愛犬に「あれ?様子がおかしい?」「不調があるかな?」「いつもと感じが違う?」などの違和感を感じた時、どのくらいの時間、様子見をしているでしょうか?症状によって、様子見をする日数を臨機応変に変えているというかたもいるとは思いますが、
など、判断は飼い主さんによって異なります。中には、ペット保険未加入で、病院代を懸念して先送りにしている…心配事があっても仕事が忙しくて、なかなか動物病院に行けない…なんてご家族もあるかもしれません。

困ったときに頼れる獣医さんを見つけておきましょう
犬は、どこがどうしんどいのか・痛いのか言葉で伝えることはできませんし、痛みなどの苦痛を隠す習性があります。そのため「ちょっと様子見」をしていい時なのか、そうでないのかの判断は容易にできることではありません。
今回は、症状に応じた「どのくらいの時間、様子見をしたらいいのか?」についてご紹介します。とはいえ、当サイトは、1にも2にも獣医に相談することをお勧めしていますので、心配な場合は、本記事の内容に限らず、早めに獣医に診てもらうようにしてくださいね!
なお、いろいろ書いてありますが、犬の体質には個体差もありますし、愛犬に合うやり方を教えてほしい・相談したいという方は、お気軽にお問い合わせください。(当サイトのアドバイスは有料です。無料で相談に回答するものではありません。)
- どのくらい様子見をしていい?愛犬の症状別・不調別で考える!
- 元気がない・寝てばかり・動こうとしない・ぐったりしているなどの場合
- 下痢・便秘・軟便・血便・粘膜便・腹水・水下痢など、お腹に関する不調
- 食欲がない・食べない・嘔吐・吐いたものに血が混ざっているなどの場合
- 誤食・誤飲・食べてはいけないものを食べた・中毒症状の場合
- 水を飲まない・水を飲みすぎなど水分摂取量に関する心配ごとの場合
- 排尿の頻度(回数の多い少ない)・量・尿の色など尿に関する不調の場合
- 呼吸が不安定・痙攣など明らかに元気がない場合
- 体をしきりに掻く・耳や肉球を気にする・かゆがる・皮膚系の不調
- 涙やけ、目やに、目が赤くなる、ショボショボするなど眼(目)のトラブル
- 足を引きずる・上げる・スキップ・肉球を気にするなど足や関節の不調
- 元気はあるのに食べない・食べるけど元気がないなど少し心配な場合
- 愛犬に気になる症状があるなら躊躇しないで獣医に相談しましょう
どのくらい様子見をしていい?愛犬の症状別・不調別で考える!

はじめに結論からお伝えしますが、動物病院にすぐに行くべき(行かなければならない)不調と、少し様子見をしたら治る一過性の不調があり、どれくらい様子見をしたらいいのか(様子見をする期間)は、不調・症状、または、ライフステージによって異なります。
出血や嘔吐が続くなど明らかにおかしい時は、なるべく早く動物病院に行くようにする方も多いとは思いますが、症状によってはすぐ行くまでもないケースもありますので、状況に応じて判断するようにしましょう。
とはいえ、時間的にも金銭的にも余裕があって、信頼できる獣医さんがいる場合は、気になることがあればすぐに、動物病院に相談に行くことをおすすめします。

人間も犬も早めの検査・受診で損することはありません
判断が難しい時は、動物病院に電話をして症状を伝えれば、早く受診したほうがいいのか、すこし様子を見てもいいのかの助言はもらえることでしょう。(基本は、「飼い主さんの判断にお任せします」となると思いますが)
たとえ、ちょっとしたことであったとしても、早めに獣医や動物看護士に聞いて、解決しておいたほうが飼い主力も上がりますし。「ほっといたら治ったからいいや」と思っていたとしても、繰り返しているようであれば、一度は獣医に相談したほうがいいですが。
しかし、獣医も人間ですから…いろんな人がいて、心無い獣医の場合には、

そのくらいのことで、来ないでください…
なんてケースもあるそうですし、逆に検査をたくさんして診察費用が高くなる…なんて話もありますので、あくまで「信頼できる・考え方の合う獣医であれば」という前提ですが、存分に頼ってください。もちろん、日ごろから獣医との信頼関係も築いておく必要もあります。
最悪の事態になってから、後悔したって意味がありません。ですので、すぐに病院に行くも、少し様子見をするも、いずれの判断であっても、後悔しないよう、ひとつひとつ丁寧に選択していきましょう。
上記を踏まえたうえで、あくまで参考までにですが、症状・状況に応じた「どのくらい様子見をしたらいいのか」についてまとめてみました。目安までにご覧ください。(繰り返しですが、気になる時は動物病院にご相談ください)
元気がない・寝てばかり・動こうとしない・ぐったりしているなどの場合

食欲もあって、排泄なども安定していて、特にその他の症状がないようであれば、その日は様子を見ておいてもよいでしょう。その後、なにごともなくケロっと回復しているようであれば、一過性の問題の可能性があります。
ただし、明らかにぐったりしている、息が荒い、食べない・飲まない、下痢や嘔吐など、その他の症状がみられる場合や、その他の症状がないにしても1日経っても様子が改善しない場合は、なるべく早く獣医に相談するようにしてください。
元気な成犬であっても、たくさん遊んで疲れた、いつもと違うことをして緊張していたことによる疲れ、なにかしらの精神的なストレス、気温差などから体が疲れて寝ていることが増えたり、いつもより元気がなかったりすることもあります。

パピー期やシニア期には、寝ている時間が多いよね
中には、長時間の留守番でのストレスや運動不足、ほかのわんこを飼い主さんがかわいがっていたことへの嫉妬、散歩に行きたくないなど、自分がしたくないことに対するイヤイヤの表現・抵抗(=わがまま)として動こうとしないこともあるので、見極めが重要です。
犬って人間が思うよりも、いろんなことを見て、考えて、覚えています。たとえば、以前かまってほしかった時に「じっと動かずに見つめていたら、家族が心配して優しく接してくれた!」という成功体験があれば、寂しい時に同じような行動をすることもあるものです。
そういった愛犬の性格を考慮はしつつも、「この子はこうだから」「この犬種はこうだから」なんて、その子の性格や犬種のせいだと決めつけて判断せず、総合的に愛犬の症状を見極めて様子見をしてみましょう。
下痢・便秘・軟便・血便・粘膜便・腹水・水下痢など、お腹に関する不調

元気もあり食欲があり、水下痢や腹水(お腹が膨らんできいる)などもない状態で、かつ、パピーやシニアではない場合においては、
- 便がいつもより少し柔らかい
- 下痢をした
- うんちの量、回数がいつもより少ない
- 血便が1回だけ出た(繰り返していない)
- ゼリー状の粘液が混ざる(繰り返していない)
という程度(繰り返していない状態)・その他の症状がまったくみられないのであれば、焦る必要はありません。2、3日は様子見をしてみましょう。
ただし、症状が3日以上続いていたり、発熱や嘔吐があったり、元気がなかったり、水下痢が続いたり、お腹が膨らんで腫れている腹水の状態になっているなど、ほかに気になる症状がある場合は、様子見をする必要はないので、早めに動物病院に連れて行くようにしてください。

パピーやシニア犬は特にお腹は不安定になりがちだよ
そして、パピーやシニアの場合は、抵抗力も安定しておらず、水分調整なども安定していないこともあり、急変してしまうことも否めません。その他の症状がみられる時や心配な場合には、早めに受診するようにしておきましょう。
また、お腹の不調の目安としてお伝えしておきたいのですが、犬がお腹に不調を感じているときに見せる「祈りのポーズ」というのをご存知でしょうか?プレイバウポーズのように、胸を床につけてお尻を上げる姿勢を取るポーズのことなのですが、プレイバウとの違いは、
| プレイバウ | 祈りのポーズ |
| しっぽふりふり | しっぽを下げる |
| お目目キラキラ | 繰り返して伸びをする |
| 遊ぼう!の元気がある | ウロウロする |
などがあり、一目瞭然です。
特に、祈りのポーズの場合は、背中を丸めてみたり、触られたくないそぶりをしたり、震えや食欲不振なども見られることがあります。祈りのポーズがみられた場合も、やはり、早めに病院にいくようにしましょう。

プレイバウとは全然違うのでわかりやすいはず!
なお、様子見をしていてもいいレベルの便などのお腹の不調字には、原則、その日(〜24時間以内)は絶食をして、胃腸を休ませるようにしてください。この場合は、食べさせないことが愛情です。
絶食に抵抗を覚えるかもしれませんが、それが有効な応急処置でもありますので、ちょっとでも食べさせよう…食べたがるから与えようなどはしないようにしてください。水分も無理にとらせようとはせず、常温を少量ずつ与えて様子をみるようにしましょう。
無理に飲ませると、かえって愛犬を苦しめます。無知ゆえに、愛犬を苦しめる飼い主にならないよう注意してください。再開のタイミングは、お腹の調子が安定してから、もしくは1日経ってから。いきなり通常量を与えるのではなく、徐々に増やして様子を見ておくことをおすすめします。
食欲がない・食べない・嘔吐・吐いたものに血が混ざっているなどの場合

1回だけ吐いて、その後に特に吐く様子もなく、食欲も元気もあるのであれば、その日1日(~24時間程度)は様子見をしてかまいません。また、食べない(食べたがらない)場合も同様に、ほかの気になる症状がないようであれば、自宅で1日様子をみても大丈夫です。
もし、嘔吐の原因がのどに詰まらせただけなどであれば、問題ありません。余談ですが、犬は体の構造上、人間よりも吐きやすい作りになっています。一過性の生理現象というケースも多いのですね!
ただし、これまでと同じく、便の異常がある、落ち着きがない、水も一切飲まない・水すらも吐く、嘔吐を繰り返す、血が混じったものを吐く、草を大量に食べるなど、気になることがあれば、早めに獣医に相談するようにしてください。

基本的には胃腸を休めるのが良いですね
原因はさまざまあり、空腹時嘔吐(お腹が減りすぎて、胃液が胃の内膜を傷つけている)や、パピー・シニア期には消化が不安定になっていたり、犬種による遺伝要素から食道炎になりやすい子がいたりもありますので、複数の症状があれば、獣医に診てもらうべきです。
なお、お腹の不調と同じく、吐いた後は胃腸を休ませるために、その日は食事を控え、水分もたくさん飲ませないようにしましょう。また、運動も控えめにして安静に過ごしてください。脱水が気になる場合も、常温の水で(ヤギミルクなどはNG)、少しずつ与えます。
食事の再開のタイミングは、様子を見ている中で、愛犬に食欲が戻ってきてからでかまいません。食べないと心配になる気持ちはわかりますが、無理やり食べさせないよう注意してください。様子見の期間中には、適正給餌量になっているかの確認もしてみましょう。

いつも食べない…フードを選り好みするなどの場合は?
また、気を付けておいてほしいのですが、「食べない」といいながらも、おやつは食べるのに、ドッグフードは食べない場合はただのわがままにすぎません。病気ではないということです。
いわゆる、フードジプシー(フード難民)と呼ばれる常温ですが、その場合は、動物病院に相談しても解決策はひとつ。飼い主さんが心を鬼にして対応するしかありません。食べないことを心配して、あれこれやると悪化させる可能性があるので注意してください。
食べない・吐くなどの原因は多岐にわたりますが、元気でおやつだけは食べる・好きなものだけ選んで食べると悩む飼い主さんは多いものです。自身が愛犬のわがままを助長していないでしょうか?心配ゆえに、間違った対応をしないようにしておきましょう。
誤食・誤飲・食べてはいけないものを食べた・中毒症状の場合
誤飲・誤食の場合は原則、様子見をしないで、すぐに動物病院に連絡をするようにしてください。
などの場合は様子見も可能ですが、判断がつかないなら、必ず獣医に診てもらうことをおすすめします。なぜなら、早いほうが、できる対処の選択肢が多いからです。対処が遅くなるほど、手術一択もしくは、最悪の事態になってしまいかねません。

早い対処に越したことはないんだね
排便のサイクルには個体差がありますが、おおよそ24時間~72時間程度がスタンダードです。小さいものの誤飲・誤食であれば、通常の消化を経て便として出てくることが多いですが、誤飲したものの大きさや形状によっては、出てこない危険があります。
誤飲・誤食後に、嘔吐をしたり、吐こうとしても吐けない様子や、食べたがらない様子、下痢などの症状がある場合には、ただちに動物病院に診てもらいましょう。
この判断は意外に難しくて、中には短絡的に考えすぎて

まぁ、焦らなくてもうんちで出るよ
と、悠長にかまえている方もいます。しかし、異物が腸に詰まると命にかかわる危険もあるので、誤食・誤飲については安易に考えるべきではありません。
また、うんちに排出できたとしても、その後2~3日は、食欲がない・吐く・下痢をするなどの症状がないかの様子見をしておいてください。出た後にも、気になる症状がある場合には、念のため、獣医に診てもらっておいたほうが安心です。
どうせ大丈夫よ、明日にはうんちに出るよ…という軽い判断で、愛犬が苦しむことのないようにしておきましょう!
水を飲まない・水を飲みすぎなど水分摂取量に関する心配ごとの場合

水は人間にとっても犬にとっても、生きる上で絶対に必要なものです。食べものは最悪、数日食べなくても生きていられる反面、水分については摂取しない状態が24時間続くと、脱水症状が出て、危険な状態になります。
丸1日飲まないような場合には、直ちに動物病院に相談するようにしましょう。元気もあって、食事も問題ない、水分も摂取はしているけど、水分の摂取量はそんなに…という場合は、飲む工夫をしながら、2、3日は様子をみても構いません。
ただ、水分摂取はしているとはいえ、明らかに少ない…という場合は12時間〜1日様子をみて、それでも変化がなさそうであれば、獣医に相談しましょう。なお、犬の理想の水分摂取量については、こちらの記事にも記載してあるので、気になる方はチェックしてみてください。

人間も犬もこまめな水分補給って大事なんだね!
また逆に、病気などの不調から水をたくさん飲むケースもあります。飲みすぎているか否かの判別の目安ですが、体重1kgあたり1日100ml以上(3kgなら300ml以上)程度と考えてください。その摂取量ゆえでの、トイレ回数が多い場合も要注意です。
こういった水分の過剰摂取や頻尿のうらには、なんらかの病気が潜んでいる可能性があるので、直ちに受診してください。
水分の過剰摂取は、水遊びをしたときや、気温が高く水分を取らせようと一気に冷たい水をたくさん与えたときなどにも(愛犬もたくさん飲みたがっていたとしても)起こりうることですので、どのくらい飲んでいるかは、常に気にかけておくといいですね。
排尿の頻度(回数の多い少ない)・量・尿の色など尿に関する不調の場合
水分の摂取量にも関係している話ですが、尿に関する不調もいろんなパターンがあります。(※ここでのお話は、マーキングによる尿の回数などは含みません)
たとえば、頻尿、かまえるのに出ない、丸1日まったく排尿しない、しても少量しか出ない、何度しても排尿量が多い(多尿)、排尿時に痛そうにしている、尿の色が変、においがきつい、血尿など本当に多種多様な症状があるのですが、
などの場合には、様子見はしないですぐに動物病院に相談することをお勧めします。

上記の場合、様子見をしても悪化するだけの危険があります
ほかにも、熱っぽい・元気がない・水分の摂取量が多い(少なすぎる)などが見られる場合も、早めに獣医にみてもらいましょう。
逆に、ある程度の排尿量で、元気だし食欲もあって、日常生活に特に変化がない、生活環境の変化(引っ越したなど)があったなどの場合は、1~2日様子を見てもかまいません。
また、尿の色についてですが、尿にキラキラしたようなものがみられる場合は、結石の可能性があります。そして、においがきつくなった場合には腎臓病や細菌の繁殖などが考えられますので、血尿などと併発しているようであれば、早めに受診するようにしてください。
呼吸が不安定・痙攣など明らかに元気がない場合

呼吸が浅かったり、荒くなっていたり、口を開けてぜぇぜぇとなっていたり、呼吸しにくそうにしていたり、痙攣するような症状が見られたり、舌が青白くなっていたり(チアノーゼ)などの場合には、様子を見る必要はありません。すぐに動物病院に相談してください。
上記のような症状の場合は、急を要する可能性が高いです。
無理にあれこれしてしまうと、かえって愛犬に負担をかけてしまう危険がありますので、病院に電話をして、愛犬をどういった態勢にさせておくのが良いのか?寝かせておいていいのか?水分などを取らせていいのか?など、緊急対応の措置はないかも含め、指示を仰ぎましょう。
体をしきりに掻く・耳や肉球を気にする・かゆがる・皮膚系の不調

皮膚関係の症状については、皮膚の状態などによっても、様子見の期間は異なります。そもそもかゆいという感覚は、健康な状態でもおこりうる生理現象のひとつです。特に病気などがなくても、一時的・季節的な乾燥をはじめ、ストレスなどさまざま原因が考えられます。
そのため、簡単に病気などの判断はできないため、あくまで目安ですが、
- ただただよく掻いている→2~3日様子を見てみましょう。軽度であれば、1週間ほど様子を見てもOK
- 脱毛や赤みがある→できるだけ早めに動物病院に行くことをお勧めします
- 出血していたり、ただれていていたりと炎症がある→すぐに病院にいきましょう
- その他の症状も併発している→すぐに病院にいきましょう
など、状況に合わせて判断してみてください。様子見をする場合でも、徐々に悪くなってきているようであれば、数日も待たずに、なるべく早く、獣医に相談するうようにしましょう。フケがひどくなってきた、体臭がひどくなってきたなども、悪化のサインです。

様子見期間は、下手にあれこれしすぎないでね!
また、様子を見ている期間に、サプリや市販薬などを与えるのは控えたほうがいいです。これ、良くある間違いで、不調かしら?と思ったら、なにかしてあげたくなるかたも多いものですが、原因を見極めるための様子見ですから、その際にあれこれやると原因がつかめません。
万一、サプリや市販薬などを独自判断で試してみて、よくなったとしても根本原因を理解したことにはなりません。不調があるたびに、市販のサプリや薬を試していては、なんの解決にもならず、今後も不調のたびに、同じことを繰り返すだけです。
なお、時間が経っても治らないこともあることを想定して、いつから?どういうときにかゆがる?なにかいつもと違うものを食べた?など、チェックしておきましょう。これらの説明ができるだけでも、獣医の診察の参考になることもありますので。

シャンプーのし過ぎとかもある?
そして、様子見期間には愛犬の状態だけではなく、ふだんの飼い方・生活環境も見直す機会にしてください。
皮膚のトラブルは、食べ物の影響も考えられますし、ほかにも生活環境の衛生面、シャンプーのし過ぎ(しなさすぎ)、ブラッシングのし過ぎ(しなさすぎ)、草など散歩環境でのアレルギーや寄生虫など、飼い方次第で対処できる内容もあります。
(犬種の特性だけに縛られるのはおすすめはしていませんが)遺伝的に皮脂バランスを崩しやすい犬種もいますので、犬種的な問題なのか、この子の個体的な気質なのか?なども、この機会に考えてあげてもいいですね♪
涙やけ、目やに、目が赤くなる、ショボショボするなど眼(目)のトラブル
案外、目のまわりのトラブルを抱えているわんこは多いものです。(涙やけをトラブルとして認識していない飼い主は多いものですが…)キラキラした、健康な目は健康の証でもあります。
目が赤くなっていたり、黒目が白濁してきていたり、ショボショボして瞬きが多かったり、ショボショボした結果開けられない感じになっていたり、かゆそうにしていたり、目やにが出ていたり、涙を流すようになったり…などがあれば、なにかトラブルを抱えているのかもしれません。
目のトラブルについては、症状によってかなり様子見期間に違いがあるので、

目になんか入っただけでしょ、ほっとけば治るよ
と軽く考えないようにしましょう。目にたまたまゴミが入ったなどのケースもありますが、それだけとは限りませんので、個人判断はしないほうが賢明です。
その他の症状もなく、元気で食欲もあり、排泄も問題ないという前提であれば、基本的には目のトラブルについては急を要さないケースも多く、命に係わるようなものではありません。
ですので、目安としては、
といった感じで考えておきましょう。言わずもがな、症状が続いているようであれば、必ず一度は獣医に相談してください。
足を引きずる・上げる・スキップ・肉球を気にするなど足や関節の不調

元気にお散歩をしたり、おうち遊びをしたりしているさなか、足に不快感があるようなしぐさをしたり、痛がるようなそぶりがあったり、びっこを引いて足を引きずるようなしぐさをしたりしていないでしょうか?
これらも、命にすぐに直結するようなトラブルではないため、軽く考えている飼い主さんも多いのですが、様子見はせいぜい1週間程度までとして、なるべく早めに獣医に相談することをお勧めします。
様子見をしている間は、触って嫌がる様子はないか?腫れていたり、患部に熱を持っていたり、肉球に傷がないかなども確認してください。

その時違和感があれば早めに病院に行ってね!
触るとキャンとないて痛がる様子があったり、触ろうとすると嫌がったり、いつもは喜んで出かける散歩を嫌がるようになったり、あわせて、食欲が落ちていたり元気がなかったりするようであれば、すぐに動物病院に相談しましょう。
また、足や関節系のトラブルは、様子見をしているうちに、繰り返さなくなって、治ったと感じるケースもあるのですが、毎日ではないとはいえ、定期的に症状がみられる場合もあるので、そのさいには受診が必要です。
一時的によくなったように見えて、実は炎症が弱まっているだけだったということもあります。立ち上がりにくそう・歩くスピードが落ちたなども関節トラブルのサインのひとつです。適正な体重に管理して、年齢や体重のせいだけにしないようにしておきましょう。
元気はあるのに食べない・食べるけど元気がないなど少し心配な場合
これまでの解説にもありますが、なにか気になる症状があったとしても、元気だし、食べるし、お腹を壊している様子もないというケースは、どんな子にもありうることです。
一時的なわがままや、ストレスによる一過性の不調、気温や生活環境の変化、体質的なもの(アレルギーや遺伝)など、人間からしたら、そんな簡単な理由?と思うようなところに原因があるケースも少なくありません。
健康な成犬の場合は、そういった状態であっても3日程度の様子見でも大丈夫です。ただし、パピー期やシニア期の場合は、1日以上続いていたら、念のため獣医に相談みてください。様子見のつもりが、悪化の一途…という最悪の事態にならぬよう、細心の注意を払えるといいですね!
愛犬に気になる症状があるなら躊躇しないで獣医に相談しましょう

当サイトで一番重きを置いていること・発信し続けていることは、飼い主さんの思い込みによる自己判断の危険性についてです。
この子はこういうところがあるから、この犬種はこうだから、これまで飼育してきた中で私が一番愛犬のことをわかっている…そういった自信は悪いことではないのですが、時として愛犬を苦しめることにつながりかねません。
まずは、飼い主さんの思い込みや愛犬に対するプライドを一度捨てて、フラットに愛犬のあるがままの状態を多角的に見ることはとても重要です。

このくらい大丈夫だろう

ちょっと様子見していからでいいでしょう
…そんな誤った判断から、命にかかわることも大いにあります。愛犬のことを一番わかっている!という思いは、一生懸命な飼い主さん・犬が大好きな人・犬を飼った経験がある人であるほど、強く持ちがちですが、犬は自分の心と向き合わせてくれる存在です。
困ったときほど主観をオフにして、冷静になりましょう。犬の知識に関するマウントや押し付け当サイトはとても嫌うので、そういったことをしないように気を付け、個人の考えを基本的には尊重はしています。
ただし、本当に犬にとって危ない場合(害になりかねない場合)については、飼い主さまにストップをおかけすることはあります。決して自分の見立てや経験を過信せず、柔軟に獣医や専門家に頼れる謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。






