
歯磨きが嫌いでも、5秒10秒でもいいので、毎日継続してトレーニングをして、慣れさせていく選択肢もあります。ダイエット中や胃腸が不安定な時で飲食すべきではないタイミングなら、飼い主さんがコントロールしてあげるのが重要です。

食べたそうにしていても、我慢するのも必要
やんちゃなら、本能を満たす運動をしてあげているか、運動量や生活環境が適正か?など見直してみる。それが一番の解決ではないでしょうか?
今の時代、困った時はネットですぐに調べられるので、気軽に調べて答えらしきものがわかります。また、便利アイテムも増えているので、解決できる(っぽい)対策アイテムで解決したくなるかもしれませんが、まずは自分を見直すのも必要です。
調べて、書いている通りにやっているだけでは、愛犬のことを根本的に正しく知ることはできませんし、愛犬のために「やってあげている」という思い込みを深くしてしまうだけではないでしょうか?私個人の意見ですが、それは話を複雑にするだけで、遠回りだと思います。
「手間をかけてあげればあげるほど、愛情をかけている」ではない!
ネットで調べることが悪いと言っているわけではありません。正しい情報もあります。その採用した情報が、正しい愛犬への理解の上で、愛犬に合っていることであればいいですし、それで解決できたのであれば万歳です♪ただ、ここで言いたいのは…
本当に正しいのか・愛犬に合うのかもわからない情報を鵜呑みにして、よさそうなことを採用して、足し算ばかりして安心していませんか?それでやってあげてる気になってませんか?
ということです。
- やりすぎてませんか?
- 良いということを足してばかりしてませんか?
- 引き算が必要な時もありますよ?
- 思い込みから決めつけて見ていることはありませんか?
足し算ばかりだと、良いと言われることをすぐ採用しがちなので、サプリだらけになっていたり、あれもこれもやったりした結果、どれがどう効果を発揮しているのかすらわからなくなっていて、もはやtoo muchになっているかもしれません。

採用するフットワークの軽さは良いと思いますが…
しかしその場合、どれがどう効果を発揮してるのかもわからないし、さらに、良いと思ってやっている手前、やめる勇気が持てなくなるケースも多いです。それが愛情だと思っているし、やってあげている気になっているから、やめる(=引き算する)ことに恐怖があるのかもしれません。
too muchなせいで、愛犬を苦しめていることもあるかもしれない…という考えも必要です。「これだけ愛犬のためにやってあげているから大丈夫!」という方は特に、足し算による自己満足トラップに陥っていることがあるので、少し意識をしてみてください。
間違えた認識で「プラス」「足し算」したことで起きる弊害の具体例
少し触れた歯みがきの例で解説します。実際歯磨きを嫌がって、させてくれないとの悩みは多いものです。そこでネットで調べたら、「食べるだけで歯みがきになるパウダー」といったニュアンスの文言が多数出てきます。
歯のケアに悩んでいる飼い主さんは、飛びつきたくなるフレーズではないでしょうか?あるいは、プラスアルファの歯のケアをしたいと思っていた方も、惹かれる文言かもしれません。
本来であれば、パウダーを食べるだけで歯みがきになるわけがないのですが、そういったアイテムって「獣医も認めた!」など言葉巧みに宣伝されていて、とっても効果があるように書いてあるんですよね。

パウダーだけで歯みがきになる?うそでしょ。。
実際に効果が皆無なわけではないですし、幾分はケアの代わりになることもあるでしょうし、悩んでいる人からしたら、少しでもましになるならやってみたい・楽にできるならありがたいと思うこともあるでしょう。
すでに歯みがきができている方でも、意識の高さゆえに、そんなに良いのなら、プラスアルファのケアに採用してみようと思うかもしれません。でも!ちょっと待って!冷静に考えると、歯みがきを正しくできるようになる方が最優先ではないですか?
が、調べたら「よさそうな情報」が出てきたし、大変な思いをして歯みがきをするよりも、愛犬も嫌がるし、手っ取り早くなんとかできるアイテムがあるなら、それでいい!と思う方は多いのでしょう。

本当にそれでいいの?
そうやって、本来やるべきことよりも、なにかを取り入れること・プラスすることによって、
としたら、本当にそれでいいのか自問自答してほしいのです。それが愛犬に合っているのか、考えてみてください。
こういったアイテムは、悩みに寄り添うようなふりをして、買わせることが優先です。でも、よく見てください。
小さい文字で、注意書きありませんか?

噛まない子や、ブラッシングしない子には効かないの?
使用されている写真はイメージ画像で、実際の子の写真じゃないそうですよ?
正しい用途で使えば効果は期待できるかも?、でも保証はしませんって商品ということ?クチコミや感想は、モニターなどで良いように評価するよう仕向けることはできますし、良い内容しか載せないことだってできます。
それに、よさげな画像やクチコミを見てしまうでしょうが、原材料はちゃんと見ましたか?合わないかもしれない原材料はないでしょうか。ちなみにこの商品は、広告ページで耳障りの良いことしか触れていませんでした。

効果は保証するものではないって。。
購入の直前で、見る人だけが見るところに、コッソリ原材料表記があり、アレルギーについての注意書きがあっただけです。良い文言だけ見て買う気満々になってる人は、きっと原材料より効果ばかり期待していることでしょう。
実際にこのように、ネットで見た・人から聞いた良いという情報を鵜吞みにして、詳しく調べることも獣医に相談することもなく採用して、結果、愛犬の体質に合わないものを摂取させて、犬を苦しめていたなんてケースは、よくあります。
このような場合には、なにか足して解決を試みるのではなく、引いて考えて、基本に立ち返って、一番なにをすべきなのか?を考えるのがよかったのではないでしょうか?
無知なまま良いと言われたものを追加して、愛犬が苦しんだケースも…
先ほど少し触れましたが、良かれと思ってあれを追加して、これも追加して…とやっていると、飼い主さんは「これだけやってあげている」という自負にはなったとしても、そのせいで愛犬をダメにすることだってあります。
たとえば、皮膚炎と軟便に悩むわんちゃんを飼われていたAさん。犬を飼うお友達から聞いた情報で、良いと言われたものは愛犬がよくなるのであればと、積極的に試していたようです。
ある時、犬を飼い慣れている先輩から、「お腹の調子を安定させることが大事だから、乳酸菌をとらせるといい」といわれたそう。私からしたら、それは間違ってはいないのですが、とっても危険な内容です。

良いアドバイスではありません
アドバイスをした方は、犬の栄養学も獣医学も学んでいない、ただ犬を飼い慣れているだけの人。悪気はなく良かれと思っての助言とはいえ、理論はわかっていない素人さん。まして詳しい問診をしたわけでもありません。
その方は自身の経験と、知りうる知識をAさんに伝えただけの話で、超無責任なアドバイスにすぎないのです。犬に詳しい人・犬好きな人という人が、正しい知識を持った人ではありませんもの…。
しかし、犬に詳しい人ということから、Aさんはその話を鵜呑みにしてしまいます。なにを信じて試そうが自由ですが、本来は獣医や有識者に相談してから、判断すべきでした。

じゃあ乳酸菌をとらせよう
問題なのは、乳酸菌って乳製品由来のもの、動物性のもの、植物由来のものなど種類がぴんきりで、なに由来かによっては、かえって危険な目に遭う可能性も否めないこと。そんなことを知らずAさんは、「乳酸菌」を売りにしたサプリを愛犬に与えます。
結果、一時的には良くなったものの、しばらくすると改善されることもなく、むしろ悪化していったそう。後でサプリの詳細を確認すると、その子には与えるべきではない原材料でできたものだったのです。
アドバイスした側も言うのは自由ですが、個体差を考慮していない発言は無責任でした。どの子にも合うとは限らないのですし。また、鵜呑みにして調べないで与えたAさんもよくありません。正しく理解していない人の意見に振り回されて、愛犬が苦しむのは避けたいものです。
サプリに体が慣れてしまったり、免疫力が落ちたりして効かないことも…
あれが良いと言われたらそれを追加、こういう時はこれが良いと聞いたら今度はまたそれを追加…などとしているうちに、愛犬の体がそのサプリやプラスアルファの成分に慣れていってしまい、効かなくなることもあります。
もしくは、そもそもの愛犬の持つ自己免疫力を下げてしまう危険もあるので、注意しなければなりません。与えているものにもよりますが、体が依存しやすい成分だと、サプリで取るからと体内生成が鈍くなることも考えられます。
サプリはあくまでサブ、補佐的な存在であって、そこに一緒懸命になるべきものではありません。それだけで症状改善でから保証もありませんので、過剰なサプリや補助食品の摂取にはご注意ください。
犬への愛情とは?犬を飼うということは自分を知ることにもなる!
愛犬の健康を本気で考えるのであれば、目先のことだけではなく、生涯のことを考えて、その子の体質や性格など、ありのままの愛犬のこともしっかり飼い主さんが把握してあげるのが一番ではないでしょうか?
今の時代、ネットの情報過多なのと、それが当たり前になりすぎていて、無意識に依存している面もあるのかもですが、体感として、この、やってあげているという錯覚に陥る方って両極端な2タイプの方に多い気がします。
- 真面目な人
- めんどくさがり屋(や無責任な人)
真面目ない人ほど、熱心にネットで調べてあれこれやることもあるでしょうし、だからこそ、いいと書かれているものを見ると、信じてそれを採用してしまう…。ネットの記事が、どれだけあなたの愛犬を理解して書かれた内容なのでしょう?

情報の信憑性を見極めることも大事!
かたや、楽にできるアイテムがあればそれでいいと思うタイプは、めんどくさいから考えないだけなのかもしれません。クチコミを疑うこともめんどくさい、考えるのもめんどくさいから、お金で解決・調べた通りにやれば良いと考えているとでも言いましょうか。
ここから少し犬の飼い主云々ではなく、人間的な話?になるかもしれませんが、人は自分が見たいように物事を見ます。
自分はここまで犬にやってあげているんだとアピールすることで、自分は愛犬を大事にする良い飼い主だと思うのもそう。うちの子はこういうところがあるから、こうしてあげているという考え方も、「こういうところがある子」と見たいように決めつけて見ているだけの話。

こうだからこうしてあげているって本当にそう?
自分がやりたいからやっているだけであって、犬にとっては、ありがた迷惑なこともあるかもしれません。この子は〇〇だから…〇〇したがっているから…など、飼い主さんが愛犬にそうしていてほしいから、そう見ているだけ・見ようとしているだけなんじゃないでしょうか。
犬って人間の心の中を読むことがありますから。このように、無意識に愛犬のそのものの個性や体質を考えないで、自分の思いこみ・思ったようにしか見ていないことで、愛犬を苦しめていることはあります。
自分の思いが強すぎて、愛犬をそうさせたいだけ、そうするようにしたいだけで、愛犬が望まない愛情を押し付けていないでしょうか?人間関係でも同じことかもしれません。ありのままの犬と向き合うことで、自分と向き合うこともできるということだと思います。
ほかにもたくさんある!飼い主さんの思い込みと間違えた愛情表現
あまりに多いので、ここでは具体例のみご紹介しておきます。
自分はいいことをしているんだと思っていることほど、危険なケースも多いものですので、当てはまるもの、心当たりのあるものがあれば、注意してくださいね。
挙げるときりがありません…。
このように、一見、犬のためを思っているような内容・愛犬のことを知っているかのような内容ですが、実際、掘り下げてみると、

本当にそうですか?
というものも出てくるものです。
誰から聞いたんその話…?その情報源の信憑性は大丈夫?何を調べてそう思ったの?本当にそう思うに至った経緯には確証があるの?と詰めていくと、案外、思い込みなだけだったなんてことはありますし。
しかし、このように、本当に今愛犬に感じていること、思っていること、自分で調べたことが、本当にあっているのか?そうとも限らないかも…くらいに考えて、なによりも決めつけてかからない柔軟性があった方がいいと思います。後から後悔しないためにも。

その飼い主さんの見立が苦しめていることもあるんだよ
以前、ご紹介していた私の好きなトレーナーも、著書の中で、【まず、その個体のありのまま、犬という、人間とは違う四つ足の動物であることを理解する】ことの重要性を解説しています。
犬種がどうこうなんて二の次で、あくまで動物であり、犬であり、その子はその子です。まずは人間ではない、四つ足動物であること、そして犬という生き物であること、その次に血筋や犬種があります。あとは、飼われ方によっては性格なんて多いに変わるものですからね。
よく言いませんか?「この子は〇〇犬なのに、おとなしいねえ」「さすが〇〇犬、やっぱりこういうところがあるよね」なんて話。この考え方をしがちな方は、個体として見る基本よりも、情報で判断しがちなのかもしれませんね。犬種の特性ではなく愛犬の個性を見てあげてくださいね。
犬は子どもでも人間でもない!人間の価値観で犬のことを判断しないように
私も犬を飼っているので、子供のように愛犬をかわいいと思う気持ちはとてもわかりますが、人間の価値観で犬を見ることのないようにしています。そして、犬の飼い主さんにもその考えは、心のどこかに置いておいて欲しいです。
たとえば、「ごはんは噛んで食べた方が良いのに。うちの子はフード丸飲みする…」とか。人間は噛んで食べるのが当たり前ですが、犬は噛んで食べないことの方が当たり前です。なのに、人間の価値観で見るから、このような犬の悩みに発展してしまうのです。
ほかにも、お腹を壊して、愛犬がごはん食べようとも、お水を飲もうともしなかったとします。お腹に不調がある時は、その犬の反応は正解であって、飼い主さんも無理に飲み食いさせないで様子を見る、もしくは病院に行くのが良いのですが、

なんとか食べさせないと(飲ませないと)
と、あの手この手を使ってなんとしてでも、食べさせる・飲ませるように仕向けていないでしょうか?お伝えしたように、お腹に不調がある時に、食べたがらない・飲みたがらないのは犬としても当たり前の反応です。
なのに、人間の価値観から、食べないのはよくない、飲まないのはよくないと判断して無理になんとかさせようとするから、余計に犬にとっては負担になります。
「○○だろうに…」「○○だから可哀想」という気持ちが犬に対して出てきたら、一度冷静に考えみましょう。人間の価値観で犬を判断していないか、愛犬の特質からそう思うのか、自問自答してみてください。
「愛犬のため」という思いは、本当に愛犬のためになっている?
みなさん、ご自身のわんちゃんがかわいくてたまらないと思いますし、自分のなりの愛し方をしていると思います。本来、それぞれの考え方があって良いですし、自身の思う最大の愛情表現をしていたら良いので、それに対して本当は、とやかく言うことではありません。
それを重々承知で、あえてここで
- こういう考え方もあって良いんじゃないかな?
- もっとフラットに愛犬のありのままをみて、愛情をかけるのはどうのかな?
という問いかけをさせていただきました。
健康診断や検査などもしっかり受け、総合的に愛犬のことを見てあげてください。健康状態を知るための血液検査や定期検診は大いに結構です。愛犬を知るためにやっておきましょう!

とにかく一番は、獣医に相談しましょう。
その上で、自分がそう思いたいから、そうあってほしいから、犬をそのように見ている(固定観念で決めつけている)ことがある。これらを、心の片隅でいいのでおいておいてください。悩んだ時に、冷静になれるキーワードになると思います。
そして、よかれと足し算ばかりしてしまうなら、引き算で考えることも大事ということ、あれこれ足してばかりいたら、引いてみるという勇気も持ってみてくださいね。
よかれと無知でやったこと、確証のないこと(専門家の判断なしにやったこと)が愛犬を苦しめるだけになることを忘れないようにしましょう。
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