トランプ関税で、輸入も輸出も関税の雲行きが怪しくなってきている昨今、日本で人気のドッグフードはアメリカ産のものも多いのが現状です。ただでさえ人間の生活用品も価格高騰している中、ドッグフードまでさらなる値上げの予感…。
コロナやウクライナ侵攻あたりから、ドッグフードも値上げラッシュの状態にもかかわらず、今後の関税によって、アメリカ産のドッグフードはどうなっていくのでしょう?このまま高くなってしまったら…アメリカ産フードを与えている方は、継続していけるか心配ですよね。
そんな中、これまでの記事でもポロポロとお伝えしていましたが、私は

ニュージーランド産やカナダ産フードってすごい!!
と、ニュージーランド産とカナダ産フードの原材料や成分などを好む傾向があります。逆にアメリカ産のフードには、悪い意味で気になる製法や原材料、加工技術も多く、ちょっと考えてしまうようなものもあったのです。
というわけで、アメリカ産のフードの値上げがあったら、この際フードを切り替えようとお考えの方に向けて、アメリカ産以外のおすすめなフードをピックアップしてご紹介したいと思います!ぜひ一読してみてください。
なお、いろいろ書いてありますが、犬の体質には個体差があります。愛犬に合うドッグフードを教えてほしい・相談したいという方は、お気軽にお問い合わせくださいね!
アメリカ産フード以外で犬の管理栄養士がおすすめするフード8選
アメリカ産以外のフードで、おすすめなドッグフード8選をご紹介していきます。
ただし、ご紹介するもの以外にもアメリカ産以外のドッグフードなんて、とんでもなくたくさんあるのは百も承知ですが、今回は、
などは省いて、原則は、ある程度与えやすいものをチョイスしています。
また、一部、ご紹介するフードの中でも、注意したいポイントがあるものは、その旨にも触れていきますので、早とちりして選ぶのではなく、注意点もしっかり参考にしてみてくださいね。
アメリカ産以外のおすすめフード①ナウフレッシュ(NOW FRESH)
個人的に好きなフードトップ3に入るくらい、優秀だと思っている、ナウフレッシュ(NOW FRESH)。こちらはカナダ産のドッグフードです。
シリーズ展開は、
- グレインフリーシリーズ
- グッドグレービーシリーズ(グレインフリーではない)
の2つあり、それぞれのシリーズに、レギュラー粒タイプとスモールブリードタイプ(小粒)の2種類の粒の販売があります。
レギュラー粒 | 小粒(スモールブリード) |
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10~13mm程度の丸い粒 噛み応えがあるので中・大型犬向け |
7~9mm程度のクローバー型 割れやすく超小型・小型犬でも食べやすい |

超小型犬から大型犬まだ安心だね!
粒のサイズが愛犬の口のサイズに合わないということもある中、このように粒のサイズも選べるようになっているのは嬉しいですよね!
特に私がおすすめするのは、グレインフリーシリーズのほう。低温調理でゆっくりフードに加工していくので、香りも栄養もしっかり残り嗜好性も高く、ミールも不使用で鮮度や食材にこだわったフードなので、安心して与えることができます。
グッドグレービーシリーズは、2025年6月に販売し始めたばかりのフードですが、オートミールやライ麦の配合があり、個人の意見ですがオートミールでお腹を壊す子も多いため、今回は紹介対象外としました。(グレインフリーじゃないといけないということではありません

オートミール食べられる子ならあり
メーカーさんの考え方や方針はそれぞれ違いますし、栄養士も獣医の考えもそれぞれですので、私は犬にオートミールはアンチな考えではありますが、なにをよしと考えるかは自由ですし好みですし。
ちなみに、グッドグレービーには、他のフードにはない面白いコンセプトがあります。
水やぬるま湯をいれると粒の周りにコーティングされているターキーボーンスープが溶け出して、おいしいグレービースープスタイルとして与えたりすることができます
引用元:公式サイト
とのこと。ふやかして柔らかめにしたり、嗜好性が上がったりするメリットがあるそう。ドライフードが好きじゃない子も食べやすい設計になっています。
ですので、オートミールでお腹を壊すことがない子という前提ではありますが、そのうえで食いつきが悪い子や、ふやかしたフードを与えたい子であれば、試してみる価値はあり。

グレインフリーシリーズも十分嗜好性は高いですよ!
では、私がおすすめしているグレインフリーシリーズの詳細をご紹介しておきましょう。
原産国 | カナダ |
種類 |
|
販売容量 | 800g / 1.59kg / 2.72kg / 5.44kg / 9.98kg ※種類によって異なります |
特徴 | グレインフリー、ミールフリー 無添加、ヒューマングレード、グルテンフリー |
公式サイト | 正規代理店グローバルペットニュートリション |
購入できるサイト | 公式サイト、Amazon、 |
ネットでも購入できますし、ある程度のペットショップなどであれば、取り扱っている店舗も多い方だと思いますので、入手しにくいということはないでしょう。
気になる方は少量パックから販売がありますし、試してみてくださいね。
アメリカ産以外のおすすめフード②グレンコナチュール(GLENCO NATURE)
イギリス産フードには珍しく、MSMを配合していない、比較的シンプル目な原材料のドッグフードです。(※MSMについては、こちらの記事で詳しくご紹介しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね)低温調理ですので、香りもよく食いつきも良い傾向があります。
ベニソン以外は、単一たんぱく質のフードで、アレルギーがある子、もしくはアレルギーかもしれない子(疑わしき子)の除去食検査代わりにも使いやすく、しかも栄養価もキープできているので、健康だけど少し不安がある子などにもおすすめです。
以前は小粒タイプしか出ていなかったのですが、最近、中粒も販売されるようになりました。

中粒があると大型犬でも食べやすいね!
中粒のみ、ベニソンの取り扱いもあります。今のところ(2025年7月時点)、大袋でしか販売はありませんが、この先3kgパックや6kgパックが出たら、購入しやすくもなるかなーと期待です。
原産国 | イギリス |
種類 |
|
販売容量 |
|
特徴 | グレインフリー、無添加、低温調理、 単一たんぱく質(ベニソン以外) |
公式サイト | https://luxcolle.com/f/nature |
購入できるサイト | Amazon、 |

ちなみに、GLENCOには今回ご紹介している、「GLENCO NATURE(グレンコナチュール)」以外にも、「GLENCO SPECIAL RECIPE(グレンコ スペシャルレシピ)」というシリーズもあります。
しかし、スペシャルの方は高たんぱく過ぎたり、高カロリーすぎたりと与える子をかなり選ぶような栄養成分になっていましたので、今回の紹介からは対象外にさせていただきました。
高たんぱくフードはダイエット中の子や、食いつきの悪さには良いでしょうが、トータルの健康面では管理が難しいので、給餌には十分ご注意くださいね。
アメリカ産以外のおすすめフード③ニュートライプ(NUTRIPE)
ニュートライプ(NUTRIPE)はオーストラリア産のトライプ入りドッグフードです。
最近では、
と、シリーズ展開が増えてきて、選べるようになってきました。
今回はどんな子でも食べやすいシリーズをご紹介したいので、ドライフード・ESSENCE(エッセンス)についてご紹介していきます。

一時期入荷が不安定だったけど、最近安定してきました
このフードをおすすめする理由は、トライプ配合なのに、いい栄養価をキープしつつ低カロリーであること!
オーストラリアは、海に囲まれた島国ということもあり、狂牛病(BSE)が発生したことがない国でもあり、広大な土地を活かした自然放牧(グラスフェッド)でのストレスのかからない畜産方法をとっている牧場も多い国です。
ペットフードに関する独自のルール・PFIAA(Pet Food Industry Association of Australia)があり、州によって細かい規定は異なるものの、トレーサビリティも徹底されています。そのため、安全性・質に関しては心配はないと思います。

その分、お値段もの高いのだ…
原産国 | オーストラリア |
種類 | 4種類(ラム&サーモン、ビーフ&サーモン ポーク、サーモン&フィッシュ) |
販売容量 | 200g / 600g / 1㎏(200g×5) / 1.8kg / 12kg |
特徴 | グレインフリー、グルテンフリー、無添加、 放牧畜産、グリーントライプ |
公式サイト | https://www.nutripe.com/、ファンタジーワールド |
購入できるサイト | Amazon、 |

ポークもあるんだね!
NUTRIPE(ニュートライプ)は、トライプ配合なのにも関わらず、トライプ独特な嫌な臭いもしないので、かなり与えやすいと思います。
トライプ配合フードって、どうしてもトライプが高栄養価であるがゆえに、フードそのものも高たんぱく・高脂質・高カロリーになりがちなのですが、ニュートライプはそんなことはありません!
適度なたんぱく質、脂質、カロリーな上に、野菜やフルーツの配合もあり、かつ、腸内環境を整えるプロバイオティクスとプレバイオテイクスのバランスもバッチリで、とっても優秀なフードだと思いますよ♪
アメリカ産以外のおすすめフード④ADDICTION(アディクション)
ホリスティックの考え方に重きを置いている、ニュージーランド産のADDICTION(アディクション)。あまり取り扱っている店舗は少ないかもしれませんし、なかなかかわいくないお値段ではあるものの、私が好きなフードのひとつです。
そもそも、HOLISTIC(ホリスティック)ってなにかご存知でしょうか?ひと言で表現するのは難しいのですが、健康全体を食においてあらゆる角度から考えるといいますか…。「自然治癒力」を高める・「予防医学」というニュアンスがあります。
簡単にいうと、病気にならないようにする食生活という感じですね。東洋医学・薬膳などでいう、医食同源というか。食べ物で体を健康にする考え方のことを指します。

食事は体を作る重要なものだもんね!
現在ではいくつかのシリーズ展開があり、今回ご紹介する、一般的なドライフード以外にも、
というのもあり、それぞれ見事に特徴が違っており、幅広いわんこたちに見合うフードが用意されている印象です。(高たんぱくシリーズは、与えるには正しい管理をできるようにしておきましょう)
ニュージーランドというお国柄もあって、カンガルーや緑イ貝など、日本では取り扱いにくいものも配合されていることが多く、アレルギーや関節ケアなどに困っているわんこにも与えやすいフード展開があります。

ベニソンやカンガルーってNZっぽいよね~
原産国 | ニュージーランド |
種類 | 小粒タイプ4種類(ワイルドカンガルー&アップル、ビバ・ラ・ベニソン、 サーモンブルー、ル・ラム) ※MEGA(メガ)という中・大型犬用の大粒タイプもあり1種類のみあり |
販売容量 | 500g / 900g / 1.8㎏ / 4.8kg (800g×6袋)/ 9kg / 15kg ※種類によって異なります |
特徴 | 副産物不使用、ホリスティック、無添加、アレルゲンフリー |
公式サイト | ADDICTION正規代理店 |
購入できるサイト | Amazon、 |
※今回はMEGA(メガ)のシリーズについては、紹介対象外とします。
4.8kgのタイプは小分けになっている800gのものが6袋届くので、鮮度管理にも大変重宝しそうですね!これだけの販売容量の展開があると、さまざまなサイズのわんこでも注文しやすいのもメリットといえますね。
アメリカ産以外のおすすめフード⑤アンブロシア(AMBROSIA)HMN
アンブロシア(AMBROSIA)は、地中海料理のひとつでもある、ギリシャ料理・地中海式食事法の発想をもとにして作られたドッグフードです。
みなさん、ギリシャ料理って食べたことがあるでしょうか?
地中海周辺の国の食べものをイメージしていただいたらわかりやすいと思いますが、特徴としては、オリーブオイルの使用や野菜、魚などを使った料理が多いです。

というか、地中海式食事法ってなんですか?
という方もいるでしょうから、詳しくは引用してご紹介しますと、
地中海式食事法とは、イタリア、ギリシャ、スペインなど、地中海沿岸地域に暮らす人々の伝統的な食習慣をもとに提唱された健康的な食生活のモデルです。近年の研究により、脳卒中や心筋梗塞 、がん 、乳がん、肥満、糖尿病 などの 生活習慣病のリスクを低下させるだけでなく、長寿につながる効果が期待されています。
という、地中海近辺の方たちの健康な食生活をもとにした、食事法のことを指します。
定義が記載されているものがあったので、ご参考までにご紹介しておきましょう。わかりやすいと思います!
地中海食の一般定義
1. 良質な白身肉(魚や鶏肉等 低脂肪)を中心に赤身肉はほどほどに
2. 新鮮な野菜・ハーブ・フルーツを毎日食べる
3. 健康に良い脂肪・油(オリーブオイル)を毎日食べる
4. 適度な運動をする
5. 食事を家族や友人と楽しむ
等の食習慣引用元:アンブロシア公式代理店

この考え方が好きな人には良いね
2010年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されている、古代から伝わる健康な食生活・食文化のことで、ギリシャ神話も多数あることもあり、地中海式食事法=神々の食事なんて呼ばれることもあるんだそう。
余談ですが、考え方はいろいろありますし、人間とはいえ、国籍・バックグランド・遺伝子も違う生き物ですから、地中海エリアの方の遺伝子的に合うだけ、日本人の遺伝子には地中海料理は合わないと考える方もいてもいいので、絶対これが良いとかはいう気はありません。
が!これまでにない発想のフードだと思いますし、今回、ご紹介しようと思った時代です。

真面目ゆえに多忙で偏食がちな日本人には必要な発想かもしれないね
原産国 | ギリシャ発。製造はオランダのためオランダ産と記載 |
種類 | 4種類(ラム、ダック、サーディン&ヘリング、 サーディン&ツナ) |
販売容量 | 100g / 1.5kg / 5kg / 12kg |
特徴 | 地中海式食事法、ホリスティック、グレインフリー、 単一たんぱく質(シングルプロテイン) |
公式サイト | アンブロシア正規代理店 |
購入できるサイト | Amazon、 |
野菜・フルーツ・ハーブに加えて、オリーブオイル(つまり良質な脂質)や肉や魚をバランスよく摂取する考えがあります。みなさん、欧米化して、質の良くない脂質を取る習慣が増えてしまった食生活をしていないでしょうか?

食事の欧米化による病気リスクの増加って多いんだよね…
人間の好みって、実は愛犬のおやつなどにも反映されていることが多く、たとえば、ちょっと厳しい意見ですが、あまり健康的な食生活に興味がない飼い主さんの場合は、犬にもよくない脂質を多く含む嗜好性の高いものを選びがちです。
もちろん、食事の重要性を考えている人であっても、正しい知識を持たずに間違った対応をしている人もいますが…。
そういった、これまでの食生活を一度しっかり見直したい場合にも、こういった食事法を重んじているフードを与えてみるのは、いい経験になるかもしれませんね♪
アメリカ産以外のおすすめフード⑥ヘカ(HEKA)
先にご紹介したGLENCO NATUREと同様、アレルギーが心配な子にも与えやすいHEKA(ヘカ)のご紹介です。グレンコナチュールよりも、カロリーや脂質も抑えたフードですので、運動量が少ない子やシニア期に向かうようなライフステージのわんこでも食べやすくなっています。
正直、欠品オンパレードで紹介しようにも品切れだったので避けていたのですが、ここ最近では幾分安定的な流通ができるようになってきたようです!(とはいえ、それでも人気のシリーズは欠品していることもあるようですが…)
グレイフリーで主原料のフレッシュミート以外は、野菜やハーブで賄われているのですが、トータルの栄養成分も理想的で大変バランスのいい仕上がりになっています。

あれこれ色んな食材を食べられない子にもいいね!
原産国 | オランダ |
種類 | 3種類(サーモン、ラム、ターキー) |
販売容量 | 100g / 1.8㎏ / 3.6kg / 5.4kg / 10kg / 20kg |
特徴 | グレイフリー、低アレルゲン、無添加、 単一たんぱく(シングルプロテイン) |
公式サイト | 公式サイト |
購入できるサイト | Amazon、 |
アレルギーリスクの高いビーフは作っていないあたりが、さすがです。そして、チキンアレルギーの子もいることを配慮しての、ターキーなんでしょうね。

販売容量もいろいろあるから愛犬にあう容量で注文できそうだね
ただ、少し厄介なのは、粒のサイズ・形状が、
と、シリーズによって大きさも形も違うことです。なんでも食べる子なら、HEKAシリーズでフードローテーションをして、形状の違いや香りの違いを楽しむのはありのですが、まれに、フードの形状が違うと警戒してい食べなくなるこもいます。
超小型犬の場合は8㎜のキューブは、ちょっと大きくて食べにくいこともあるかもしれません。そのため、キブルから与えるフードを選ばないといけない子もいるかもしれませんので、注意してくださいね。
アメリカ産以外のおすすめフード⑦リアルネイチャー(Real Nature)
ここ数年、台湾や香港のペットフードに非常に良いものが増えてきています。そこで、今回おすすめしたいのが、パッケージの絵もとてもかわいいリアルネイチャー(Real Nature)です。
原産国(もしくはメーカーの国籍)によって、なんとなく賛否のイメージがある方もいるかもしれませんが、リアルネイチャーは食材のクオリティー・産地にもこだわったており、野菜やフルーツもバランスよく配合されていています。小麦やコーンも使用していません。
ただし、ヒューマングレードを謳っているわけではありませんし、ものによってはオーツ麦が配合されており完全グレインフリーでもありません。※メーカーとしては、グレインフリーにはしない方が良いという考えです。(考え方は多数あるので、この判断は愛犬の体質を見て決めましょう)

どれを与えるかしっかり原材料を見て決めましょう
原産国 | 台湾 |
種類 |
|
販売容量 |
|
特徴 | 無添加、グルテンフリー、ミールフリー |
公式サイト | 公式サイト・RealPower Nutrition |
購入できるサイト | Amazon、 |
シリーズ展開も多いのですが、ラムとサーモンについてはスモールブリード用も出ています。

内容を入力してください。
通常シリーズは10㎜程度のドーナツ型の平たいコイン型の粒なのですが、スモールブリード用は8㎜程度の平たいコイン型をしており、ドーナツ型にはなっていません。
ただ、通常シリーズでもドーナツ型になっているため、超小型犬などでもカリっと食べやすいとは思います。
なお、少し触れたグレインフリーの是非については、良い記事がありましたので、気になる方は以下、参考にしていただければと思います。(結論からいうと、グレインフリーのフードで健康トラブルになるようなことはないとなっていますので、ご心配なく。)

アメリカ産以外のおすすめフード⑧ブリスミックス(BLISMIX)
個人的にお気に入りの、ブリスミックス・サーモングレインフリー。何度リピートしたことか。BRISMIXは、以前ご紹介しているARTEMISの正規代理店でもあるKMTのオリジナルドッグフードです。
カナダ産となっていますが、カナダの工場で製造しているという意味であって、カナダのメーカーのフードという意味ではありません。KMTのオリジナルフードを、カナダの工場で作っているという意味です。
シリーズ展開はローテーションしやすいよう作られており、チキン、ポーク、ラム、サーモンとある上に、中粒・小粒、グレインフリー、ウェイトコントロール、オールステージフードなど多数あるので、どんな子でも食べやすく仕上がっています。

シリーズ展開が多いのでローテーションもしやすい
原産国 | カナダ |
種類 | 8種類(チキン小粒・中粒、ラム小粒・中粒、ウェイトコントロール、 ポーク、グレインフリーチキン小粒、グレインフリー サーモン) |
販売容量 |
|
特徴 | 無添加、 |
公式サイト | 公式サイトKMT |
購入できるサイト | Amazon、 |
中粒タイプがチキンとラムしかありませんので、大型犬にはほかのシリーズは小粒すぎて食べにくいかもしれません。

ただ、中粒は大容量パックがあってコスパ最強です!
全体的にも野菜やフルーツもバランスよく配合されていて、原材料が多すぎることもなく、トータルの栄養もバッチリです。高たんぱくすぎることもなく、カロリーも高すぎるようなこともないので、ある程度しっかり食べたい子にもあり!
緑イ貝配合のフードもあれば、コンドロイチン・グルコサミン配合のフードもあるので、目的に合わせて選ぶこともできますが、グレインフリーのものとそうでないものがあるので、愛犬の体質に合わせて選んでみてください。
個人的には、このクラスのフードの中ではコストも(安くはないとはいえ)、かなりの高コスパだと思います。
アメリカ産フードよりもFEDIAF採用のヨーロッパ系の方が良い?
日本のペットフードの基準は、原則、アメリカのAAFCOをもとに作られているというのをご存知でしょうか?実は過去の記事でもこれについては触れていますので、ご存知ではなかっか方は、こちらの記事を一読いただければ幸いです。
この類の話の時に「FEDIAF」というものも登場するのですが、これはAAFCOがを少しだけ進化させたヨーロッパ版のペットフードについてのルールを取り決める機関のこと。AAFCOもFEDIAFも、栄養などについてはほぼ同じような取り決めをしているのですが、大きな違いがあるとすると、
- AAFCOは、原材料などを表記するラベル表記のルール
- FEDIAFは衛生管理などを含めた工場などの製造ルール
を制定しているということでしょうか。

ヨーロッパの方が衛生管理などは厳しいんです
これだけ見ると、なんだかヨーロッパのFEDIAFの方が良いように感じる方も多いかもしれませんね。HACCAPなどトレーサビリティもヨーロッパの方が確立されていますし。
しかし、いろんなフードを見ていると、アメリカ産のフードにはひと癖もふた癖もありますが、かといってヨーロッパのフードもそれなりの癖がいくつかあるものも多いです。あくまで一例ですが、
など、はっきりいってしまうと、どこの国のフードであろうが、AAFCO採用のフードだろうが、FEDIAF採用のフードだろうが、結論からいうと、原材料や成分をしっかり見て選ぶ必要があるということです。

AAFCOかFEDIAFかより、中身が重要です。
ですので、相当なこだわりでもない限り、別にAAFCO採用だろうがFEDIAF採用だろうが、どっちだろうがそんなに気にする必要はありません。
そもそも、日本で販売されているドッグフードは、原則、AAFCOの基準を満たしている、もしくはAAFCOとほぼ同等でなFEDIAF基準を満たしていると判断された上で、販売されていますので、正直なところ、どっちだろうがいいんです(笑)(詳しくはこちら)
ですので、フードの売り文句に、「AAFCO基準をクリアしています」「FEDIAF基準を満たしています」などの記載があっても、「ふーん、そうなんだ」くらいで流してオッケー。別にすごいことを書いているわけではありませんので、そんなに気にしなくていいと思います。
どこの国のフードか人気があるかではなく、愛犬に合うものを選ぼう
ドッグフードって、ほーーーーんとにもう、とんでもない種類があります。日本にまだ上陸していないだけのものもありますし、国産のドッグフードも、大手メーカー以外のものもかなり増えてきました。しかも、犬の食事の常識も、日々変わってきていますしね。
そんな中で、愛犬に合うものを探すのは難しいこともあるかもしれませんし、ここ数年、フードの値上げオンパレードに、さらに関税での不安まで重なると、なかなか飼い主さんとしても課題は多くなるタイミングでもあるかもしれません。

だからってフードの質下げちゃいやだよー!
それに、色んな情報も錯綜しており、フードのランキングサイトだの評価サイトだのも増えています。が、現実は、そういったランキングサイトや評判サイトはあてにしない方がベター。犬の体質には個体差があるので、ランキングや評価サイトだけで判断できるわけがないのですから。
当サイトでは、愛犬の悩みや体質をヒアリングした上で、その子に合うドッグフード・飼い主さんの予算に合わせたフードをご紹介しています。相談したい・聞いてみたいという方は、お気軽にお問い合わせくださいね!
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