愛犬がなにかを食べた後に、お腹を壊したり、吐いたり、痒そうにしていたりすると、一過性のものと判断し、様子見をする飼い主さんもいる反面、過敏になり過ぎて「うちの子、この食材合わないんだ」「食物アレルギーだ!」とすぐに食べ物のせいと判断する飼い主さんもいます。
しかし、その過敏ゆえの誤った判断のせいで、別の問題を見落としてしまっているかもしれませんし、実際の原因は全然違うところにあるのかもしれません。事実、そのせいで、損していること・犬のとってデメリットになることもあるものです。

そう簡単に食物アレルギーは判断できることではありません…
今回は、「うちの子はこの食物が苦手」「アレルギーかも…」と簡単に判断してしまう前に、考えたいこと・知っておきたいことをご紹介します。ネット情報に振り回されず、冷静に判断できる飼い主でいることが、愛犬にとっても一番大事なことです。ぜひ参考にしてください。
なお、いろいろ書いてありますが、犬の体質には個体差もありますし、愛犬に合うフードを教えてほしい・相談したいという方は、お気軽にお問い合わせください。(当サイトのアドバイスは有料です。無料で相談に回答するものではありません。)
1回・2回の不調でアレルギーとは判断できません!冷静に対応を!

犬が初めて口にする食材を与えるときは、愛犬になにか不調がおきないか、しっかり様子を見ておく必要があります。しかし、もし、なにか気になる症状が出たとしても、焦らずに冷静に観察・対応するようにしてください。
そして、初めて食べたもので、1回、2回不調が出ただけで、特にその後に繰り返し吐いたり、下痢が続いたりしているわけでもないのであれば、一過性の症状にすぎない、原因不明のケースも多々あります。それだけでは、アレルギーや病気と断定することはできません。
飼い主として、愛犬が体調を壊したら、ここ数日のことを思い返して、食べたものが合わないのかも…と疑う気持ちはわかります。それに食事を疑うこと自体は、悪いことではありません。ただ、そこで、その食べ物のせいと決めつけるのは時期尚早です。

気になることがあれば、まずは獣医に!
愛犬がなにを食べたのかを把握しているからこそ、不調の原因を思い起こせるのですが、その飼い主の推測した原因が正しいとは限りません。まずは、思い出したことをメモにとって、その飼い主さんの推測が正しいかどうかも含めて、獣医に相談することを優先してください。
インターネットで調べると、そういった飼い主さんの心配を煽って、特定のドッグフードがいいかのように解説する情報サイトが多く、そういった情報を鵜呑みにした飼い主の思い込みから、小手先の間違った対応をしている方は多いものです。
そもそも犬は、四足歩行で内臓構造的にも人間よりも嘔吐や下痢が起こりやすい生き物です。そのため、獣医にみてもらってもいない段階で、飼い主が勝手に下痢や軟便=食物アレルギーと決めつけるのは、賢明な判断ではありません。
不調があったときはネットで調べるよりも、まずは獣医に相談しましょう!

不調が出たらネットで調べるのではなく、獣医や専門知識を有する人に相談するようにしてください。ネットでわかった気になって、獣医に行く費用や時間を惜しむ人は、犬を飼うべきではありません。ネットは愛犬の現状を把握していませんので、あてにしないようにしましょう。
そんな無責任な情報に判断をゆだねるのではなく、獣医に見てもらうだけで安心にもつながり、正しい対処法がわかるはずです。1000回のネット検索、500のネット記事を熟読するよりも、信頼できる獣医に1回診てもらうほうが、よっぽど正しい情報を得られることでしょう。
もし、ネットの情報を見るにしても、あくまで参考程度に見て、
など、信憑性の高い情報をみるようにしてください。

獣医や動物看護師が書いた記事でも利益目的のものがあるよ
なお、獣医や動物看護師が運営しているサイトであったとしても、特定の商品を売りつける目的の記事・サイト(アフィリエイやステマなど)や、メーカーが後ろについているサイトがあります。せっかく勉強をして知識を持っている人が、自分の利益のために人の悩みを利用する時代。
どの情報を信じるかは個人の自由ですが、巧みに人の不安を煽り、寄り添うようにみせかけて、紹介する商品を買わせる記事に振り回され、愛犬に合わない情報を鵜呑みにしないようにしましょう。基本的には、信頼できる獣医さんに、愛犬を見てもらいうことをおすすめします。
また、病院に行くか否かの判断に、どのくらい観察・様子見をしておいたらいいのかわからない場合も、動物病院に電話で聞いてみてください。飼い主さんがこうかも?と可能性として仮説的に考えるのは良いのですが、その仮説が正しいのかも素直に獣医に聞いてみるといいですよ。
「食物アレルギー」「食物不耐性」「アトピー」の違いとは?

食物アレルギーの症状に、胃腸炎(下痢、嘔吐など)や皮膚炎などがありますが、そういった症状があったからといって、なんでもかんでも「食物アレルギーかも」と思っていませんか?
胃腸炎や皮膚炎が起こる原因として考えられるものは、食物アレルギーだけではなく、食物不耐性、アトピー、その他の病気が潜んでいるケースもあります。ですので、自己判断で食物アレルギーで症状が出ていると判断するのは、非常に危険です。
そもそも、食材アレルギー・食物不耐性・アトピーの違いを正しく理解している人も少ないと思います。専門的な話なので、知らないのが当然です。しかし、もし、愛犬に体調を崩しやすい傾向があるのであれば、これらの違いを知っておいて損はありません。

浅はかな自己判断は本当によくない…
まずはじめに、それぞれの違いを簡単みまとめてみますと…
| 食物アレルギー |
|
| 食物不耐性 |
|
| アトピー性皮膚炎 |
|
といった区切りがあります。余談ですが、皮膚炎の原因が食物アレルギーというケースは、少ないといわれているんですよ。

同じような症状だったとしても根本原因が違うんだ
上記のとおり、お腹や皮膚の不調という症状は似ていても、発生するメカニズムが全く違うことがおわかりいただけたでしょうか?原因によって対処法は異なるため、個人判断であれのせい・これのせいを決めて、ネットで調べた情報をもとにあれこれやっても無駄なことが多いのです。
ただし!食物アレルギーと食物不耐性は、同一の食材に対して起こることも多く、見極めは素人では簡単にできるものではありません。そして、原因は違えど、食物アレルギーと不耐性は、同じような対応・検査法になることもあります。※検査については追って詳しく説明します。
見極めるためには、アレルギー検査を受けるのもありですが、アレルギー検査の結果も100%ということではありません。なお、アトピーの診断にいたっては、あらゆる原因の可能性を調べた結果、「これ以上問題は考えられない」という時に診断される流れになることが多いです。
食物アレルギーってどんな症状が出る?見分ける方法は?
中毒(犬にとっての禁忌食材を食べたなど)や食べ物が原因でアレルギー症状が出る(=食物アレルギー)場合は、食べた直後から数時間以内(※体質や年齢、消化器官の丈夫さなどによっても前後あり)に、
などの症状が出ることがあります。
また、犬の食物アレルギーは、1回食べただけで反応がでるのではなく、何回かアレルゲンに触れる(食べる)ことにより、免疫が異常反応を示すのが特徴的です。繰り返し経験することで、異常反応をしてアレルギーとして症状が遅れて現れます。(これを遅延型:Ⅳ型と呼びます)

だからアレルギーには新奇たんぱく質が良いんだね!
1回食べただけで食物アレルギーになることや、食べてすぐに症状が出る(即時型=Ⅰ型)はほとんどなく、生まれつきということもありません。逆にいうと、これまで大丈夫だった食材に、何度も口にしていたら、ある日からアレルギーになるということもあるということです。
最初は免疫にとっては、その食材は攻撃対象ではないものだった(=これまでは食べても大丈夫だった)としても、摂取が増える(=食材に対する経験値が増えていく)中で、「有害な異物=攻撃対象」と認識してしまうと、徐々に反応が強くなり、アレルギーが出てくるようになります。
そして、一度、有害なものとして認識してしまった食材(成分=アレルゲン)に接触するたびに、症状が出るようになるのです。本来は有害なものではないのに反応する、だからこそ、免疫の異常・過剰な反応と説明されています。
食物不耐性ってどんな症状が出る?見分ける方法は?

食物不耐性は、消化器官の問題(消化酵素が足りない、うまく機能しないなど)で起こるため、食べてすぐに症状が出るということはほとんどありません。
消化過程での症状ですので、数時間後~翌日以降になって症状が現れるケースもありますし、消化がうまくいかず、排便までの時間、胃腸に負担がかかり続けている状態なので、体外に排出された(=排便)あとも症状がしばらく続くケースもあります。
また、未消化のまま(分解されないまま)腸に届くことにより、
などの症状がみられるのですが、食物アレルギーと同じような症状ですので、素人目には見分けるのは簡単ではありません。

実は食物不耐性って結構厄介…
追って説明しますが、食物不耐性は消化器の不調ということもあり、血液で調べるアレルギー検査には、反応が出ることはありません。検査をしたとて陰性となるので、耐性がない食材か否かの特定が非常に難しいんですよね。(検査しても陰性の場合は、不耐性の可能性があるということ)
なお、不耐性は食べた量に比例して症状が重くなる傾向があるため、食物を少量であれば問題なかったり、ある程度の量を摂取したときに症状が出たり、体調によっては症状が出なかったりなんてことも…。さらに、初めて食べたもののみならず、いつでも発生する可能性があります。
ですので、血液検査以外の検査でも、反応が出たり出なかったりと、アバウトになってしまうことも…。最新の獣医学を駆使しても、100%不耐性を確認できるということではありません。これらから、不耐性については、飼い主による日々の食べ物の把握が重要といえるでしょう。
アトピーってどんな症状が出る?見分ける方法は?
アトピーの診断・判断は、疑わしいものをすべて検査していった上で、それでも考えられる原因・病気に該当しなかったときに、診断されるものです。2010年には、アトピーの世界的な診断基準(目安)でもある「Favrotの診断基準」により判、断するようになりました。
2010年に下記の臨床徴候8項目が提示され、5項目以上を満たしたら犬アトピー性皮膚炎とすることが一般的です。この基準は現在、世界中で標準基準として推奨されています。
- 初発が3歳未満である
- おもに室内飼育である
- ステロイドに反応するかゆみである
- 初発時は、かゆみがなく皮膚病変のみである
- 前肢の罹患がある
- 耳介の罹患がある
- 耳介辺縁は罹患していない
- 腰部背側は罹患していない
犬のアトピー性皮膚炎を診断するには、特徴的な症状があるかを確認することが必要です。

アトピー自体の検査はありません
また、複数の原因が関係していることもあり、完治は難しく、療法食をはじめとした食事の管理はもちろん、服薬や薬用シャンプー、保湿、適切な生活環境を維持するなど、日々の中で、アレルギー症状を抑えていく対処をしていくことになります。
薬の服用や、頻繁なシャンプーなどで、飼い主としては嫌になるかもしれませんが、現代の獣医学をもっても、治すことはできないものです。ですので、独自判断で薬をやめる・フードを替える、おやつやサプリを与えるというのはおすすめしません。
信頼できる獣医を見つけて、獣医とともに、愛犬の体質に向き合っていってあげてくださいね。
アレルギー検査(血液検査・除去食試験)とは?受けても無駄?

犬のアレルギー検査は、血液検査によるものが2つ、食べ物でコントロールする検査が1つ、計3種類あります。具体的には以下のとおりです。
| 血液検査 | アレルゲン特異的IgE検査 | 花粉やハウスダストなどのアレルゲンを特定をする |
| リンパ球反応検査 | どの食材にアレルギー反応を起こすのかを特定する | |
| 除去食試験 | 原因となり得る食材を除いた食事をし、なにが合わないのか確認していく | |
なお、
- アレルゲン特異的IgE検査は即時型アレルギー(=環境アレルゲン)の特定に向いている検査で、基本的には食物アレルギーには直結しない検査
- リンパ球反応検査は遅延型アレルギー(=食物アレルギー)に向いている検査
とされています。そして、先に少し触れたように、血液検査では消化器酵素の耐性までは調べられません。そのため、耐性がない食べ物を食べようが、陰性として出てしまいます。逆に言うと、リンパ球反応検査をしても陰性の場合は、不耐性の可能性があるということです。

食物アレルギーの検査なら、リンパ球検査のほうがいいってことね
なお、検査しても無駄なんて声をよく聞きますが、絶対に無駄ということはありせん!…ですが、偽陽性で反応することもあったり、不正確な結果が出たりすることもあるのは事実。陽性と出ているものを食べても、反応が出ないこともありますし。
検査を受けるタイミングによっても、正しい結果を得ることができないこともありますが、とはいえ、合わないものを特定できるケースもあるのですし、科学的根拠に基づいて、愛犬の体質や傾向を目安として知るきっかけにはなるとは思います。
でも…やはり、健康な子が受ける必要があるわけでもないので、愛犬への健康管理の意識が高いご家庭だとしても、症状もなく検査を受ける必要がないのであれば、受ける必要はありません。(むしろ健康な子の場合は、下手に結果にひっぱられたらデメリットになるかも…)

獣医の診断上、必要な子だけ受けるようにしたらいいですよ
また、除去食検査(試験)は、食物アレルギーの原因になりやすいたんぱく源を抜いた、治療と検査を兼ねた食事療法です。合わないものを特定するものではないものの、リスク軽減は可能で、不耐性を調べるには除去食試験のほうが有効といえます。
ただし、食べものが体に定着し変化が出るまでには時間がかかります。そのため、どういったものが合わないのか・食べていけるのかを見極めるには、少なくとも1ヶ月~2ヶ月(個体によっては3ヶ月)は必要です。検査期間中は、指定の食べ物と水以外は一切与えてはいけません。
おやつを度外視しちゃう飼い主さんも多いのですが、おやつ、サプリ、歯磨きガムなども禁止です。試験期間中は、ほかのものを与えないことが、飼い主としての正しい愛情表現だと思ってください。おやつを与えるのを、愛情だと思っている甘やかし癖がある飼い主さんはご注意を。
愛犬の嘔吐や下痢には緊急性があるものと一過性のものがある

食べた後に起こる不調の症状として、嘔吐や下痢などが出ることがありますが、嘔吐や下痢については、緊急性のあるものと一過性のものがあります。切り分けとしては、
| 緊急性が高い場合 | 下痢や嘔吐を繰り返したり、ぐったり(意識低迷)していたり、 水を飲まない(脱水)、血便がある、黄色い胃液を吐く、吐血、 呼吸があらいなどの症状がある |
| 一過性の場合 | しばらく様子見をしたら、ケロっと元気になるケースもある |
といったところでしょうか。なお、明らかに緊急性がある場合には、迷わずただちに動物病院に相談してください。
むろん、一過性のものだから病院に行かなくてもいいよといっているのではありませんが、嘔吐や下痢が起きたタイミングや回数、状況によって正しく判断する必要があります。

一つひとつ、原因や考えられることを精査しよう
なお、冷静に判断するためにも、ふだんから愛犬の食事や健康に関する日記をつけておくこと(いつ、どういった状況で、何を、どれくらい食べたかのメモ)をおすすめします。こういったことを時系列で正確に説明できるだけでも、獣医にとってはかなりの判断材料になります。
できれば日常的に(不調がなくても)つけておくことをおすすめしますが、余裕がない方は、おかしいなと思った時・不調があった時だけでも構いませんので、思い出せる限りの経緯(いつ、何時に何を食べた、どんなうんちをなん時にした、吐いたなど)を残しておきましょう。
時系列で状況を後追いできるだけでも、非常に有益な情報なので、一過性のものかもしれない場合でも、ぜひ、情報を残しておくようにしてください。不調がなくても毎日つけておくと、あとあとそのデータは強い味方になるはずです。
急性のアレルギーや中毒・胃腸炎と、慢性的な不調の区別をしよう

繰り返しになりますが、急性だろうが、一過性だろうが、慢性的だろうが、心配なら獣医に相談する・愛犬の状態を診てもらうのは、徹底しておいてください。とはいえ、あせってあたふたしてしまわないよう、ある程度、冷静に判断するための知識は持っておいたほうが安心です。
まず、腸炎(胃腸炎)には、
- 突然、お腹に不調が現れ、3日ほどで元気になる急性腸炎
- 3週間以上、軟便や下痢、嘔吐などが続く慢性腸炎
の2タイプあります。
急性の場合は一過性の症状で、どんな犬にでも起こりうることで、2、3日(orその時のみ、1日のみ~1週間)で回復するケースも多いです。急な胃腸へのなんらかの刺激により、胃粘膜に炎症がおきる状態のことを指します。

なんらかのきっかけで胃腸に負担がかかったのでしょうね
心当たりがあれば、なぜそのような状態になったのか、原因を特定・推測できるケースもあるのですが、急性腸炎が起こるきっかけは、
- 食べ物(食べ過ぎ、突然慣れないフードに替えたなど)
- ばい菌(細菌、不衛生など)
- 水分(摂取不足、もしくは過剰摂取)
- 気温差(気温の上昇、冷房による体の冷えなど)
- ストレス(精神的、環境的なもの問わず)
- 薬による副作用
など多岐にわたり、かつ、急性というだけあって、その不調が過ぎさえしたらケロっと元気になることも多いため、原因がわからないことも多々あるのが厄介です。お伝えしたように、そもそも犬の骨格・内臓構造としても、胃腸を壊しやすい生態でもありますしね。
また、犬が中毒を引き起こすものを食べた時や、異物を食べた(誤食)の場合は、ただちに動物病院に相談してください。中毒症状は30分〜数時間 で現れることが多く、急性の胃腸炎の症状にほど近いです。(※体質によっては半日〜1日以上経過してから発症することもあります。)

うんちで出るだろう…という安易な考えはNG
そして、症状が3日以上経っても症状が治まらない・症状が長引く・短期間に繰り返す、体重が減るなどがある場合も、必ず動物病院に行くようにしましょう。この場合、一過性の炎症ではなく、慢性腸炎の可能性もあるからです。
慢性の場合も、原因不明なケースは多いのですが、
などの可能性もあり、この場合は様子見をしていても改善するものではありません。しっかり獣医にみてもらい、必要な検査をして、正しい対処をしておきましょう。
「飼い主の対応が原因」で不調が出てしまうケースも多々ある!?

愛犬がお腹をよく壊す、吐く、皮膚炎(涙やけ、かいかい、赤み、耳やけなどを含む)などのお悩みがある飼い主さんに質問です。以下のようなことをしてしまっていないでしょうか?
これらは、本当によくあることなのですが、どれも非常に危険なことばかりです。

該当してたら、飼い主のせいで症状が出ているのかも?!
アレルギーかもしれないような子に、いきなりこれまでと違うフードを、まるっと一食分与えるのは本当に危険ですし、そもそも上記のようなことをしていたら、飼い主さんのせいで愛犬に不調が出ている可能性があります。
ほかにも、意味を正しく理解もしていないのに、高たんぱく質なフード=良いと思って与えていたり(年齢や生活スタイル・運動量、消化器の状態によって、高たんぱくはデメリットになることが多いです)、クチコミや評価が良いフード=良いものと信じていたり…。
クチコミなんて、なんの根拠もないし、愛犬の体質に良いかどうかなんてわかるはずがないのですが…。犬という生き物としては同じ枠かもしれませんが、これぞれ個体差がありますし、ご家庭によって散歩量なども違うのですから、一概に何が良いかなんていえませんからね。

ネットの情報社会の闇です…
そもそも、愛犬に不調があるのであれば、もっと慎重になる必要があります。愛犬を大事に思うがゆえに、あせってあれこれしたくなる気もわからなくはないのですが、あれこれ急いでやる分だけ、原因の洗い出しが難しくなっていくことを知っておいてください。
あれも、これも…とやれることをしてあげたいと思うのかもしれませんが、それこそが、愛犬の体に負担をかけることにつながります。つまり、本当に愛犬が大事なのであれば、個人の思いだけであれこれするのではなく、獣医に相談してください。
大事だからこそ、いらんことはしない。それも愛情なんですよね。世の中には、そういった飼い主さんの不安を食い物にしたネットビジネスがたくさんあること、忘れないようにしましょう。
食物アレルギーと思っていた症状の大半は「食物不耐性」が原因かも
これまでお伝えしたように、食物アレルギーを患っている犬は実際は10~30%とされており、「食物アレルギーかも!?」と言って相談される方の70~90%が「食物不耐性」によるものといわれています。ネットで過剰にアレルギーについて騒がれすぎているのでしょうね…。
また、実際は不耐性でも食物アレルギーでもなく、たまたま不調が出ただけ(一過性のものなだけ)なのに、アレルギーだと判断して与えるのを止めている方もいますが、それでは愛犬のことを正しく知ることはできません。
一過性のもの、もしくは飼い主さんのせいでおきた症状の可能性のあるので、勝手に決めつけて判断するのはやめましょう。正しい選択肢を自ら削ってしまわないよう、知識をたくさんもった飼い主でいたいものですね!








