ドッグフードやおやつの判断基準は原材料と成分!メーカーや評判で選ばないで!

ドッグフードの知識・選び方

当サイトではこれまでにも、ドッグフードの選び方として、いろんな情報をいろんな角度から紹介してきました。

それぞれ細かいポイントはあるにせよ、なにより重要なのは、原材料と成分を確認することです。それを理解した上で、愛犬の体質や運動量に合うものを選ぶようにしてください。

  • 「メーカー」で選ぶ
  • 「フードのランキングサイト」「フードの評価サイト」などで選ぶ
  • 「クチコミ」や「レビュー」がいいものを選び
  • 「友達からの助言」を参考にして選ぶ

というのは、あまりおすすめできないのですが、上記を基準にしてフードを選ぶのって、ありがちなことなんですよね。

私もそうでしたもの…

特にネットやクチコミを調べて選ぶと、それなりにわかった気になるのですが、それ…まやかしかもしれません。やってる気になるのですが、その情報は本当に愛犬に合うことなのでしょうか?これはドッグフード(主食)だけではなく、おやつでもいえることです。

そこで今回はシンプルに、フード選びの注意点や、飼い主さんに知っておいてほしいこと、やりがちな落とし穴についてまとめてみます。ぜひ、愛犬の食生活にここでの情報をいかしてくださいね。

なお、いろいろ書いてありますが、犬の体質には個体差があります。愛犬に合う解決策を教えてほしい・相談したいという方は、お気軽にお問い合わせくださいね!

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ドッグフード選びで大事なのは原材料と成分値の確認!それ以外は…

ドッグフードを選ぶ時、必ず見ておいてほしいポイントは2つあります。

  1. 原材料
  2. 成分値(保証成分と表示されることもあります)

この2つはマストです。(大前提として、総合栄養食であることは前もって確認しておいてくださいね。療法食の話ではありません。)

むしろここさえ、愛犬に適していれば、もうその他諸々の条件はプラスアルファだと思っておいてもいいくらい。もろもろさらにマニアックな栄養の話はありますが、それは悩み別で調整できます。

そのくらい、この2つは大事です。

ちゃんと見て買ってますか?

この判断基準さえ頭に入っていれば、当サービスは必要ありません。そんな大事なことを私はここでお伝えしています!(もちろん、2つだけとはお伝えしているものの、その中でも見るべきポイントは複数あるのですが。)

それには飼い主さんにもある程度、犬のごはんに関する正しい知識が必要なのですが、昨今はネットの情報が多すぎますし、間違えた内容、知識のない人がコピペで書いたもの、収入目的でしかない偏った内容の情報サイトなど、あてにしてほしくないものが多いのも現状です。

そんな私利私欲のために書かれた内容をあてにしないで、正しく愛犬の体質を理解して、正しいフード選びができるようになるための知識をシェアします。それが1番の愛犬の健康管理の近道なので、ぜひ、参考にしてください。

 

 

ドッグフードを選ぶ時に見てほしいのは、一番は「原材料」です!

1にも2にも、まず一番重要なのは、原材料の確認です。見てもわからない!と思う方も多いかもしれませんが、大事な愛犬の体を作る食材ですから、ぜひ、これだけでも構わないので、興味を持って、確認する習慣をつけてみましょう。

愛犬は何のお肉・お魚を食べているのか?どんな原材料でできたフードを食べているのか?どんな食材が好きなのか?どんな食材を食べると具合を悪くするのか?(不調が出るのか?)など、原材料をチェックするだけで把握できます。

そして、これをやることで、愛犬の体質を知っていけるので、ぜひ、意識して見ておいてほしいです。

わからなくてもいいので、まずは原材料を見る習慣を!

この時点では、ヒューマングレードだのなんだのは二の次で構いません。具体的にわからないでも構いませんので、サッとひと通り目を通す習慣をつけるだけでもOKです。

そこで、第二ステップとして、原材料を見た上でチェックしておきてほしいポイントは…

  1. 主原料はフレッシュミートか?
  2. 小麦やコーンなど、アレルギーリスクが高いもの入っていないか?
  3. 動物性油脂や植物性油脂など、与えたくない油脂が配合されていないか?
  4. 不要な化学合成添加物が配合されていないか?

この4点はマストにしておいてください。(※一部、アレルギーなどの子の場合、フレッシュミートじゃない方が良いケースもあります)

ミールやパウダー、小麦などが主原料であれば、そもそも、お腹を満たすだけのフードでしかなく、健康的な食事にはならないのであまり与えたくないフードに該当します。

慣れてきたらわかるようになりますよ!

また、皮膚炎やお腹の不調、涙やけなどが心配な方は、アレルギーリスクのあるものが配合されているフードは避けましょう。

小麦やコーンは犬がアレルギーを起こしやすいものとして記載していますが、他にも、はアレルギーリスクが高い、小麦がダメな子は大麦も要注意など関連する食材も出てきますが、原材料をある程度把握していたら、「これが合わないんだな」というのが見えてきます。

添加物など、「カタカナだらけで何言ってんのかわからない…」と思っていたとしても、フードに使用されているものは似てくるので、見ているうちに、「あ、これダメなやつ」と気づけるようになってくることでしょう。とにかく習慣づけて、確認してみてください。

 

 

ドッグフードのパッケージにある・保証成分値はとても重要な情報!

ドッグフードのパッケージには、必ず原材料とセットで「成分表」「保証成分値」などといった記載がされています。

具体的には、

  1. たんぱく質(たんぱく質)
  2. 脂質(脂質)
  3. 繊維
  4. 灰分(灰分、もしくは記載がない場合もあります)
  5. 水分

の項目が記載されていますが、ひとまずここでは、たんぱく質と脂質を優先に見ておきたいところです。灰分、繊維量も大事な情報ではありますが、それはたんぱく質・脂質の次の確認でも構いません。

プラスαで、ここで100gあたりのカロリー数もチェックしておくとなおよしです。

粗○○って気になる?気になる方はこちらをチェック!

ここで確認したいのは、高たんぱく過ぎないか?高脂質すぎないか?です。もちろん、逆もしかりで、たんぱく質も脂質も低すぎはよくありません。そのうえで、いかにその数値が愛犬の生活(運動量、筋量、年齢)に合っているものを選べるかが重要です。

そもそも、何度かご紹介していますが、健康な犬に必要な栄養の目安(※療法食は対象外)が決まっています。

パピー・繁殖・泌乳期 成犬
たんぱく質 22.5%以上 18.0%以上
脂質 8.5%以上 5.5%以上
繊維 MAX4%(以下)
灰分 *各成分によって異なる
水分 ドライフードならMAX10%(以下)
※ウェットフードの場合は水分を0にした状態で、上記の栄養価をクリアしているという認識になります。

条件をクリアしていたとしても、高すぎてもよくありません。。

もしここで、たんぱく質が18%以下だったりすると、療法食(=健康な子は適さないフード)などの可能性がありますし、かといって、パーセンテージ内だったとしても、原材料がダメであれば元も子もないのですが。

結構、脂質=よくないと思ってしまう方も多いのですが、必要な脂質はとっておかないと肌が乾燥したり、皮膚炎が起きたり、関節ケア成分が生成できにくかったり、被毛の質が悪くなったりと、さまざまな弊害が出てくるので、適度には摂取する必要があります。

具体的なパーセンテージの理想数は、与える犬の運動量・骨格・年齢・体型などによって違ってきますのでお問い合わせください。参考までにですが、たんぱく質28・29%以上、脂質17%以上くらいからは、かなり食べる子を選びます。給餌にはご注意くださいね。

 

 

ドッグフードの粒のサイズ・形状が愛犬の口や食べ方にあっていればOK!

よく、「こういうフードの粒は食べたがらないの」「小型犬だからか、粒の小さいのじゃないと…」「いつもと違う形のフードは嫌がって食べようとしない」などの声をうかがいます。その場合は、フードの粒の形状やサイズ感もフード選びの基準になることもあるでしょう。

以前もご紹介したのですが、フードってひと言でいっても、色んなサイズ・色んな形があるものです。どんな形状があるのかざっとご紹介してみましょう。

①一番スタンダード
丸いコイン型
②ごろッとしたキューブ型
丸型
③低温低圧製法に多い
円柱型
④平たい卵型
ラグビーボール型
⑤真ん中に穴の開いている
ドーナツ型
⑥パリッと割れやすい
X型・クロス型
⑦そんなにたくさんはない
△型・ピラミッド型
⑧特殊形状
四角、花型、ハート型

わたしの小さいお口にはどれが合うかなぁ?

ビビりな子の場合は、粒を見て毛嫌いするケースはゼロではありませんが、犬は香りで食べているので、見た目・色は二の次です。

そして、小型犬であっても小粒だと早食いをしてしまい、喉に詰めてしまうケースもあります。実際に、あえて大きめな粒のフードにしたら、ゆっくり食べるようになってよかったなんて声も多いです。(とはいえ、それも本当はあまりおすすめできるやり方とはいえませんが)

粒のサイズ云々だけでフード選びの範囲が狭まるのなら、食いつきアップや粒のサイズ問題を解消する、「フードクラッシャー」を使えばまるっと解決できます。ですので、正直、形状・サイズは最重要視する必要は個人的にはないと思いますよ。

 

その他の細かい条件は愛犬の体質次第と、飼い主さんの意向次第です

先ほど少し触れたヒューマングレードか否かや、フードの製法グレインフリーか否か、カロリーがどのくらいのなのかなども、大事なポイントではありますが、あくまで先に挙げたものが最優先です。こういった細かい条件は、後回しでも構いません。

食いつきが悪い場合、嗜好性が高いフードを選ぶのもひとつですが、先ほど紹介したクラッシャーで砕くだけでも香りが立ちやすく、フードに興味を持つこともあります。早食い防止のフードボウルを使う、ふやかすなどでも食べっぷりはコントロール可能です。

ただし、カロリーについては、食べ方に合わせて選べるようにしておくと、愛犬に無理をさせる心配はありませんし、体重管理にも生かせます。

運動量に見合うごはんの適正量を知らない飼い主さんも多いんですよ

この機会に愛犬に必要なカロリーの計算方法があるということを知っておいてもらえたらいいかもしれません。

フード選びでカロリーチェックをしておくことで、たとえば、

などコツはあるので、参考にしてみてくださいね。これを知っているだけで、かなりフード選びも楽になると思いますよ。

 

 

「療法食」は必ず獣医に相談・確認の上与えるようにしましょう!

今回は、総合栄養食を基準にご紹介をしていますので、療法食についてはこの選択基準は該当していないのでご注意ください。

また、なにか愛犬に不調がある時に、獣医から療法食(療養食)をすすめられることもあると思います。療養食は少し触れたように、一般的な元気な犬の総合栄養食とは栄養がかけ離れていて、なかなか扱いは難しいこともありますので、必ず獣医の指示に従いましょう。

正しく扱えば、愛犬の救世主になるものです!

反対に、療法食は栄養バランスが偏ることや、多少お値段が張るものもあり、与えたくないという飼い主さんも少なくありません。ただ、悪化したり、なにかあったりしてからではいけないので、療法食を断る・やめる時は獣医としっかり相談して決めてくださいね。

なお、独自購入することもできますが、その際は事後報告でいいので、獣医に報告をするようにしておきましょう。(余談ですが、当サイトでは療法食を獣医から指定されている子は、獣医の指示が優先のため、アドバイスを中断せざるを得ないのでご了承ください)

 

 

メーカーもランクも関係ない!食べ方や体質に合わせて決めるのみ!

インターネットのサイトでは、さまざまな意見が飛び交い、あれは良い、これはよくないという話があります。動物系の番組などでも、○○は犬に良いなど紹介されるケースもあるようです。

また、インターネット検索では、「○○(フードの名前)、ランキング」「○○、評価」「○○、クチコミ」などという検索も多くされています。(これ、当サイトを目にした方には、本当にできればやめてほしいです。)

ほかにも、犬友との会話でも、

これは良いんだってさ!

これはよくないって聞いたよ!

なんて会話になることもあることでしょう。私もそういった話は何度も聞きました。

しかし、そんな情報が、本当に愛犬に合うものなのでしょうか?

本当にその子の運動量や好みに合う、あてになる情報なのでしょうか。そんな根拠不明な情報に振り回されて、買ってはダメ…を繰り返すのではなく、当サイトに頼ったり、飼い主さんが正しい知識をつけたり、食を大事に考えている獣医さんに相談したりしてくださいね。

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