みなさんは日々、愛犬のことをどれくらい観察していますか?もしくは、どれくらい、愛犬を管理できているでしょう。
というのも、
というような、犬が健康に生きていくうえで知っておくべき、基本的なことすら把握できていない飼い主さんが、実際にたくさんいらっしゃいます。
そういった場合、なにかあって動物病院に行ったときに、獣医さんの問診に応えられなかったり、そのせいで獣医も症状を正しく判断できなくなったり…という事態に発展しかねません。飼い主さんからの情報は、獣医にとって、診断の大きな手がかりになりますからね。

飼い主さんからのヒアリングが重要なヒントになるんです
そこで今回は、日々の愛犬の健康管理の役に立つ、犬の日誌・日記のつけかたや控えておきたい情報についてご紹介します。いつも健康だし、不調もないしという場合でも、めんどう…だなんていわずに、愛犬のためにぜひ日誌をつける習慣をつけておきましょう。
なお、いろいろ書いてありますが、愛犬の体質に合わせて考えたいという場合には、当サイトでは各わんこの体質や生活に合わせた食事の提案・お手伝いが可能です。お気軽にお問い合わせください。相談・サポートは有料です。
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愛犬が健康なうちから、日常的に愛犬日記・日誌をつけておく重要性

愛犬が健康なうちは、肌感覚で「今日も元気だね」「特に変わった様子はない」と、当たり前のように過ごしているかもしれません。多少いつもと違っても、「そんなに長期化しない」と気に留めてもいないこともあるでしょうし。
しかし、人間も犬も、体調を崩すときっては唐突に訪れます。
「これまで全然元気だったのに、突然?」というケースもあるかもしれませんが、実はこれまでの生活を振り返ると予兆があったり、不調が出てもおかしくない生活を知らぬ間に(悪気なく)してきていたり…と、これまでの日常のどこかに問題や手がかりがあったかもしれません。

健康を損なってからでは、手遅れなことも多い…
とはいえ、健康なうちはそのありがたみを感じられないことも多いもの。相当日々、意識をしている人でもない限り、また、今までの生活で問題なかったのであれば、これまでの過ごし方の是非を振り返ることも少ないと思います。
しかし…健康は当たり前のことではありません。徐々にちりも積もった無理や負担から、突然崩れます。犬は「しんどい」「ここが痛い」など言えませんし、痛みなど弱っていることを悟られないために、本能的・習性的に隠す子が多いです。
弱っていることがバレたら、野生界では死を意味するため、我慢する習性があります。(※個体差はあります)そういった習性を理解したうえで、ささいな変化・ちょっとした気になる仕草に気づくには、日々の飼い主さんの愛犬のチェック・管理・観察が必要なんですね。

とはいえ、神経質にならないでくださいね
もちろん、特に問題のない一過性の症状で、そのときだけ、もしくは2、3日で改善されることもありますので、神経質になる必要はありません。※飼い主さんが神経質になると、愛犬にその不安は伝わるので注意してください。
ただ、「一過性のもので、大丈夫だろう」と見過ごしていたものの、それが複数回あったり、たとえ症状が一過性であったとしても、定期的に起こったりしているのであれば、それは実は愛犬からの黄色信号・大事なサインなのかもしれません。
にもかかわらず、あまり気に留めてすらおらず、

一過性のもの。よくあることだし
と考えていた場合には(ある意味、そういう習性がある子と飼い主さんが勝手に思い込み、見過ごし慣れてしまっているのかも…)、
という、重要なヒントになる瞬間であるはずのことまで覚えているひとは、ほとんどいません。
そこまで重大なことと思っていなかったわけで、覚えておく必要もないと思っていたのですから。記憶をたどっても、確実な情報として思いだせる方はいないと思います。でも…実際は、これを獣医に説明できるだけでも、愛犬を救うヒント・鍵になることもあるのに…。
そんな取り返しのつかないことになる前に、食事・散歩(運動)・排せつ…という当たり前の日常、それがたとえ何の変化もない1日であったとしても、毎日の記録を付けておくことが大事なのです。こういった積み重ねが、愛犬のことを正しく知ることにもつながります。
愛犬の健康管理のために日記・日誌につけておきたい6つの情報

まずはじめに、愛犬の健康管理のための日記をつける上で、記録として残しておきたい6つの情報をご紹介します。
どこへ行った、なにをしたなどは不要です。(もちろん、そういった情報・思い出も残しておいてもOK♪)なお、動物病院へ行った時には、その時の獣医からの言葉を記載しておきましょう。後からも思い出すことができるので。
また、体高・胴囲なども正直、正しく把握しておく必要はありません。体重管理が必要でもない場合は、毎日毎日体重を測っておく必要もありません。余談ですが、適正体重については、飼い主の主観ではなく、獣医に骨格に合う理想体重を聞いておくようにしましょう。

素人判断の理想体重の判断は危険です!
元気で特に特筆すべきことがないような時でも、少なからず、ごはんの時間・散歩(運動)をした時間帯とトータル何分(何キロ、どのくらいハードな運動や遊びだったか)、排便の時間と便の状態は記録しておきたいところです。
実は、この、運動・食事・排便のサイクルや質を知っておくだでけでも、かなり愛犬を知る手掛かりになります。特に、お腹を壊しやすい子や、草を食べたがる子などについては、食事・運動・便のタイミングや状態などが非常に影響しているので、ぜひ実践してみてください。
もちろん、体重管理(ダイエット、増量など)が目標な場合は、目標達成にむけて、体重メインの日記にしたってかまいません。ほかにも、トリミングやシャンプー、フィラリア、予防接種などもつけておくと、飼い主さん的にも管理しやすくなると思います。
記録は日記帳でもアプリでもOK!個人的には、紙の手帳がおすすめ◎

アプリなどではなく、個人的には、手書きのものが良いと思います。100均などでも簡単な日記をつけるようなスケジュール帳なども販売されていますので、そういったものをうまく活用するようにしましょう。
というのも、過去の情報を探す時に、アプリよりも手書きの手帳などのほうが、さかのぼって確認しやすいんですよね。
しかし、性格的にアプリのほうが使いやすいという方もいるでしょうから、個人で好きなやり方を選んでください。

ストレスにならないやり方を選ぼう
また、日記のフォーマットなども自分の使いやすいなと思うもので構いません。日記といってもいろんなタイプがあります。
タイムテーブルが記載されているバーチカルタイプのもの、ウィークリー、マンスリー、その日の予定だけを簡単に記載できるようなもの、さまざまありますので、これはどれがいいということではありません。愛犬の日記として残しておきたい情報が書けるもので十分です。
ただし、張り切って、一生懸命書こうとすると、かえって続けられなくなってしまう方もいます。ですので、無理のない範囲で残しておきたい情報がある程度記載できるサイズ・書式のものを選ぶとよいでしょう。
季節ごとに愛犬の健康状態が変わるのは生活サイクルの変化のせいかも

日記をつけておくことで、何かあった時に、獣医に素早く的確な情報を提供することができます。
いつから?どんな症状があったのか、一時的によくなったことはあったのか?慢性的に以前からあったのか?、フードを替えてから症状が出たのか?など、こういった情報は、ほんとーーに犬の体調・体質を知るのに、とても有効な情報です。
これらの応答ができるだけで、処置も早く対応できますし、診断にもとても有効になりますし、さらに一番うれしいのは、飼い主レベルもアップします。

これ、答えられないと、獣医さんもめっちゃ困ります…
ほかにも、どんなフードを食べていて(たんぱく質はどのくらい?フレーバーは?何グラム食べている?)どんなうんちなのかなども、症状の切り分けの助けになりますので、把握しておけると良いですね!
さらに、日記をつけておくことで、季節的な愛犬の変化に気づくこともできます。単に、この季節にはこうなる…という漠然とした情報としてではなく、愛犬の生活サイクルに紐づけて、根本解決になる対策を考えることが可能なんです!
たとえば、特定の時期になるとお腹を壊すというご相談をいただいた方がいました。最初は季節的なアレルギーなのか?と疑いましたが、詳しくヒアリングをしていくと、実は生活サイクルの変化に問題があったんです。

人間にとっては大したことない変化でも、犬にとっては一大事
一定の時期になると…と聞くと、その時期になにかのアレルギーが出ているのか…その時期の気候が苦手な子なのか…と考えてしまいがちなのですが、なんのこっちゃない、その季節になると飼い主さんの生活リズム・愛犬の生活リズムが変わっていたことが原因でした。
夏になると、早朝の散歩・遅い時間の散歩になったりしませんか?はたまた、冬になると散歩に良く時間が早くなったり、地域によっては雪などで散歩もいけないこともあるかもしれません。その結果、運動量が変わったり、ごはんの時間が変わったりしているご家庭は多い思います。
でも、そんなちょっとした生活サイクルの変化であっても、敏感な子にとっては体調に異変をきたすこともあるのです。それにいち早く気づけるのも、日記をつけていることにつながります。
愛犬のことを正しく知れば知るだけ、なにかあった時の強みになる!

お伝えしてきたように、愛犬の体調管理日記をつけると、メリットがたくさんあります。そのどれもが、愛犬を守ることに繋がるものです。
また、日記をつけて正しく判断できるようになることで、飼い主さんの勝手な思い込みを防ぐこともできます。

この子はこうなんだという思い込みは危険です
もちろん、飼い主さんが愛犬のことを一番知っているとは思うのですが、注意したいのは、人間は自分の見たいように物事を見てしまうことがあるということです。この子はこうだからと経験から思っていたとしても、実はそれ、色メガネで見ていることもあるのではないでしょうか?
人間から見た愛犬のこういう子という判断ではなく、犬という生きものとしての立場から考える視点が必要です。冷静な目線を養うためにも、日記じゃとても有効な手段ですので、めんどくさがらずに、ぜひ、その愛犬への愛情を日記を通して、愛犬を知る機会につなげてくださいね。




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