愛犬の皮膚や被毛の質・体臭にお悩みの飼い主さんは多いものです。しかし、皮膚や被毛が不健康な状態になるのには、いくつか考えられる原因があります。そのため、個人判断でなにのせいか決めつけてかかるのは危険です。
今回は、皮膚や被毛トラブルについて、食べ物・ドッグフードでできることや、その選び方、フードだけでは解決できないこと、対処法などについてまとめました。参考にしていただければ幸いです。
なお、いろいろ書いてありますが、犬の体質には個体差もあります。愛犬に合うやり方を教えてほしい・相談したいという方は、お気軽にお問い合わせください。( 当サイトのアドバイスは有料です。無料で相談に回答するものではありません。)
皮膚ケア・被毛ケアにおすすめなドッグフードの選び方

嫌な臭いやべたつきもなく、フケなどもない皮膚、愛犬のサラサラ・ツヤツヤな被毛は、健康の証といっても過言ではありません。健康な皮膚があってこそのキレイな被毛です。
しかし、
…などといった、愛犬の皮膚や被毛に関するお悩みを持つ飼い主さんもいます。
皮膚や被毛のトラブルが起こる原因は、免疫力の低下や、細菌(常在菌・真菌)の繁殖、皮膚疾患、アレルギー、寄生虫など多岐にわたるので、自己判断でフードだけでコントロールしようとするのではなく、一度獣医に相談するようにしてください。

原因の個人判断は禁物
「たかが、毛や皮膚のことで獣医?」と思うかもしれませんが、正しい判断なくして、正しい対処はできません。細菌や寄生虫、疾患などはフードだけで改善することはでませんので、これを読み進める前に、必ず獣医にフード以外の問題がないか確認しておきましょう。
その上で、皮膚や被毛のトラブル・症状を改善・ケアする効果が期待できる(治るとはいいません)食べ物・フードはあります。どんなものを選べばいいのか、まとめましたので、参考にしてください。
なお、なんでもかんもフードのせいにして、フードをとっかえひっかえするのはおすすめしません。詳細は以下に記載していますが、フードをあれこれ替えることによるリスクもありますので、フードの選択や変更はくれぐれも慎重になるよう心掛けてください。
原材料がヒューマングレード・食品安全管理の認証規格をクリアしている

ヒューマングレードや、各食品安全管理の衛生基準をクリアしている原材料、鮮度の良い肉や魚、野菜、フルーツなどを原使用しているドッグフードを選ぶようにしましょう。
原材料の鮮度や品質も、消化などにも影響します。消化がうまくいかないと、皮膚や被毛にも悪影響を及ぼしますので、品質のいい原材料で製造されたフードであることは、フード選びにおいて非常に重要なポイントです。
原材料の品質や鮮度まで大事に考えて、
などにまでこだわっているドッグフードメーカーもあります。こういった情報の公開は、原材料の品質にこだわって、自信をもっていないとできることではありません。(逆に、コストを抑えるために、品質は最低限のものを使用しているものも…)

品質に自信がある証だね!
ただし、日本ではペットフードに対する「ヒューマングレード」の法的な定義はありません。そのため、各メーカーがなにをもってヒューマングレードとするのかは異なるため、悪く言えば、「ヒューマングレード」という言葉は、言ったもん勝ちと考えるメーカーもあります。
だから、わが社のフードはあえてヒューマングレードとは言いませんと、わざわざ記載しているフードもあるのですが…
品質に自信があるのであれば、ヒューマングレードと胸を張って言えば良いですし、たとえ、人間用に流通している原材料ではなかったとしても、「相応の品質です(=安全基準をクリアしている)」というのはアピールしていいわけで…。

あえて触れないという必要はないんじゃない?
健康のためにこだわって選んだなら、むしろアピールしたくないですか?!実際に、人が食べられるフードもありますし、仕入れ先の情報を公開していたり、仕入れ先や加工工場の衛生に関する証書を提示したりしているメーカーもありますから。
逆に、原材料の品質に触れていないメーカーは、公表できない・するに値しないレベルの原材料をしている可能性があるわけです。事実、粗悪なフードのメーカーのサイトには、原材料の品質についての記載はほとんどありません。(あっても、うまいこと話をそらしてます)
私も何百社ものフード・サイト・メーカーを見てきましたが、原材料の品質に自信のあるメーカーは、フードの強みとしてアピールしています。原材料の品質が、どれだけ犬の体に影響をもたらすのかを大事に考えているからでしょう。

材料の質は健康にも関係する
百歩ゆずって、都合のいいようにヒューマングレードをうたっているものもあるかもしれませんが、契約先・仕入れ先の情報や、原材料の品質について説明することは、自信がなけれでばできることではありませんし、信用に値すると思います。
安かろう悪かろうでも、高いものがいいというわけでもありません。ただ、原材料の品質がよくなるほどにコストは高くなる傾向はありますが、原材料の品質にはこだわったフード選びはおすすめです。
粗悪な原材料のフード、あまりに安価なフード(原材料の品質がよくなければ、安く仕上がります)、たべられたらなんでもいいというような考えのフード選びではなく、体の源となる原材料には、ある程度のコストをかけてあげられるといいですね♪
魚・特にサーモンが主原料になっている・抗炎症作用のある原材料を選ぶ

サーモンは、不飽和脂肪酸・オメガ3の含有量が多いことが一番の強味です。また、全体的に魚は、お肉よりも圧倒的に不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。
不飽和脂肪酸(DHA・EPA)には、抗炎症作用や抗がん作用があるので、皮膚の炎症を抑える効果が期待でき、健康な皮膚ゆえの被毛ケアができ、毛艶を保つ効果もうまれるため、一石二鳥といえるのではないでしょうか?
脂肪=太ると思うかもしれませんが、脂肪には必要で積極的に摂取しておきたい脂肪と、あまりたくさん取らないほうが良い脂肪があり、サーモンの脂肪は摂取しておきたい脂肪に該当します。安心して与えてください。

お肉だけでは良質な不飽和脂肪酸はほとんど取れません
さらに、魚はお肉よりも消化しやすいこともメリットで、消化器が弱り始めているシニア犬や、胃腸が弱い子にも安心して与えることができます。また、お肉よりも低カロリーなのに、たんぱく質含有量はお肉に引けを取らない、超優秀食材なんです!
ほかにも、お肉全般(チキン、牛肉、ラムなど)にアレルギーがある子もいますが、そういった子にとってはサーモン主原料・その他魚が主原料になっているフードは救世主になりえます。
なお、主原料については、ミールや乾燥サーモン・ドライサーモン・加水分解などといった表記になっているものではなく、フレッシュミート(生の状態)になっているものがおすすめです。(※相当なアレルギーがある場合を除く)
小麦やトウモロコシなど炎症の原因になりうる食材を使用していない

小麦(小麦粉、小麦ふすま)・トウモロコシ(コーン、コーンスターチ)などが使用されているフードは避けましょう。というのも、小麦・トウモロコシは体質的に分解しにくい(=消化しにくい)食材だからです。アレルギーが出る可能性があります。(※問題なく食べられる子もいます)
しかも、犬の健康的な生活に必要な栄養素は少なく、腹持ちもよくありません。高GI値食材(=太りやすい食材)でもあり、肥満の原因にもなりえます。分解しにくいぶん、便だけが増えて、栄養にもならないのに太るって最悪ですよね。
メーカーは、「小麦・トウモロコシにはミネラルや炭水化物も豊富!」「コーンは皮がついていなければいい」なんて説明をしていますが、小麦やコーンを使った方が安上がりにフード作れて、使い勝手がいいから、いいように言いたいだけです。

デメリットは伏せて、安く売りたいだけ
小麦・トウモロコシを使用していても、それなりにAAFCOの基準をクリアしたフードは作れます。ただ、基準はクリアできていたとしても、栄養価の詳細をみると、良質なたんぱく質ではなく、アミノ酸バランスもよくないため、犬にいいとはいえません。
小麦・トウモロコシを食べてもアレルギーが出ない子もいますが、アレルギーに配慮した食材とは言えませんので、できれば避けておいた方がいいとは思います。おやつなどで少量を与えるにしても、ずっと与えるのではなく、たまに与える程度にしておくのが良いですね。
防腐剤や着色料など、与えたくない化学合成添加物が配合されていない

添加物を使用していないドッグフードもありますし、反面、「少量なら問題ない」という考えで、化学合成添加物を使用しているものも多々ありますが、化学合成添加物が使用されていないものを選ぶようにしましょう。
でも、なぜ添加物を使用する必要があるのか?それは、最初にお伝えしたように、原材料の品質がよくないから、添加物を使用しないと品質や嗜好性を維持できないからです。
実際に化学合成添加物が原因で、アレルギーが出る犬もいますし、摂取し続けることで発がんリスクが上がる添加物もあります。

だったら、使用してないものの方が良い!
化学合成添加物とは、自然界には存在しない・合成して生み出した物質のことで、体内でなにが起こるか未知数なものであり、無害なことが確認されているものもありますが、研究中のもの・議論中のものもあるのが現実で、100%安全とは言い切れません。
一番有り得ないのは、着色料と発色剤です。犬は匂いで食べ物を食べていますので、食べ物の色は関係ありません。色なんてどうでも良いのに、人間が勝手に着色しているだけなのです。
質の悪い原材料を使用しているのがバレないよう、カモフラージュするために色をつけたり発色剤で色を鮮やかにしたりして、品質を誤魔化しています。しかも、着色料や発色剤ってあまりいい成分ではありません。

犬にとっては超余計なお世話!
天然由来の(化学合成ではない)もので色付けしているケースもありますが、絶対に問題ないというわけではないですし、日本で許可されているものが、海外では禁止されているなんてこともたくさんあります。
日本は世界的にも添加物大国ですからね。日本が海外より添加物については安心と勘違いしている方は多いですが、日本は食は安全とも限りません。
しかし、前日、目を疑うクチコミを見ました。クチコミ・レビューなんてなくなればいいのに…。その内容は…

フードが無添加で大丈夫なの?腐りそう…逆に危険でしょ?
というもの。開封してからしばらくは食べ続けるのに、添加物なくて余計に心配…という意図らしいのですが、見る人が見たら、失笑です。
万人が目にするレビューにこんなことを平気で書くなんて、
なども知らない証拠です。ここでは、腐食のメカニズムの詳細の説明は割愛しますが、みなさんは、詳しく知りもしないで悪評を書いているようなクチコミに、惑わされないでください。
なお、避けたい添加物については、こちらに記載があります。知りたい方はチェックしてみてください。
なに由来かわからない、なぞの油脂が配合されていないものを選ぶ

フードの原材料を確認した時に、「植物性油脂」や「動物性油脂」という記載があるドッグフードは与えないようにしましょう。一般的に日本では、これらを配合しているフードを『オイルコーティング』と呼んでいます。
※動物性油脂と書いてあったとしても、(サーモン)(鶏脂)(魚脂)など、具合になにから抽出した油脂なのかわかるようになっている場合は、オイルコーティングとして認識する必要はありません。
オイルコーティングは、質の悪いフードに使用されることが多いのですが、質が悪い原材料だからこそ、犬の食欲をそそる香りがせず、また、潤いも足りないのでフードが整形しにくくなってしまうから使用されています。

その油脂、どうやって抽出したの?
動物性油脂・植物性油脂を配合することで、香りをアップさせ、フードに潤いを与えることができるため、質が悪い原材料のデメリットにも有効になるわけです。しかし、オイルコーティングに使用されている油脂は、質のいい脂質ではありません。
詳細は、「ミートミールや乾燥肉のデメリット」で紹介しますが、動物性油脂や植物性油脂は、トランス脂肪酸が多く、体に不調を起こす原因になる脂肪酸です。(参考:内閣府・食品安全委員会委員会/トランス脂肪酸〜リスク評価の意味を知ってほしい〜)
- フードがギトギトになって酸化(劣化)しやすくなる
- 発がんリスクが上がる
というリスクもあるので、率先して与える必要はありません。

ぼく、なに食べさせられてるの?!
ちなみに、質のいい原材料を使用していれば、油脂での香りづけは不要ですし、加熱加工をしても十分香りも脂質も残ります。そのため、こういった謎の油脂加工をする必要はありません。
動物性油脂や植物性油脂をプラスすることで、
- 一時的に犬を惹きつける香りを出せても、時間と共に匂いが悪くなる
- 酸化したオイルが変色し、フードの色が悪くなったり硬くなったりする
- 湿度が多い時期にはオイルが水分を吸収してカビる
- 油が酸化してトランス脂肪酸が発生することから下痢や腹痛を起こす
などの原因になることもあり、保管の仕方にも注意が必要です。酸化したフードを食べることで体調を崩してしまう子もいますし、やはり、動物性油脂や植物性油脂が使用されているフードは避けたほうが良いでしょう。
高脂質や高たんぱく・高カロリーなドッグフードは選ばない

最近、100gあたりのたんぱく質含有量が30%を優に超える、高たんぱく質なドッグフードが増えてきていますが(主に海外産)、高たんぱく質なフードはそれなりの運動量がある子や、丈夫な胃腸の子でもない限り、筋肉や消化器に負担をかけるため注意が必要です。
同じく、高脂質・高カロリーのものも、消化器官に負担をかけます。そのため、お腹の調子が悪くなる子もいるので、様子を見ながら与えたいところです。
高たんぱく質は体にいいという話が独り歩きしすぎて、犬にも良いんだと思っている飼い主さんは多く、不調が起きてからフードが合っていないことに気づくケースは多々あります。

メリットとデメリットを把握しておこう!
というのも、そもそも、なん%以上なら高たんぱくというのかすら知らない人も多いのではないでしょうか?それであれば、愛犬のフードが高たんぱく質に該当するのかもわからなくて当然です。(詳細は以下の記事にあるので、気になる方はチェックしてみてください)
何百種類ものドッグフードを見てきましたが、個人的には31,2%以上になってくると、なかなか難しいフードな印象はあります。(※パピーや妊娠・授乳中の母犬用は除く)
「高たんぱく」と調べるといいことばかり出てくるのですが、大事なのはメリットではなく、デメリットも把握しておくことです。物事には必ずメリットとデメリットがあるので、くれぐれも良い情報だけで判断するのではなく、多角的に見るようにしておきたいですね!
フード以外にプラスアルファで意識しておきたいこと
これまではフード選びについて解説してきましたが、それ以外にも気を付けておきたいことがいくつかあります。フードに気を付けていたとしても、これからご紹介する内容がなおざりになっていたら元も子もありません。
皮膚や毛質、それに伴う体臭なんて、「シャンプーとか皮膚ケアだけで治りそう…簡単なことじゃない?」と思うかもしれないのですが、一見、関係なさそうなことも実は関連しています。
くれぐれもフードだけでどうにかなるなんて思わないでください。全体的な健康管理を見直してみましょう!もしかしたら、そこに不調の原因があるかもしれません。
シャンプーやブラッシングの頻度は問題ない?しっかり乾かしてる?

シャンプーやブラッシングを怠ると、言うまでもなく毛質が悪くなったり、体が蒸れて細菌が繁殖しやすくなって、皮膚の炎症につながったりすることがあります。
- 散歩に行って、草の種など汚れをつけたままにしている
- シャンプーや水遊び後に半乾きのまま・濡れたまま自然乾燥しかししていない
- ロングコート(長毛種)なのに、ブラッシングをあまりしていない
などは特に注意です。
ただし、逆もよくある話で、気になるからとシャンプーを頻繁にしすぎていたり、ブラッシングをしすぎていたりするのも、皮膚に負担をかけて皮脂バランスを崩す原因にもなります。
よかれと思って、ケアを過剰にしていることが原因の可能性もあるので、愛犬に見合うブラッシングサイクルやシャンプーサイクルで対処してくださいね。
消化は問題なくできている?便の不調(便秘・軟便など)はないか?
皮膚が食べ物や消化に関係する?と思うかもしれませんが、これまでにも少し触れたように、消化にトラブルがあると、皮膚や被毛の質、体臭にも影響することがあります。
食物アレルギーなど、合わない食べ物を食べていると、免疫が誤反応をして消化に集中してしまい、体全体を守る機能が弱まってしまい、結果、皮膚炎やお腹の調子が不安定になってしまうのです。
かゆがったり、皮膚が赤くなったりしているのであれば、明らかに皮膚の異常と推測はできるでしょうが、お腹の不安定さかが皮膚トラブルの引き金になっていることはあります。

便は健康のバロメーターとはよくいったものです!
また、食物アレルギー以外にも、ストレス(運動不足、コミュニケーション不足なども含む)や、栄養障害・摂食に関するトラブル、ホルモン系や腸系の疾患などが影響している可能性もあり、フードだけで対応できないケースもあることを念頭に置いておきましょう。
「食物アレルギー?フードが合わないのかも?」と疑うのも、フードを替えるのも簡単ですが、だからといって、なんの根拠もない状態(クチコミや個人判断での思い込みなど)でフードを無作為に替えても意味がありません。
お腹の不調がある時は、様子を見た上で、必ず獣医に相談するようにしましょう。またフード(サンプルなどの少量のものも含む)をたびたび替えるのはおすすめしません。その安易な発想のせいで、い愛犬を苦しめることがあるので注意してください。
歯のケアは大丈夫?口内環境とお腹の安定・皮膚の炎症には関係がある!

みなさん、愛犬の歯磨き毎日できていますか?歯磨きの理想回数は、1日1回が推奨されています。そして、口内環境もお腹の健康や皮膚の健康に直結しているのです。
口腔内の衛生環境→お腹に影響→皮膚・被毛にも影響…というように連動して、お口の中のトラブルが根本原因にあって、さまざまな不調を引き起こしているケースも少なくありません。
歯磨きをさせてくれない・できないという飼い主さんは多いものですが、できない・させてくれないではなく、できるようにするのが飼い主の務めであり、愛犬の健康のためです。ぜひ、歯磨きから逃げないで、日々、少しずつできるようにトレーニングしてみてくださいね。
愛犬のいる場所の衛生管理は大丈夫?高温多湿や乾燥が強い季節に注意!
日本には梅雨があり、高温多湿にもなり、愛犬の居場所も不衛生になりやすいですし、また、冬には乾燥が強くなります。犬たちにとっても、この湿気や乾燥はこたえるもので…。
多湿の気候は、長毛種の場合は、毛の長さゆえに通気性が悪くなってしまい、毛の内側に熱がこもりやすくなってしまうことがあります。カビなどの繁殖にも最適な条件ですしね。
また、乾燥がひどい時期は、短毛種にとって皮膚が乾燥しやすくなります。こういった日常の生活環境・気候も大いに皮膚の健康に関係していて、外耳炎・目の細菌によるトラブルにも発展してしまうこともあるので、生活環境・衛生環境にも注意してあげてくださいね。
服の着用も皮膚を守る効果が期待できますが、必要ない子もいます

犬に服を着せるなんて…という人もいると思いますし、実際にやりすぎている飼い主さんもいます。しかし、飼い主のエゴではなく、体質的に服を着せたほうが良い子もいるということはお見知りおきください。
もともと、皮膚が敏感な犬種・体質の子もいますし、そういった子の場合には、ある程度、皮膚を守るだけでも、皮膚炎を抑えることが可能です。ただし、着る必要もない子もいますし、過剰な装飾はする必要はありません。
着せることで、皮膚の健康が害されるケースもあります。着せっぱなしなども皮膚トラブルの原因になりかねませんので、状況・愛犬の体質に応じて対応するようにしましょう。
フードのせいじゃない!皮膚・被毛トラブルに関する病気もある

これまでにも触れましたが、フードを替えたら治るかも?フードが合わないのかも?と思い、フードを替えるのも、対処法のひとつとはいえ、フードを替えても意味がないところに原因があることもあります。
たとえば、
- 甲状腺・ホルモンバランスによる皮膚炎
- アトピー性皮膚炎
- 皮膚がん
- 栄養の偏りやホルモン異常から起こる脂漏症(しろうしょう)
- 寄生虫やカビ・細菌による皮膚炎
- ブドウ球菌(常在菌)の異常・免疫力低下による膿皮症(のうひしょう)
などであれば、食べ物以外のところに原因があるので、フードを替えても治るわけではありません。繰り返しになりますが、くれぐれも独自判断で、食べ物のせいにしたり、様子見の期間を長くとりすぎたりしないようにしてください。

様子見が長すぎたせいで、病状が悪化することも…
一過性の不調かどうかの様子見の期間は、皮膚関係の場合はせいぜい1週間~2週間程度です。
様子を見ていてもまったくよくならないのであればあ、必ず動物病院には連れていくようにしてください。また、その様子見としている期間内であっても、明らかに悪化してきているなどがあれば、早めの受診をおすすめします。
皮膚の場合、明らかに具合が悪い感じもないため、「まぁ、大丈夫だろう…」と軽視してしまいがちです。しかし、気になることがあれば、まずは信頼できる獣医に相談、これは徹底しておくようにしましょう。
シャンプーやトリートメント、パックは一時的な対応にすぎません

皮膚炎などの専用シャンプー・薬用シャンプーなどを除き、トリートメント効果のあるパックだのシャンプーだのは、一時的なものにすぎません。そのおかげで、皮膚そのものがよくなるものではないので、期待しすぎないようにしてください。
世のなかには、高級な犬用クレイパックだの、どこどこ産シャンプーなどとうたった商品がくさるほどありますが、トリートメントやパック剤によっては、アレルギー体質の子にとっては逆に危険なものもあります。
ぜったいに効果はないと言っている訳ではありません!ただ、予防・ケア程度に考えておくといいと思います。一時的であろうが、皮膚や毛質はよくはなりますので、無駄というわけではありませんが、飼い主のエゴや自己満足が目的にならないように気を付けておきたいですね。
治りが悪い・何やっても効果がない場合は必ず獣医に相談しよう!

食べ物だけで治るケースもあれば、治らないケースもありますので、まずは1にも2にも、必ず、獣医に判断をあおぐようにしてください。
皮膚そのものの菌の検査、検便、触診・往診などの結果、なにも原因が見つからない場合に、はじめて食べ物かもな~ということもあるわけで、食べ物のせいという考えは、あくまで可能性のひとつにすぎません。

獣医も1から食べ物を疑うことはしないです
うちの子は健康だし元気と思っていても、獣医が診たら、いろんなトラブルを抱えていることもありえます。食べ物を疑うだけでなく、生活(運動、しつけなどを含む)に問題はないかもまずは見直しながら、正しく獣医さんに頼ってみてください。
その結果、食べ物に原因がありそうであれば、当サイトは喜んで相談をお引き受けします!いつでもお気軽にお問い合わせくださいね。














