ドッグフードの「フードローテーション」ってなに?どうやればいいの?注意点はある?フードローテーションのメリットは?やる理由はなに?なぜいいと言われているの?といった、フードローテーションに関する相談をよくいただきます。
実際に、フードローテーションを採用している飼い主さんも多いのですが、よくよく聞いてみると、
ローテーションが良いと聞いたから
と、良いらしいからなんとなくローテーションをしているという方もいるようです。しかし、フードローテーションのメリット・デメリットや、正しいやり方を理解しておかないと、愛犬に良いどころか、「ただのわがままグルメ犬」に仕立て上げてしまう危険があります。
今回はどこよりも細かく、フードローテーションについてご紹介していきたいと思いますので、ローテーションをお考えの方はもちろん、すでにローテーションをしている方も、間違ったやり方をしていないか確認しながら、読んでいただければ幸いです♪
なお、いろいろ書いてありますが、犬の個体差もありますし、愛犬の体質に合うものを教えてほしい・相談してローテーションに採用するフードを決めたいという方は、当サイトでもお手伝いできますので、お気軽にお問い合わせくださいね!
そもそも、ドッグフードの「ローテーション」とは?
(※以前の記事でも、フードローテーションについてはご紹介しているのですが、今一度、確認としてローテーションについて解説しています。)
フードローテーションとは、愛犬に与えるフードをひとつに絞らず、2数種以上のフードを順番に切り替えて与えていくことをいいます。切り替える期間は、ある程度の一定期間サイクルに決めておくとよいでしょう。
この「一定期間」には、特に決まりやルールなどもありません。3ヶ月ごとでも半年ごとでも構OK!ローテーションするフードの数・種類も決まりはありませんが、2、3種類程度フードでローテーションしている飼い主さんが多いようです。
こんな感じのイメージです!
何種類のフードをローテーションするのかは、飼い主さんが決めていいのです。あくまで、愛犬の体質・体調重視でローテーションに採用するフードは決めるようにしましょう。
ただし、ローテーションの期間については、1カ月以下の短期スパンでフードを切り替えるのは控えた方が良いでしょう。(理由は追って説明します)ちなみに、切り替える際も、様子を見ながら切り替えていくようにしてください。
なお、数種類の決まっているフードでローテーションして与えるということですので、毎回フードをあれこれ替えていくということではありません。誤解なきようご注意ください。
フードローテーションが「おすすめな子」と「おすすめしない子」
フードローテーションは、メリットになることもあればデメリットになることもあります。
そのため、いくらフードローテーションが良いと言われても、やってみる価値がある子と、やらない方が良い子もいるわけです。ここで、おすすめな子・おすすめしない子の情報を、簡単にまとめておきますね。
上記を参考に、ここからは、フードローテーションはなんのためにするのか、なぜ良いと言われることがあるのか、どういいのかなどを確認していきましょう。
それがわかれば、なぜおすすめな子といっているのか、なぜおすすめじゃない子がいるのかもおわかりいただけると思います。
フードローテーションはなんのためにするの?どう良いの?
フードローテーションが良いと言われる理由は、大きく2つあります。
- 愛犬にバランスよく色んな栄養を取らせることができること、栄養の偏りをなくせる
- 食物アレルギーリスクを軽減できること
ドッグフードの原材料や栄養価ってどれもまったく異なっていますよね?
主原料も違えば、配合されている原材料、ビタミン・ミネラルの配合、トータルの成分、カロリーなど、どれをとっても同じものはありません。
同じものばかり食べてたら栄養も偏るよね!
人間で考えたら分かりやすいと思うのですが、お肉ばかりではなく、魚も食べないといけませんし、野菜もお肉もフルーツも…バランスよく食べた方が、体にはさまざまな栄養を取り入れることができますよね。
それに、いくら体に良いものであっても、毎日同じものばかり食べていては摂取できない栄養価出てくるのは当然のことです。同じものばかり食べていたせいで、その成分に対する許容量が上限を迎え、アレルギーになってしまうこともあります。
そういった前提で、フードローテーションが良いと言われる2つの理由を掘り下げてみましょう。
バランスよく色んな栄養を取らせることができるのはなぜ?
犬も本来はさまざまな食べ物を食べていました。
- 犬はもともと狼の仲間で肉食だから
- 現在の犬の食事は、雑食として見るべきだ
という異なる意見もありますが、犬は狼というのはもう、何年前の話でしょうか…。
犬と人間が一緒に暮らすようになって、犬ももちろん変化していますし、昨今の研究では、犬もお肉だけではなく、魚や野菜、フルーツなど、バランスよくさまざまな食材を食べることが望ましいと言われています。
毎日同じフード食べてたら栄養偏るわけで…
いくらAAFCOの基準をクリアしているフードとはいえ、魚が多いフードもあれば、チキン系のもの、ラム、牛など色んな種類のフードがあり、魚ならではの強みもあれば、肉ならではの強みもあり、細かい成分も異なるわけです。
しかし、同じものを食べ続けていると、不足しがちな栄養素が出てきたり、栄養バランスが偏ったりする可能性も出てきます。そのフードに配合されていない成分は摂取できなくなってしまうのです。
そういったことをなくすために、フードをローテーションして定期的に替えることで、色んなフードから他のフードにない栄養成分・強みもしっかり取らせる。色んなものを食べて、バランスよく栄養を取れることがフードローテーションのメリットなんですね♪
食物アレルギーのリスクが軽減できるのはなぜ?
アレルギーに関しても、人間の花粉症などと同じく、今までは問題なく食べられていたとしても、同じものを摂取し続けることで、その成分を受け入れるキャパがオーバーしてしまい、アレルギーが出てしまうことがあります。
好きなものを食べ過ぎてアレルギーになってしまったなんて人の話、聞いたことがありませんか?遅延型アレルギーといって、食べてすぐにアレルギー反応が出るのではなく、体質の変化などによって今まで食べられていたものに、急にアレルギーが出てしまうことがあるんです。
これは犬でも同じこと。実際に今までチキンのフード大好きだったのに、急にチキンにアレルギーが出るようになったというご相談も受けます。そのようなことにならないように、フードローテーションをして色んなものを食べることで、アレルギーリスクを抑えることができるのです。
アレルギーのリスク分散もできるんだよ
また、以前、薬膳フードのお話でも少しご紹介したのですが、色んな食材を食べていることで、その「成分を受け入れるキャパ・許容量」の上限に達しないよう、分散させることができます。どういうことか解説したいのですが…
たとえば、愛犬のチキンの受け入れMAXキャパが「5」だったとして(それ以上食べるとアレルギーが出る)、1袋食べると1ずつそのキャパに迫っていくとしましょう。(※あくまでこれはイメージしやすいようにするためのたとえです。)
毎日チキン系のフードだけを食べている子だったら、5袋食べた時点で、もうチキン受け入れキャパが限界になって、6袋目からはアレルギー症状が出る状態になってしまいます。
チキン1 | チキン2 | チキン3 | チキン4 | チキン5 |
5回でキャパがマックスになってっしまった…
反面、①チキン→②ラム→③サーモンの3種類のフードでローテーションをしていたとしたら、どうでしょう?
同じ5袋目のフードに突入しても、まだチキンはそんなにたくさん食べていない状態(まだ2袋しか食べていない状態)になっています。
チキン1 | ラム1 | サーモン1 | チキン2 | ラム2 |
これであれば、同じチキンキャパ5の子であっても、チキンにアレルギーが発症するまでの期間を遅くすることができますし、うまくいけばアレルギーが出ないで済む可能性もあるのです!
同じものばかり食べていると、体質的にキャパオーバーして身体が受けつけなくなることもある反面、まんべんなく色んなものを食べるというだけで、オーバーしないようリスク分散ができるというからくりが、おわかりいただけたでしょうか?
ドッグフードをローテーションで与えるメリットとは?!
フードローテーションの最大の2つのメリット(栄養の偏るのを防げる・アレルギーリスクを下げられる)は、前項の「フードローテーションはなんのためにするの?どう良いの?」のところでご紹介しましたが、そのほかにもメリットはまだまだたくさんあります!
たとえば、
などです。
色んなものを食べているから好き嫌いもなくなるね
普段から色んな食べ物を食べ慣れていることにより、胃腸(消化器官)が丈夫になっていくので、フードを切り替えた時に、下痢や便秘を起こしにくくなるのもメリットです。
同じフードばかり食べていると、犬もさすがに飽きることもあります。結果、食に興味がなくなってしまう子も…。犬からしたら「またこれか…」って感じでしょうか。しかし、色んなフードがあって、色んな香りがする食べ物があると知っていることで、食に興味を持ち続けられます!
それに、買いそびれていつものフードを用意できない時や、災害でいつものフードが手に入らない時、欠品をしていていつものフードが買えない時もあるかもしれません。
別のフードの候補を考えていないと万一の時に困る…
そんな時でも、好き嫌いなくなんでも食べられる犬にしておけば、とりあえずつなぎとして与えるフードに困ることもありません。
「うちの子はこれしか食べなくて…」というのは良いことではないので、アレルギーや不調があってそれしか与えられるものがないなどの理由がない限り、食べられるフードをいくつか考えておくのも重要なことなんですよね!
色んなドッグフードを食べられる・フードローテーションをしているというだけで、これだけのメリットがあることがわかりました。だから、フードローテーションをさせてあげたいという飼い主さんも多いのですね。
フードローテーションにはデメリットもある!合わない子もいる
フードローテーションには、もちろん、デメリットもあります。
特に、元からアレルギーが多い子や、食が細い子にとっては、このデメリットはかなり厳しいかもしれません。
具体的なフードローテーションをするデメリットは、以下のとおりです。
へたにフードローテーションを愛犬に取り入れて、思わぬトラブルにならないよう、デメリットも正しく理解しておきたいところです。
では、それぞれ詳しく確認しておきましょう。
フードローテーションに採用するフードを探すのも大変!
なにが大変かって、やはり、愛犬が食べて大丈夫なフードをいくつか見つけておくことではないでしょうか。
もともとアレルギー体質な子や、フードをえり好みする子の場合、ただでさえ愛犬に合うフードを探すのに苦労するのに、問題なく食べられるフードをいくつかピックアップしておくなんて、至難の業ですものね…。
ただでさえ食べられないものが多いし…
アレルギー体質な子やフードジプシーの子であれば、2種類だけでローテーションをするなどにとどめておいた方がいいかもしれませんね。3種類も4種類も愛犬が食られるフードを見つけることの方が、飼い主さんの負担になってしまう可能性があります。
特にアレルギーがない子や、フードをえり好みすることがない子であれば、3種類・4種類のフードを採用することができるでしょうが、いくらアレルギーリスクの軽減になるとはいえ、たくさんのフードを与えることで、なにかに反応が出てしまうことがないとも言い切れません。
フードローテーションはコスト・料金がかかる傾向がある
フードをローテーションをする期間にもよりますが、もともと次のフードに替える前提ですので、大容量の割安になるパックのものを購入する選択肢はなくなってしまいます。
ドッグフードは大容量パックの方が割安になるものが多く、また、まとめて買えばお買い得な割引が付いてくるようなものもありますが、ローテーションの場合、一定期間したら次のフードに移るので、そんな大量に買うことはできなくなることでしょう。
たとえ、まとめ買いや大容量パックを買ったとしてもドッグフードは、原則、開封したら1ヶ月程度では食べきるのが理想ですので、一度開封したフードを次のローテーションのタイミングまでストックしておくことはできません。というか、しない方が良いです。
フレッシュで美味しいフードがいいなぁ♪
大容量パックで購入したものを、自身で小分けにして真空パックで保管しておくとしても、古くなったフードを与えるのに抵抗がある人もいるでしょうし、そのやり方をしたとしても、
など、劣化したフードになってしまい、愛犬がお腹を壊してしまう危険もあるため、いずれにしてもローテーションをする場合は大袋やまとめ買いはおすすめしません。(大袋を食べ切れる大型犬は別ですよ)
ですので、基本的には一定期間で食べきれるフードを購入することになります。まとめ買いしていて未開封だとしても、保管環境に注意しなければ、フードが劣化してしまうこともあるので注意してください。
食べ切れるサイズは結局割高になっちゃう…
それに、なんでも食べられる子でもない限り、ローテーションをするフードを決めようにも、少量パックで愛犬が食べられるかどうか確認して…の繰り返しになります。問題なく食べられるフードを選定するまでに、コストもかなりかかってしまうことでしょう。
食が細い子やアレルギー体質の子の場合、そう簡単にローテーションに採用するフードが決まるわけでもないので、時間もかかってしまいます。
ローテーションする決定するまでは、フードにかける料金が高くなってしまうこともあるでしょう。昨今、フードの値上がりも続いているので、お財布的には厳しいかもしれません。(繰り返しになりますが、なんでも食べられる子であれば、この手間はかからないこともあります)
お腹が弱い子や愛犬の年齢によっては胃腸に負担がかかってしまう
メリットと対照的な話ですが、色んなものを食べることで胃腸が強くなる子もいる反面、胃腸が弱い子・お腹の調子を崩しやすい子の場合は、食べるものが替わることで、胃腸にさらなる負担がかかってしまうケースもゼロではありません。
また、胃腸が弱いわけではないとしても、シニア期にもなると、胃腸も疲れて消化活動も成犬期よりも劣ってきます。胃腸関係のトラブルが起きやすくなる時期ですしね…。
同じフードばかり食べているのであれば、胃腸もそのフードに合わせた消化準備ができていますので、安定的に消化もできるのですが、いつもと違うフードを食べることで、胃腸がびっくりしてしまうとでもいいましょうか。
いっぱい食べ物が替わると胃腸が疲れちゃう…
たとえば、いつもチキンのフードを食べていて順調に消化活動を行えていたのに、突然ローテーションによって、ラムのフードに替わってしまったら、胃腸が「いつもと違うのもが入ってきた!」と活動が変わります。
そして、ラムのフードに胃腸が慣れてきた頃に、ローテーションで今度はサーモンのフードに替わって…また胃腸がびっくりして、「まらもいつもと違うのが胃腸に入ってきた!」とサーモンの成分を消化する胃の働きに変わって…という状態になるわけです。
ローテーションはそれを繰り返すわけですから、胃腸が弱い子にとっては、新しいフードに順応できるようになるまでは、しんどい思いをする可能性もあります。これがショートスパンでローテーションをするべきではない理由です。
グルメ犬になってしまって、好き嫌い・選り好みをする子に…
好き嫌いに関してもメリットに相反する内容ですが、なんでも食べる子になることもある反面、舌が肥えてしまって、今度は「前のフードの方が好きだから、これは食べない!」なんて、えり好みしてしまう子もいます。
グルメ犬なわがまま犬になってしまうんですね…。ちなみに、これもローテーションをショートスパンでやってしまうと、起こりがちなトラブルでもあります。
と、自分の好みのものを選ぶようになってしまいます。しかも短期間でフードが替わっていたら、もっと違うの出してくれるんだと犬が誤解していまう危険も…。
どう出るかは犬の性格や、飼い主さんとの関係性によるのでなんとも言えませんが…。「前のフードの方が好きだから、前のに戻して!」というアピールで、新しく与えるフードを食べてくれなくなってしまうこともあるので、注意してくださいね。
愛犬にアレルギーが出た時にアレルゲンの特定が難しくなる
フードローテーションの結果、食物アレルギーが出てしまった場合には、少々厄介になってしまうこともあります。
同じものを食べ続けているのであれば、その与えているフードの原材料の中にアレルギーを引き起こしている原因があるのだとわかりますが、ローテーションをしている場合は、日頃からたくさんの原材料を摂取しているわけです。
その多数の食材の中からアレルギーの原因を見つけ出すのは、簡単なことではありません。
食物アレルギーで通院するのも大変…
一般的にアレルギーの出るものを特定をする方法には、除去食試験とアレルギー検査があります。詳細は以下に引用してご紹介しますが、
- 除去食試験
一定の期間、過去に食べたことがない成分の動物病院専用療法食とお水だけの生活をおくり、症状の改善があるか確認します。
症状の改善誤に今まで食べていたフードに替えて、症状が再発した時は診断が確定されます。
アレルギー検査
食物アレルギーを引き起こすリンパ球の反応にはIgEが関与するⅠ型と、リンパ球が直接反応するⅣ型の2つの反応があります。どちらも外部の血液検査になりますが、それぞれ検査方法が異なります。痒みを引き起こす皮膚病はたくさんありますので、他さまざまな検査を行い他の皮膚病を除外することで食物アレルギーを診断していきます。また、他の皮膚病を併発していないかも調べます。
簡単にいうと、原因らしきものを排除していって、なににアレルギーがあるのか調べる方法と、血液検査でなににアレルギーがあるのかを調べる方法です。
除去食検査はこれまで食べていたドッグフードの内容や、食べてきた期間によって値段が変わってきます。フードローテーションをしていた子の場合、多種多様な食材を食べてきているわけで、食べてきた期間もバラバですから、除去食検査に時間がかかるのは必至です。
たくさんの原材料を食べるのが良いとも限らないことも…
それだったら…と、採血をしてアレルギー検査をする方が安くすむとは思いますが、この価格は動物病院にもよってまちまちで…。少なからず2,3万円はかかってしまうと想定しておいたほうがよいでしょう。
反面、ローテーションをしていない子であれば、除去食検査だけでもう少し安価で済むケースもありますし…。
いずれにしても腹をくくってアレルギー検査をしてしまえば、ローテーションをするフードも決めやすくなるのですが、わざわざコストのかかるローテーションをして、アレルギー検査までして…とやっていると、いくら愛犬の健康優先とはいえ、
いくらかかるのかしら…
と…いう不安が出てくるのも当然です。
ちなみに、アレルギー検査は獣医師が「検査が必要だ」と判断した場合はペット女権が適用されるケースもありますが、こちらから受けたいと申し出た場合は、保険がきかないこともあるので、獣医さんとしっかり相談して決めてください。
そんなリスクがあるのであれば、ひとつのフードで安全に食べれるものを与え続けておけば良いんじゃない?という意見出てきますよね。そう感じる人にとっては、フードローテーションにメリットを感じないかもしれません。
フードローテーションのやり方・どういったフードを選べばいい?
フードローテーションをいざやってみようと思っても、どういったフードを選んだらいいのかわからないという方も多いもの。
フードの選定の仕方は、厳密にはルールはありませんし、わんちゃんのアレルギーの有無や体質にもよりますが、理想としては以下のような点を意識したら良いと思います。
特に、アレルギーなどがあまりない場合であれば、主原料を替えて与えていくのは一番おすすめですね♪
色んな主原料(フレッシュミート)のフードを食べることで、さまざまな栄養が吸収できますし。
また、同一メーカーのフードで、主原料だけを替えて、その他に使用している原材料は変えていないフードも出ていますので、同一メーカー・同一シリーズのものでローテーションを変えていくというのもあり。
香りが違うから食欲が刺激されるぅ~!
色んな形状のフードを与えることで早食い抑制になる子もいますし、色んな形の食べ物を知っていることで、「この形のフードは食べたくない!」なんて選り好みをしない子になることもあります。(臆病な子はフードの形がいつもと違うだけで、怖がって食べないなんてことも…)
それに、フードによっても強み(関節ケアに良い、被毛ケアに良い、低カロリーなど)は異なりますので愛犬に気になる点が、複数ある場合は、必要な強みがあるフードをピックアップしてローテーションするのもいいですね。
いずれにしても、愛犬の特性に合わせたフードを選ぶというのは鉄則ですし、基本的なフード選びのポイントについては、以下の記事を参考にしてくださいね♪
アレルギーが多い子の場合は主原料はアレルギーが出ないものを選ぼう
主原料が違うものに替えてローテーションということをお伝えしましたが、チキンアレルギー、ビーフアレルギーなど、主原料として採用されやすいものにアレルギーがある場合は、いうまでもなく、そういったフードは採用する必要はありません。
逆に、
色んなお肉にアレルギーはあるけど、サーモンであれば大丈夫!
というのであれば、サーモン主原料のフードという縛りの中で、複数のドッグフードをピックアップしてローテーションをしていっても良いんですよ♪サーモン主原料のフードだってたくさんありますしね!
もちろん、他にも好き嫌いはするけど、チキン系だったら食べる!ということであれば、チキン系のフードで複数のフードをローテーションしたって構いません。絶対に主原料が違うものにしないといけないというわけではないのです。
主原料が同じであろうが、副材料はそれぞれ違うでしょから、それだけでも構いません。色んなものを食べるというメリットは十分にありますしね♪
フードローテーションは犬の体質を見極めて正しくおこなおう!
- ドッグフードなんて1種類しか買ってないし、いつも同じだけど問題ないし…
- そんなにフードで体質や栄養なんて変わるものなのかなぁ…
- できればフードを替えずに固定のもので行きたい
など、飼い主さんそれぞれの考え方もあると思います。
それに、それなりの品質のフードでローテーションしたいと考えたら、家計的なドッグフードの予算をオーバーしてしまって、料金がかかって仕方ない…という方もいるかもしれません。
もしくは、よかれと思ってやってみたフードローテーションのせいで、愛犬にアレルギーが出てしまう可能性もあります。
フードを替えたきっかけでアレルギーが出る子も多いんです
これまでのフードを与えている分にはなんの問題もなかったのに、替えたフードに入っているなんらかの原材料がダメだったせいで、アレルギーが出てしまった…ということは実際によくある話です。
それだけ、フードって愛犬に影響を与えるものですし、ノリでローテーションするフードを決めるのはよくありませんし、無理にローテーションをする必要もありません。
フードローテーションに採用するフードにお悩みの場合は、当サイトでは愛犬の体質を伺ったうえで、ローテーションするフードのご提案も可能です。お気軽にお問い合わせくださいね♪
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