先日、インターペットに足を運んで、ドッグフードのことはもちろんながら、ドッグフードメーカーのこと、それぞれのメーカーの方針・考え方などもふまえ、自身のフードの知識・考え方をアップデートしてまいりました。
インターペット東京2025はすでに終わってしまいましたが、大阪での開催が6月にあるので、お近くにお住まいで興味のある方は足を運んでみてもいいかもしれません♪(破格で買えるものもあります!)
改めて、「ドッグフードに対する考え方って、たくさんあるのだな」と思いました。当サービスの方針にも関係することですので、今回はイベントでの経験から私が感じたこと・学んだこと・思ったことをまとめて、シェアしておこうと思います!
フードメーカーによって犬のごはんに対する考え方はそれぞれです!
今回のインターペットで感じたことを、結論からお伝えしますと、フードメーカーによって、ほんっっっっっっとぉぉぉぉぉ~~に考え方はそれぞれ異なります。(※ちなみに、私はドッグフード以外は、ほぼ立ち寄っていません…斬新な楽しみ方です笑)
これは、イベントに行く前からも常々思っていて、自分の中心にある考えでもありましたが、イベントにおいて、実際にメーカーの方と対面でお話ししたことによって、より具体的になって、確信というか、血の通ったリアルな体験になりました。
たとえばです。メーカー名は伏せますが、A社さんは、

うちはグレインフリーなので
と、自信を持っておっしゃっていましたし、かたやB社の方は、

最近は穀物も配合した方が良いという考えが増えてきていて
と、穀物配合のフードに肯定的でした。実際に、穀物は別に悪いものというわけではありませんし、かといって、合わない子がいるのも事実。なので、合わない子はさておき、その他の子は、ストイック過ぎず、でも気にするくらいの考え方で個人的には良いと思います。
穀物は個体によって合う合わないの差があるので、ここで深堀はしませんが、さまざまな見解を聞いて、フラットに考えたら、結局、どういった考え方をしているのかは、本当にメーカーのコンセプトや方針にもよるんですよね。
どっちの意見もわかるし、間違えているとも思わないし、ただ、「こういう子にはダメじゃない?」という面もありますし、逆に「こういう子には、確かにメーカーの言うとおりよね!」ということもあるので、どっちが間違えているなんてこともありません。

重要なのは愛犬に合うかどうか、それだけ。
そういったことを、今回のインターペットで、心底痛感したというか。人気だから良い、クチコミが良いから良いということではなくで、ちゃんとメーカーの考えがあって、それが愛犬に合うかどうかを見極めることが大事なんだなと改めて感じました。
「私が「ドッグフードアドバイザー」をしようと思った経緯」にも記載してありますが、当サイトの方針は、メーカーと組んでマージン契約をすることも、アフィリエイト契約をすることもありません。あくまで、飼い主さんと犬のためだけに、最適なフードをご提案することを軸にしています。
そのため、メーカーの考え方・見解を知りつつも、ご依頼いただく犬の体質・飼い主さんのお困りごと・相談ごとを正しく理解して、合うドッグフードを提案し、給餌の仕方などを導くのが、当サイトの最大の強みといえるのかな~とも思いました。
メーカーの考え方よりも、実際に体質的にどれが愛犬に合うのかが大事
当サイトの運営において大事にしていることですが、私の言うことが絶対ということは一切思っておらず、むしろ色んな考えがあって良いと思っている中で、なによりも大事にしてほしいのは、
です。
さきほどお伝えしたように、メーカーの考え方も全部間違えていないし、でも、どの犬にも絶対に100点なんてこともありません。そんな中で、いかに自身が良いと思う考え方、自身の犬の飼い方に合うもの、愛犬の体質に合うものを選ぶかだけなんですよね。

それぞれの考え方があってもいいんだ!
以前にも、獣医もトレーナーさんも色んな考えの人がいるということをお伝えした記事を書いていますが、みんな基本的なことは同じように習っていて、根本的なところは同じような認識だとは思います。
でも、実際の経験値も、考え方の好みもまったく違いますし、そもそもの人柄も違いますし、特にトレーナーさんは色んな方がいると、私ですら感じるほどです。同じ相談をしても、トレーナーさんによって見立や対処法も同じではありませんもの。
同じく、メーカーにもそれぞれ考え方があり、研究から「自分たちはこういう考えです」と、フードを売り出しているのです。正しいかなどは別として。たくさんあるフードや考え方の中から、愛犬に合うもの・飼い主さんが納得するものを採用するようにしていきましょう。
個人的に気になったフード・メーカーをまとめてご紹介
あまりの広さから、回れなかったメーカーさんもあるのですが、もともと好きだったメーカーのフードを中心に、注目のフードもいくつか発見しました。
最近は台湾のフードがかなりレベルが上がっていますね!また、全体的にフリーズドライ系・トライプ系などニュージーランド系のフードも増えている傾向がある気がしました。ストックしやすく高栄養なものが多いです。

緊急時などにも使いやすい、高栄養価・軽量タイプだね
ちなみに避難時など、災害時に向けたストックフードについては、こちらの記事で紹介していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
個人的にありかも…と思ったものをまとめておきます。(※これはあくまで、個人の覚書です。)
などが、学びになるフードでした。
ほかにもたくさんありますが、ここでご紹介しても、みなさんのわんちゃんに合うかどうかは別なので割愛します。

最近、ベニソン(鹿肉)フードも増えてきたよね
全体的に、新奇たんぱく質を主原料にしたフードも増えてきた感じもありましたし、ディハイドレート系のものも増えた印象です。全体的に緊急時対策と、SDGsなものが増えてる感じ。
なお、食いつきなどについては、295のYouTubeで逐一報告しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね♪(フク子はなんでも食べるので、参考になるかは謎…)
ステマ(ステルスマーケティング)やアフィリエイトは見極めが肝心
今回の経験から改めて痛感したことですが、フードメーカーや獣医、動物看護師にトレーナーなど、立場の違う「ペットに携わる仕事」をしている方がいますが、専門の仕事に就いているからって、その方の言うことが絶対に正しいとは限りません。
特にステマやアフィリエイト。過去にもお伝えしているのですが、なんの専門知識もない人が、個人の利益のためだけに、特定のフードをベタ褒めしている記事もありますし、かといって、有資格者であっても、資格を利用して特定のフードを推しているケースもあります。
動物看護士や、獣医師といった専門の有資格者ですら、アフィリエイトサイトを運営して、広告収入が大きいフードを平然と推奨していますし、せっかくお持ちのペット知識を広告収入に替える「箔をつける武器」にしているだけの人も多いです。

本当に犬が好きな人からしたら、悲しいかもだけど…それが現実
ステマやアフィリエイトを悪だとは全く思っていませんし、なにを選ぶのかは、その人の自由です。そして、どんな売り方をするのかもメーカーの自由ですし、さらに、広告収入を目的に他の人がなにをしていても自由で、誰にだってそれぞれの選択肢があります。
ですので、やり方ややっていることを否定する気はないのですが、ただ、飼い主さんには、自分で考えて、理解して、納得して選ぶことができるようにはなっていってくれると嬉しいなという思いがあります。
ネットで検索すると出てくる、記事を書いた人に収入が発生するように書かれた情報に、流されない飼い主さんでいてほしいです。多々ある情報の中から、本当に愛犬のためになる情報なのかを見抜く力をつけていけたらいいなと思っています。

情報に振り回されるいいカモにならないこと!
ステルスマーケティング(通称:ステマ)やアフィリエイト(メーカーに代わって、特定のフードの宣伝する広告収入を得るもの)の収入フローは以前、別の記事でもご紹介しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。世の中って案外真っ黒。
本当に愛犬に合うものを!と考えると、ネットに出てくる情報なんて、ごめんなさいなんですが、7割はあてになるものではありません。だって、その記事を書いている人・紹介している人は、あなたの愛犬の何を分かっている人なんでしょう?
どんな飼い方・生活スタイルのわんちゃんで、あなたの愛犬の体質や年齢すらもわかっていない人が、ネットで犬を知っているかのように発信している情報に、信用できるものがある確率は低いのです。売れたらいいとしか思っていないステマやアフィリエイターの発言を、見極める目を持ってください。
体質・年齢・生活を総合的に考えた「その子のためだけのアドバイス」
当サイトのトップページにも記載していますが、今一度、当サイトの基本的な考え方をご紹介しますと、
というものです。
そもそもフードにランキングや評価などもつける気はなく、上記のことを考えたら順位なんて付けられません。今回のインターペットでも、メーカーの方との話も、全社それぞれの考えがあって、全部間違えてないし、でも、絶対的な正解ではないと感じたのだと思います。
どのフードが良いなんていう情報をネットで一生懸命調べても、本当に愛犬に合うフードを見つけることはほぼできません。そんな情報を信じて、フードを買って、失敗をするくらいであれば、見抜ける飼い主さんになれる方が近道ではないでしょうか?

大事な愛犬の笑顔を守れるのは、飼い主ご家族だけです!
かわいい愛犬の笑顔を守れるのは、飼い主さんご家族しかいません。病気に気付けるのも日々の飼い主さんの愛犬のチェックがあってこそです。それに、犬のトレーナーさん選びも、獣医師選び(病院選び)はもちろん、食べもの選びも、すべて飼い主さんにかかっています。
犬はここが痛い、これ好きじゃないなんて言えません。やはり、すべては飼い主さんが愛犬のことをどれだけ知っているかがカギです。それがあれば、万一、愛犬になにかあった時にも、どれだけ正しく愛犬のことを獣医師に伝えらえるかにもつながります。

実際、獣医の質問に答えられない飼い主さんも多いんだそう。。
今回、インターペットに訪れたことにより再認識できたのは、当サイトの強みです!
当サイトの強みは、
- たくさんのフードを知っている犬の管理栄養士が対応すること
- 原材料の見極めができること
- メーカーに癒着のない立場で、ご家族とわんちゃんのためだけのサポートをできること
- 症状を詳しくうかがうことで、より精度の高い食の提案ができること
- 考え方のヒント、学びが得られること
だと思います。
体質や年齢、もとの健康状態によっては注意したいポイント違いますし、いろいろ書いてありますが、個体差はあるのも当然です。愛犬の体質の確認の仕方を教えてほしい・相談したいという方は、お気軽にお問い合わせくださいね!
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