当サイトには、インターネットでの評判や、はびこる間違えた情報、作られたクチコミ、不確実な内容に振り回されないでほしいという思いがあり、それぞれのわんちゃんの癖や体質に向き合って、それぞれの対処法をしていきたいというコンセプトがあります。
詳しくは、「私の思い」という記事や、「アフィリエイトのランキング評価」に関する記事にも記載していますが、人が言うあれが良い・これが良いという話が、愛犬に合うかどうかなんてわからないものです。
大事なのは、自分で選ぶことです
とはいえ、免責事項にも記載がありますが、私の言うことが絶対ということでもありません。当サイトでは、何度もそういったお話をしており、考え方は人それぞれなので、誰が正解ということは、簡単には言えることではないのですよね。
今回は、利害関係のない純粋な知識・正しい情報をしっかり身に着けて、その情報の中から自分の考えに合うものや愛犬に合うものを、自分で選ぶことの重要性についてお話をしたいと思います。
ドッグトレーナーの考えもトレーニング方法も千差万別です!
トレーナーさんの言うことは絶対…そう思っていませんか?
もちろん、そう思うのは自由です。誰の言うことを信じ、トレーニングに採用するのかは、その方の判断で決めたら良いですし、すごいキャリアのトレーナーさんに言われた言葉だったとしたら、その方の言うことを鵜呑みにしてしまうでしょうし。
ただし、トレーナーさんって、考え方も対処法も、本当に十人十色です。わかりやすくするために、ちょっと誇張してお伝えしますが、
などなど、私が知る限りでも、色んな考えの方がいます。かなり偏った考えの方もいますし、同じくトレーナーの資格を持っている人であっても、異なる意見を言う方もいるのも当然です。
どれが正解という話ではありません
しかも、トレーナーっていっても、警察犬のトレーナー、ドッグダンスのトレーナー、ケネルクラブの訓練士、盲導犬トレーナーなどいろーーーんな種類があって、トレーナーさんのキャリアも考え方も全然違うでしょうし。
どのトレーナーさんも、それぞれ資格を取るために勉強してきた人たちです。でも、それぞれ考え方もみんな違って当然で、基本の考えは同じようなところにあると思いますが、それぞれの成功体験も考え方も経験値も違いますもの。
私はこうやってこれまでも何匹もトレーニングしてきたから…と、やり方をあまり変えない方もいるでしょうし、この子に通用したことがあの子に通用するとは限らないと、その子に合うやり方してくれる方もいることでしょう。ほかにもトレーニング方法をたくさん知ってるとか。
どの人の言うことが一番しっくりくるかが大事
たとえば、吠え防止の「天罰方式」というしつけ・トレーニング。考えたらすごいネーミングですが、吠えたら大きな音をさせて、犬が吠えないようにさせるというものですが、最近ではこのトレーニングは意味がない・よくないと言われつつあります。
ちなみに、個人の話ですが、犬の知識のない人(というか、アップデートされていない人)に、求めてもいないのに、天罰方式を提案されたことがありました。毒を吐きますが、正しい勉強をしていないトレーナーでもない人が、人様の犬のしつけに口を出す自体、ナンセンスです。
そしてなにより嫌なのが、「犬の性格は飼い主次第」とサラッと冷たく言ってしまうトレーナーさんもいること。「それはそうだけど、それはとても雑な発想では?乱暴な言い方ですよね?」と言いたくなることもあります。
もちろん、その言葉で、自分がしっかりしようと思える方もいますよ
たしかに平たく言うと、犬は飼い主次第というのはそれはそうなんです。でも、それでもその子の根本的な気質もわかっていないとだめだよね?と思います。その子の癖やオリジナルの気質を見抜いた上で、飼い主さんのトレーニング次第だと思うんです。
なので、個人的にはしっかりその子の性格を見てくれる人が良いと思います。飼い主の対応次第と言うのは簡単ですが、それをトレーナーが飼い主に直接言うのは、困ってるからこそ頑張ってしつけをしようとしている飼い主さんに対する、暴言だと思うのですが。(個人の意見ですよ笑)
とういうわけで、こういう犬にはこういうトレーニングというお決まりのパターンしか教えてくれないトレーナーもいますし、個々の犬・家族の気質を見たアドバイスをするトレーナーさんもいます。自分と犬の性格に合うトレーナーさんを見つけてくださいね。
人間だから、相性がありますもんね。
これまではトレーナーさんの人柄についてお伝えしてきましたが、でも、実際は逆もしかりで…。どれだけトレーナーさんが一生懸命いっても、素晴らしい考え方であっても、飼い主さん自身に問題があるケースもゼロではありません。
しつけはトレーナーさんがしてくれるものと勘違いしているといいますか…。自分の愛犬への接し方を見直す気もないといいましょうか…。
たとえば、
なども、いなくはないんですよね。
トレーナーって、別に、犬を飼い主さんの思うようにしてくれる人というわけではありませんしね。
飼っているのはトレーナーさんじゃありませんもの
犬ってホントーーに、飼い主さんの心を映し出すような側面があります。心の中をあぶり出すといいますか…。その問題行動って、実はあなたにとっての問題行動であって、別に悪いことじゃないのに…ってこともあり得る話です。
まして、「あなたの対応がそれだと、そりゃ犬もそういう困ったことしちゃいますよ…」ってことも。。でもトレーナーさんだって、「飼い主さんがそうだからいけないんですよ」とはストレートには言いづらいわけで…。(私もアドバイスする立場なので気持ちはわかります)
なのに、あのトレーナーは犬の困りごとをなおせない!なんて思っている方もゼロではありません。上手にそういった、飼い主さん力(かいぬしさんりょく)を上げてくれるトレーナーさんが見つかったらいいですね♪
獣医さんの考え方も対処法も千差万別!合う獣医を見つける重要性
人間の病院でもそうですが、やっぱり犬と獣医さんとの相性、飼い主さんと獣医さん人間的な相性、治療方針的な相性ってあると思います。ちょっと気になるな…ということがあれば、病院を変える・先生のいうことを鵜呑みにしないということも重要です。
というのも…仮にご自身に不調があって病院にかかっている時に、不信感がある先生だったら、ずっと通院できますか?あなたの体の手術、信用のない医師に任せられるでしょうか?
- どうしても話し方が嫌なので、病院(先生)を変える
- 治療方針が合わないなのでセカンドオピニオンをよそに聞きに行く
- 他に行きたくても近くにないので、腹をくくって我慢する
- 治れば良いやと開き直って先生のいうことを聞く
- 不信感を抱いたとしても、医者のいうことだからと自分に言い聞かせる
- 人としての相性はいまいちだけど、腕は間違いないからと通院し続ける
…など、いろんなの選択肢があると思います。
どう感じるかは人それぞれですよね。
さらに、一般的な動物病院の獣医ともなると、犬猫だけを相手しているだけではありませんし、爬虫類が好きな先生もいるでしょう。さらに言えば、
- 猫に強い先生、犬に強い先生
- すぐに薬を出して薬で対処したがる
- 療法食をすぐに出す先生
- 検査をしっかりしてくれる(してくれない)先生
- 色んな方法を提案してくれる先生
- すぐに大病院に誘導する先生
…など、それぞれの先生の方針や得意分野は異なるのも当然です。
なにに重きを置いている獣医なのか、どういう考えなのかというのは、いくら先生とはいえどそれぞれ異なり、独自理論に過ぎない、確証がないことを経験値だけで話す先生もゼロではありません。
まして、その動物病院のキャパといいますか、機材、検査できる設備があるのかなども、各病院によって異なりますし、その獣医さんがどういった人脈をお持ちなのか、どういった学会に参加しているのかなどでも、知識量も考え方も対応の仕方も違ってきます。
先生っていっても経験値も違いますもん
最近では、犬の眼科専門診療、手術専門病院、がんクリニック、緩和ケアクリニックなどなど、特定の症状・治療専門の病院やクリニックもあるくらいですし。
まして、立地によっては、珍しい犬種が飼いやすい環境、小型犬が多くなりがちな環境などもあり、獣医さんも特殊な犬種の場合、診察に不慣れなことだってありえます。実際に、そういった経験不足ゆえの誤診やトラブルは、私ですら身の回り起きた人を知っているくらいです。
そのため、あれ?と思ったら、先生のいうことを鵜呑みにするのではなく、ご自身で調べてみたり、セカンドオピニオンで違う先生に頼ったりするのもあり。あれ?とならなかったとしても、自分でもちゃんと調べて、その内容でいいのか・納得できるのかを確認してみてもいいですね。
ブリーダーもペットショップも千差万別!商売としか考えていない?
ブリーダーから犬をお迎えしたほうが、ペットショップから引き取るよりも安全
…そんな風にお考えの方もいらっしゃるようですが、それは大きな誤解であって、実際は、ブリーダーだってピンキリです。犬を商売道具としか思っていないブリーダーもいますし、逆にペットショップであっても、ちゃんと動物の専門学校に行き、資格をお持ちの方がいる店舗もあります。
私が知る限りでも、賞をとっているブリーダーであっても、とんでもない飼い方をしている方も実際にいるわけで…なにかの賞をとっているだけで、いいブリーダーとは限りません。
ペットショップという生体販売がナンセンスとはいえ…
確かに、日本はペットショップがあって、生体を販売している国です。国際的に見ても、ペットに対する意識は低いのは否めませんが、だからって、ペットショップが完全なる悪で、ブリーダーは良いのかというと、それはNOです。
無責任に繁殖をした結果ブリーダー崩壊、犬に負担がかかって繫殖犬としては難しくなって、引退したら不要とばかりに手放すブリーダーもゼロではありませんし、まして、新しい飼い主さんに引き渡す際にもしっかり、「犬を飼うこと」の説明をしていないブリーダーだっています。
その点、ペットショップでもしっかり犬種の特性などを説明していたり、フードについて説明していたり、引き取った後にもアフターフォローをしっかりしてくれるところだってありますし、そう見ていくと、どちらかが悪とも言い切れないのではないでしょうか。
売りに出す前の検査だってショップもブリーダーも微妙なところはあるし
大事なのは、正しい知識で、愛情をもって犬をお迎えできる相手かどうかです。そして、引き渡してからも、一緒にみていくくらいの気持ちがある人か。売ったらあとは知らん顔、売る時だけいいように言っていないか…。そういうところが重要じゃないでしょうか?
この仕事をしていると、よく、「ブリーダーからこのフードがいいといわれてて」「獣医さんからこのフードをお勧めされた」などといって、私からしたらとんでもないアレルゲンもりもり・添加物もりもりのフードを推奨されているケースを耳にします。
でも、飼い主さんも、無知だと、
ってなっちゃうんですよね。だって、それぞれ、それなりにその業界にいるプロの方ですし、それなりに経験もあって言っていると思う飼い主さんも多いでしょうから。
なにをもって、こんなフードを良いと言っているのだろう…
と思うのですが…。でも、やっぱり、飼い主さんが犬のことを不勉強であったり、知らな過ぎたりすると、それは違うのでは?という意見にすら気づけず、鵜呑みにしてしまいがちで、結果、犬が苦しむはめになっています。でも、それはみんな犬に詳しい人ばかりじゃないので仕方ないこと。
でも、大事なのは、これから犬を飼う中で、どれだけ飼い主さんが愛犬のことを知ろうとするか、人の意見に流されないで、自分なりに愛犬のことを知って知識にしていくか、正しいと思える情報・いいなと思える考え方を採用していくかではないでしょうか?
「だれだれが言ってたからそうしている」「パッケージに書いてる文言がよさそうだから」「これが人気って言ってたから」…そんな情報に惑わされるのはもう終わりにしましょう。
犬の各種有資格者の考えも千差万別!でも素人もバカにできない?!
これまでにご紹介していないような人、私のような犬の管理栄養士の資格を持つ人もいれば、獣医ではないけど、動物看護師の経験がある人(資格をお持ちの人)、トリマーさん、ペットシッターの資格をお持ちの方などなど、その他、犬に関する資格ってたくさんあります。
そういった人でも、考え方はそれぞれです。動物看護師であろうが、添加物を全然気にしていない人もいます。ペットシッターだろうが、トレーナーではないので、しつけは間違えた考えをしている人もいますし、トリマーだからって、フードのことを詳しいわけでもありません。
逆に私も栄養学や食べ物については知っているとはいえ、動物看護師でもないのでなにもできませんし、しつけだって人にとやかく言えることもないですしね(笑)聞かれない限り、いう気もないですが。相当じゃない限り口を出す気もないし。
人間だもの、みんな違って当たり前
あとは、ただただ犬に詳しい人とか…特定の犬種をずっと飼ってきたベテランさんみたいな人とか。たしかに、その方は犬が好きで詳しいのかもしれませんが、その人のいうことが、愛犬に合うかなんて謎じゃないですか?
ちなみに、過去に、よかれと思って私にアドバイスをしてきたような方も、たとえその内容が私からしたらありえないことだったとしても、別に相手は悪意なく、良かれと思ってアドバイスをしただけであって。
私は聞き流しましたが、これ、もし飼い主さんが無知だったら、勉強したけでも資格を持つわけでもない、ただの素人さん(あえて素人と言っています)が、経験ゆえに言っているだけの情報なのに、間違っているかすら考えることもなく鵜吞みにして、
そうなんだ!いいこと聞いた!やってみよう
と、その人の意見を意味もわからず、疑うこともなく採用してしまうわけで…。
結果、大変なことになっている方も、何人も見ました。獣医でもなく、なんの資格もない人が、ただの経験ゆえのアドバイスをしたことで、その相手のわんちゃんがアレルギーを発症してしまったなんてことも。大変な出費になって犬にも負担をかけたという…。
でも、その意見を採用したのは飼い主さんであって、教えてくれた人は悪くはないと思うんですよね。決めるのは飼い主さんであって、そのアドバイスの真偽を考えもせず採用したんですから、相手を責めるわけにはいきませんよね。
でも、他人だからこそ、あっていることもあるんだ
とはいえ!素人さんだからこそ、利害関係がない冷静な意見を言うこともあります。素人だからって、資格を持っていなくたって、案外、そういった利害がないからこそ、あっていることを言っている人もいますので、それも実のところバカにできません。
でも、これまでも繰り返しお伝えしているように、そのアドバイスが果たして本当にいいのかどうか・愛犬に遭っているのかどうかを決めるのは、飼い主さん、あなたです。
意見を採用するにしても、一度調べてちゃんと納得して、自分の知識として取り入れてくださいね。ただただ、「良いって聞いたからやってみよう」ではなく、しっかり自分で調べて考えて、あるいは、しかるべく信頼のできる人に意見を聞いてからにしてみませんか?
インターネットのランキングサイトからドッグフードを選ばないで!
散々このサイトでも書いてきたので、詳細は割愛しますが、ドッグフードのランキングや評価サイトなどをあてにするのはやめませんか?そんなサイトの情報だけで、愛犬に合うフードを見つけることなんてほぼ不可能です。
儲けとしか考えていないアフィリエイト収入目的の、知識のない人なんてくさるほどいて、そんなわかってない人が作った、犬向けサイトもくさるほどあります。そんな人が書いた、上部だけの薄っぺらい情報に、あなたの大事な愛犬の食べ物を左右されないでほしいです。
…が、それを決めるのも飼い主さんの選択ですので、私も言える立場にはありません。ただ、犬の食事を大事に考えている立場の私からいえるのは、そういったランキングサイトの裏事情は、知っておいて損はないと思います。
飼い主さんも知識をつけ、愛犬のことをわかるようになることが鍵!
個人的な意見ですが、犬を飼うこと(しつけ・トレーニング・フード選びなどを含む、犬を飼う上で起こるすべてのこと)においては、明らかな虐待でもない限り、絶対的に100%これが正解!というのはないと思います。
私はこのサイトでも、「私の言葉すら疑ってください」とお伝えしています。それには、いくら私が良いと言っていたとしても、その裏にはお伝えしきれていないデメリットがあるかもしれないからです。(※私はデメリットも包み隠さずお伝えしていますが)
実際に、「この子にはこのやり方が正解であったとしても、あの子にはそのやり方はよくないことだった」なんてことは多々ありますし、体質・性格・育った環境などによっても何が正解になるかもわかりませんし、誰が言うことが絶対なんてこともありません。
みんな違っていいんですよ~
ほかにも、添加物がたくさん入っているようなフードを食べている子でも、無病で長生きする子もいる反面、どれだけフードに気を付けていても、体質的・遺伝的に病気になってしまう子もいます。それが現実であって、なにが正解というのはないのではないでしょうか?
トレーナーさんにしても、ペットショップのスタッフにしても、獣医にしても、なんにしてもですが、デメリットを伝えないで、自分の考えだけをいう人は多いものです。自分の中の考え方ありきで、いいことだと思って伝えているからでしょうね。
でも…相手のいうことは、あなたのわんちゃんの特質を正しく理解している人の意見でしょうか?あなたの望む犬の飼い方に見合っていることなのでしょうか。
決めつけた考え方は苦しめるだけかも?
相手はどこに重きを置きて話している内容なのか、自分はなにを大事にしたいのか。しっかり考えて、自分が犬を飼っているという自覚をしっかり持ってください。あなたの犬を守れるのはあなたしかいません。
あの人がこう言ったから…あの人にこうやるよう言われたから…ではなく、ご自身が一番いいと思った選択肢で、自分で決めていくようにしましょう。飼い主さんが納得できるもの、犬と一緒にいるからこそわかる、「愛犬に一番合うやり方を選択する」ということが大事です。
そのためには、犬のことを飼い主さんがしっかり自分事として学んでいって、ご家庭にあった納得のいく飼い方を自分で決めていくしかありません。ぜひ、愛犬のためにも色んな考え方や色んな意見を知り、自分の知識に変えて、よりよいドッグライフを過ごしてくださいね。
コメント