犬の健康に、犬のごはん、ペット保険に、散歩の時間など、犬を飼ったからこその悩みや考えたいことは多いものです。…が、犬を飼うことで生まれる悩みは、犬を介してつながる人間関係にもあります。
散歩中に知り合った方、犬友(犬同士・犬を介して知り合ったお友達)など、犬がいるからこその、素敵なご縁もあるのですが、言うまでもなく、良いことばかりではありません。世の中、犬が好きな人ばかりでもないですし。

どれだけ良い子だろうが犬が嫌いな人はいます
それに、みんなが正しく犬の知識を持っているとも限りませんしね。恐ろしい対応をしてくる方もいます。そこで今回は、犬を飼ったら誰しも一度は経験するであろう、犬を介して遭遇する「困ったさん」と、その対処法について一緒に考えてみましょう!
飼い主さんのそもそもの性格もあり、みなさんそれぞれの交わし術はあると思いますので、今回の記事は「こんなこともあるよ~」という参考にしてもらうだけで構いません。「あるある~(笑)」と思うようなことは笑ってくださいませ。
- 周りにひとりはいない?飼い主さんと愛犬泣かせな「困ったさん」
- 親しくないのに、突然、犬の頭を撫でようとする・撫でる!
- 飼い主に確認しないで触ろうとす・触る!噛まれたらこっちのせい?!
- 飼い主に確認しないで、愛犬におやつやごはんを与える・与えようとする!
- おやつを与えて良いか確認してきても、与えるもの・与え方がちょっと…
- 「自分は犬に好かれやすいタイプだから」という、謎の自信がある人…
- 犬のこと知ってるっぽいだけ…根拠なき伝聞や無責任な話をしてくる人
- 善意?人の犬に勝手にしつけ方法を伝授したがる・しつけをする人…
- 自分のやり方・経験・考えが絶対正しい?!マイルールや考えが強すぎる人
- 状況を確認しないで一方的に犬同士を近づけようとしてくる飼い主
- 喜んでしっぽを振るのと、警戒でしっぽを振るのの違いを知らない人
- 愛犬のため・飼い主さんのためにも、上手にかわしていきましょう!
周りにひとりはいない?飼い主さんと愛犬泣かせな「困ったさん」
- 悪い人じゃないけど、犬への対応がちょっと…
- その犬の知識もう古いよね?!
- 犬のこと知ってるように話すけど、本当にそれ正しい話?
- 犬好きなのだろうけど、犬のこと知らなすぎじゃない?
- 犬に対するマナーがなってない…
などなど…、うちの子を可愛がってくれるのはありがたいし、犬が好きな気持ちは嬉しいんだけど、ちょっと…という、対応に困る方、周りに1人や2人はいませんか?
そんな、本人には言いにくいんだけど、飼い主的に・犬的に困る方のあるあると、そんな困ったさんとその対処法をまとめてました!
私の毒舌をお伝えしながら(笑)、今後の愛犬のため・犬経由でつながる人間関係の心労の軽減のために、対応を学ぶことができる参考記事になったらうれしいです!
親しくないのに、突然、犬の頭を撫でようとする・撫でる!
犬が好きな人からしたら、いきなり犬の頭を上から撫でないというのは、当然のルールとしてご存知だと思いますが、犬界のルールやマナーを知らない人の場合は、初見にもかかわらず、頭を上から撫でようとすることがあります。
子供や犬に不慣れな人ならまだしも、中には、犬を飼っている人であっても、対面で上から頭を触ろうとする人もいて。これまでの犬がフレンドリーだったのか、その人が無知なのか、癖なのかはわかりませんが。
もちろん、いきなり頭をよしよしされても嬉しそうにしている子もいます。とはいえ、その対応に、

やめて!この無礼者!
と感じている犬もいることでしょう。
怖がったり、嫌そうにしたり、吠えたりして、その人を犬が嫌いになったって当然です。これは、しつけがなっていないわけではなく、上から馴れ馴れしく頭を触ろうとする方が間違っていますもの。
犬にも人が苦手、人見知り、飼い主さん以外にはなつかない子など、色んな子がいます。それを知らずに頭を触ろうとする方に、愛犬が吠えたり威嚇したりしたとしても、犬を叱るのではなく、相手にやめさせる方がいいですね。
こんな時の素敵な対処法とは?
やんわりと、「頭を触ろうとされるのは好きじゃないんですよぉ」とか、「うちの子は頭を触られるの苦手で」と伝えてみましょう。それをいってもダメなら、その時点でその方はそういうことを気にしない人ということかもしれません。
その犬のルールをわかってくれる相手という前提で、

なつくのに時間がかかるので気長に待ってあげてください
など、相手がうちの子をかわいがろうとしてくれていることは受け止めた上で、その子の特質や犬のルールを伝えます。
「自分と遊ぶのを、この子は楽しんでいる」という犬の姿を見たいあまりに、犬の性格やペース、ルールを忘れてしまう方が多いものです。しかし、愛犬のストレス軽減のためにも、相手を誘導してみましょう。
犬は無理やり仲良くなろうとしても、嫌われる一方です。それをストレートに伝えないにせよ、「この子のタイミングまで少し待ってください、そしたらなついてくると思います」と言われたら、きっと本当に犬思いな人であれば、わかってくれるはずです♪
飼い主に確認しないで触ろうとす・触る!噛まれたらこっちのせい?!
「触ってもいいですか?」の声かけもなく、いきなり犬に触ろうとする・近づこうとする人もいます。それでも温厚な子もいますが、急に触られたり近づかれたりするのを嫌がる・怖がる子も多いものです。
私も経験していますが、勝手に触ろうとされて愛犬が相手を威嚇してしまったり…猛ダッシュで駆け寄られて、イタズラで犬を脅かそうとする子供に遭遇したりしたこともありました。
できれば、「触ってもいいですか?」「近づいても大丈夫ですか?」など、ひと声かけてもらえたらうれしいのですが…。

そちらも悪いでしょ?
そういったシチュエーションも平気なわんちゃん・慣れているわんちゃんもいます。しかし、いくらしつけがバッチリだとしても、突然触られたり近づかれたりしたら、びっくりして噛んでしまったっておかしくはありません。
かわいがろうとしてくれるのはうれしいのですが、犬に悪気はなくても、小さい子などに犬の足が当たって、ケガをさせてしまうかもしれません。
犬はみんな人が好きでフレンドリーなんだと思っている方も多いので、びびりなわんちゃん・警戒心の強いわんちゃんを飼われている方からしたら、突然断りもなくアプローチされるのは迷惑な話ですよね…。
こんな時の素敵な対処法とは?
散歩など外にいる時は、飼い主さんが周りに注意を払っておきましょう。
たとえば…
など、犬を興奮させかねないもの・人に気づいたら、こちらから離れられるように、もしくは犬に対象物が見えないようにしておきましょう。

気付かなければ平和に過ごせる
突然愛犬を触ろうとする人に抵抗を感じる飼い主さんは多いものです。しかし、相手が勝手に触ろうとしたり、近づこうとしたりというのは、相手の判断でしていることなので、こちらはどうすることもできません。
だったら、こちらが近づかないようにするしかありません。急に来て触ろうとしたり、犬を興奮させようとしたりする人もいるかもしれませんが、飼い主さんは冷静に対処してあげましょう。
飼い主に確認しないで、愛犬におやつやごはんを与える・与えようとする!
犬友や、犬が好きな人といる時に、「おやつを与えても大丈夫ですか?」という話になることはありませんか?最近では、パピートレーニングなどでも、相手におやつを与えて良いか聞いてからと習うそうです。
それくらい、人の犬におやつを与えることでトラブルにつながることがあるということでしょう。本来は人の犬に勝手におやつを与えるべきではありません。しかし、確認もしないでおやつを与える人はいます。
あまり犬のことをわかっていない方も多いもので、よくわからないものを与えようとするケースも…。過去に犬を飼った経験があって、ご自身は犬の食べ物の知識があると思っているのかもしれませんが。

あなたの犬じゃないんだからやめてよ
が…たとえ犬が食べても良い食べ物(おやつ、野菜、フルーツ)だったとしても、声もかけずに与えられたら飼い主さんとしては怖いでしょうし、やめてほしいものですよね。
特に、愛犬の口にするものに気をつけている方や、愛犬にアレルギーや、疾患、なにかしらの不調がある場合は、勝手に正体不明のものを与えられたら、「え?!なにこの人!」と、引いちゃうこともあると思います。
相手は好意でおやつをあげたいと思ってくれるのでしょうが、やめてくれ!という気持ちになる飼い主さんの方が多いかもしれませんね。
こんな時の素敵な対処法とは?
散歩中にこのようなことをされるのが嫌なら、周りの人の様子を見ながら散歩するようにしましょう。犬に興味を持っているような感じの人がいれば、距離を事前にとって、「結構ですオーラ」を醸し出してもいいですしね。
でも…いくら警戒していたとしても、「なんかあげようとしてる?!」と思う人が、突如現れることもあって、そういう時は、うそでもいいので、

アレルギーがあって食べられないんです
などと言ってかわしましょう。通りがかりの人であれば、何も言わずに逃げてよしですし、はっきり「やめてください」と言ったっていいわけですし。相手の善意からの行為だろうしと断りづらい方もいるかもしれませんが…。
また、一時的に愛犬を庭につないでいる時などに、おやつを与えようとする人もいるかもしれませんが、基本は愛犬から目を離さないようにしておきましょう。愛犬を守るためには断る勇気も必要です。
おやつを与えて良いか確認してきても、与えるもの・与え方がちょっと…
何かしらの理由で、食べられない子、食べてはけない子がいるということを知っているからこそ、与えていいか聞くわけです……が、確認してきたからとて!どんなものを与えられるのかはわかりません。
また、投げて与える、サイズが大きなものを与えるなど、危険な与え方をする人もいます。たとえ相手は愛犬に危害を加えるつもりはなかったとしても…無知な人や、古い犬の知識しかない人の場合は、とんでもないものを与えることもあるので、油断は禁物です!

与えて良いとは言ったけど、それはやめて!
私も「ちょっとなら大丈夫ですよ」といったことをきっかけに、最初は犬用のおやつだったのに、どんどん量がエスカレートして、挙句勝手にドッグフード(主食)を愛犬が食べるだけどんどん与えられたことがありました。
お散歩中のことだったのですが、散歩中にフードなんてたくさん食べたら胃捻転も心配ですし、そもそもカロリーオーバー。しかも個人的には与えたくない原材料のフードだったので、血の気が引きました。よかれと思っているのでしょうが、こちらとしてはたまったもんじゃありません。

相手にとっては所詮人んちの犬…
こちらが許可したとしても、望まないものを与えられることもあります。確認されたとて、こちらが「ちょっとなら良い」といったとて、相手の思う「ちょっと」は引くほどの量かもしれません。いくら「あげすぎです」と注意をしても、相手は善意のつもりでしょうから。
こちらの犬の食べ物に対する考え方と、同等な考えをお持ちのお相手ばかりではありません。犬も食べ物をくれる人として喜んでいるかもしれませんが、だからって油断せず、飼い主さんも注意しておきたいですね。
こんな時の素敵な対処法とは?
もとから犬の食べ物に気を付けている方や、人からもらうおやつの品質や量などを気にかけている方であれば、
など、それなりの理由をお伝えして、はじめからもらわないようにしておくのが一番です。私も最初からそれで徹底しておけばよかったと思うことがあります。(犬的な本音は、くれるものなら食べたいでしょうが…。)
あるいは、もらうにしても、こちらから

こういうものをどのくらいまでなら大丈夫です。
と、具体的な意向を伝えた上で、ちゃんと守ってくれる人にだけもらうようにするなど、飼い主さんの中で線引きを決めておくとよいでしょう。それをめんどくさがるような相手であれば、そんな人からはもらわなければいいのですし♪
相手に「うちは添加物は避けてて、アレルゲン避けてます」と言ったところで通じるはずがありません。そんな堅苦しい説明は抜きで、何を・どのくらい・どういう形状なら与えて良いのかを伝えましょう。それを守ってくれる人であれば、お相手もすごく良い方なんだと思いますよ。
「自分は犬に好かれやすいタイプだから」という、謎の自信がある人…
「自分は犬に嫌われたことないから」「大丈夫、犬に好かれるタイプだから」など、自称・犬に好かれる人アピールしてくる人、たまにいませんか?
私ですら何人そういう人に遭遇したかわかりません。正直なところ…言われても、

あら、そうなの。(しらんがな)
って思っちゃいます…。ストレートな意見で恐縮です…。
ご自身は犬が好きで、犬に慣れているつもりかもしれませんが、犬によって性格も全然違いますし、自称犬に好かれる人であっても、うちの子がその方になつくか、大丈夫かはわかりません。
しかも、このフレーズを言う人に限って、犬の様子を見ないで一方的に触ろうとしたり、近づこうとしたりする人が多い気がします。飼い主からしたら、今、うちの子、警戒していて近づくなというサインを出しるんだけど…と思う状況であってもです。

うちの子嫌がってますけど…
経験上思うことですが、本当に犬のことを分かっている人なら、「自分は犬に好かれる」なんて進んで話してくる人はほとんどいません。(それを言われて、うちの子がその人に悪態をついた時、気まずいったらありゃしない…笑)
犬が好きな人であれば、犬の性格を見て、ゆっくりと犬のペースで距離を縮める方が良いことを知っているので、自信満々で犬に近づこうとすることはないのでしょうね。ですから、そんな犬に好かれますプレスをかけることもありません。
「自分、犬に好かれるんです」と積極的にからもうとしてくる人って、ビビりなわんちゃんや興奮しやすいわんちゃん、人見知りなわんちゃんなどを飼われている方にとっては、超厄介な相手ではないでしょうか?
こんな時の素敵な対処法とは?
相手の発言を否定する必要はありませんし、愛犬を相手に合わせさせるようにする必要もありませんので、あくまで飼い主さんは、

へ~そうなんですね~
と適度に受け止めて、無理やり愛犬に近づけることはないようにしておきましょう。すみません、急いでいるのでと、逃げても良いんですし。それでも無理に近づこうとしたり、犬の頭を触ろうとしたり、親しくなとうとしたりする人はいますが。
そういった人は、犬をわかっている人・本当に犬に好かれる人ではありません。それで、相手になつかなかったからって、お互いに微妙な空気になる前に、退散いたしましょう!
犬のこと知ってるっぽいだけ…根拠なき伝聞や無責任な話をしてくる人
犬のことを知ってる風に話したがる人っています!
たとえばですが、犬を介した対人関係の中で、以下のような言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
…そう思うのは自由ですし、自分が知っていることを、人に伝えるのも善意のつもりなのかもしれません。そもそも、相手の犬に本当にそれがいいかなんて、獣医でもあるまいし、わかるはずがありませんよね?
過去の記事でも私もちょくちょく触れていますが、

じゃあ、それがどういいのか説明できますか?
って話。私個人としては、いくら勉強をしても色んな考えがあると思うくらいでし、立証されていること以外、無責任に話す気はありませんし、人様の犬にしかるべく勉強をしてもいない人が、あれが良いこれが良いだのいうこと自体に疑問符です。
ここから、私の堅物な本音と毒舌を炸裂しますが、
- その情報どこで仕入れたん?ネットで調べただけじゃない?
- それ、信頼できる獣医が言ったような、確証ある話?
- その「良い」というのは、どんな犬にも言えること?
- そのわんちゃんの体質や生活も知った上で良いと言ってる?
- それはその犬や飼い主のためになる言葉なんですか?
と思うわけで。犬のことを知れば知るほど、あれが良いこれが良いだなんて簡単には言えないと痛感するので、人の家の犬のことに、専門の知識もない人があれこれ口を出すほど無責任なことはありません。

遠くの専門家より、近くの他人…か。。
昨今、情報が溢れかえっている中で、確証もない情報に振り回されて相手の言うことを信じてしまう飼い主さんは多いかもしれません。でも、それを信じて痛い目に遭うのは、飼い主さんではなくて、わんちゃんです…。
ほかにも、犬のことを知っている人の場合でも、半分正しいんだけど、半分間違えてますよという発言をする方もいます。それを信じてしまう飼い主さんが増えないよう、願うばかり…。
犬のことを知っているかのように話すだけで、追及すると中身のない話ということはあります。犬友同士の会話もまんざらでもなく、正しい話もあるのですが、なんでも鵜呑みにしないようにしておきたいものです。
こんな時の素敵な対処法とは?
相手が発言すること自体は相手の自由ですし、どうしようもないので止めることはできません。言わせないようにするということはできないのであれば、こちらは相手の話を真に受けないようにする、それが一番の対処法だと思います。
相手は悪意なく言っていたとしても、その情報は間違えているかもしれないという意識は持っておいた方が良いのではないでしょうか?
とはいえ、無下にするのではなく、話半分に、

へ~そうなんですか!
くらいにしておいて、その中で気になることがあれば、自分でもちゃんと調べた上で、納得をしてその話を採用するか検討したらいいのです。くれぐれも「〇〇さんがいってたらかやってみた」というように、伝聞を真に受けて採用しないでください。
実際に、アレルギーがある子なのに、人から〇〇が良いと言われたことを鵜呑みにして、聞いた話のとおりのことを愛犬に試してたという方がいました。が、蓋を開けると、その子にとっては絶対にやらない方がよかったことだったのです。
あえて厳しい言い方をしますが、ただの犬好きなだけな人の言葉を鵜吞みにしたせいで、愛犬が苦しむなんてたまりませんよね?世にはびこる、根拠のない情報に振り回されないよう、心がけておいて損することはないと思います。(とはいえ、どれを選ぶかは本人の自由ですよ♪)
善意?人の犬に勝手にしつけ方法を伝授したがる・しつけをする人…
相談したわけでもないのに、しつけ方法を教えてきたり、しつけをしようとしてきたりする人…いませんか?相手がトレーナーなどであれば話は別でしょうし、よかれと思ってるのでしょうが、ごめんなさいですが、有難迷惑・余計なお世話になることもあるものです。
人んちの犬のことなんて、ちょっと見ただけで解決できることではありません。犬の性格、飼い主さんとの関係性など…色んな原因があるからこそ、プロとして勉強をして資格をもつ方もいるのですし。
原因を見極める目(知識・経験・資格)がないと、どういったしつけトレーニングがいいのかなんて、判断できるものではありません。一歩間違えれば、その子にはやるべきではないしつけ方法を言う人もいますし…。

人んちの犬にしつけをしようとすること自体どうなの?
その人はトレーニングをするべきと思って、あれこれ口を出したいのかもですが、こちらにとってはトレーニングまでして矯正するつもりもないことだってあります。
明らかに人や犬に危害を加えかねないことや、犬の命に係わることであれば、トレーニングもしつけもした方が良いと思いますが、あくまで飼い主さんが自分で決めて、トレーナーさんなりとと一緒にやればいい話。
まして、それなりの立場の人が見極めてアドバイスをするのと、ただ犬に詳しい(詳しいっぽい?)人にしつけを伝授されるのとではわけが違います。

なんか指導してくるけど、あんた誰?!
私もかつて、犬が好きな方(ちょっと犬のこと知ってるくらいの方)に、犬のトレーニング方法を一方的に伝授されたことがありましたが、そのやり方はよくないとされている、ひと昔前の方法でした。
幸い、よくない方法と私は知っていたので、そのアドバイスはスルーしましたが、もし私がそれを鵜呑みにしてトレーニングをしていたら、愛犬はどうなっていたことか…。
人間関係もそうですが、人のこと(犬との関係も含め)にむやみに意見するものではないですね…。意見をしたり指導をしたりするのは、相手が頼ってきてからですし、しかるべく勉強をした人以外は、口を挟むべきではないのかもしれませんね。
こんな時の素敵な対処法とは?
さきほどと同じですが、相手が発言するのは相手の自由で、止めることはできません。ですので、こちらは相手の話を話半分に適当に聞き流して真に受けないようにする、それが一番だと思います。
相手は善意のつもりだったとしても、その情報は間違えているかもしれないというスタンスでいるに越したことはありません。本当に愛犬のためになることなのか、自分でもちゃんと調べて、納得をして、その方法を採用するか検討してください。
繰り返しになりますが、「〇〇さんがいってたらかやってみた」というように、伝聞を真に受けて採用しないで、愛犬に対する考えは、自分で選んで自分で決めるスタンスをもっていた方が良いのでは?と個人的には思います。
自分のやり方・経験・考えが絶対正しい?!マイルールや考えが強すぎる人
「犬はこうあるべき」という思いが強い方もいます。
自身の犬にそれをするのは自由ですが、人んちの犬にもその考えや、ルールを当てはめようとするのは違いますし、色んな子がいたって良いと思うのですが…。あるいは、自分の感覚や経験、知識が絶対と思って(いるのかな?)、専門家や有識者の意見ですら聞く耳を持たない方もいます。
自分のやり方にアンチな人がいると、不快になる気持ちはわかりますが、有識者の話ですら聞かない・自分の考えを人に押し通す・押し付けるのは…ちょいとまずいです。

必要な情報は聞く、いらないものは聞き流すようにしましょう
人にあれこれ言われたくない人もいるでしょうし、色んな考えがあっていいのですが、頑固すぎるのも困りもの。それが間違っていた場合には、愛犬の命をも危険にさらすことだってあるのですから。
その人がそういう人なのかもしれませんね。余談ですが、私も過去に一度、犬はこうあるべきという考えが強い人に、フク子を怒られたことがあります。意味不明でしたけど(笑)
ただ、そういったガッチガチな考え方しかないと、結果的に、犬を苦しめることもありますので、もう少し幅をもって考えられるようにしていたいものです。
こんな時の素敵な対処法とは?
ご本人がそれでよしと思っている以上、ガッチガチなマイルールや考えをお持ちだとしても、周りはどうすることもできません。自分で決めてそうなっているのでしょうから、人がどうこうできることではないので…こういった場合は一択。
かかわらないこと。これにつきます。諭す必要はありません。
もしくは、強要されそうな空気になったら、さっと離れましょう。上手にかわす器量があるのであれば、聞き流していたら良いと思いますが、相手のマイルールを自身の愛犬に押し付けられても、動じない心をもっておきましょう。
状況を確認しないで一方的に犬同士を近づけようとしてくる飼い主
色んな子がいることをわかっていないのか、犬はみんなフレンドリーが当たり前と思っているのか、相手の状況も気にしないで、一方的に犬同士を近づけようとする人もいます…。
という思いが強いあまり、犬のことを考えないで、一方的に近づけてしまうのは危険です。それ、飼い主さんがそうしたいだけで、犬は求めていないかもしれませんよね?

犬にだって相性・性格があるからね!
ここでご紹介しておきたいのですが、イエロードッグプロジェクトってご存知でしょうか?
リードに付いた黄色いリボンには、「様々な事情から、うちの子は誰か(人や他のワンちゃんなど)に近づいて欲しくありません。そっとしておいてください。」という意味が込められています。
引用元:バークレー動物医療センター
攻撃性があるというだけではなく、トレーニング中、病気、臆病などの場合にも、この黄色いリボンをつけることがあります。
なにかしらの理由から、「この子にはあんまり近づかないでくださいという」という意志表示ですね。

ごめんなさい、うちの子には近づかないでください
犬同士にも相性はありますし、性格もそれぞれ違うので、犬は仲良く犬同士で遊ぶものという、一方的な考えで近づくのよくありません。たとえいつもは大丈夫な子でも、興奮しているタイミングだってありますし。
近づけたいのであれば、相手にちゃんと確認してからの方がトラブルになりませんし、相性が大丈夫そうかをチェックをして、無理に引き合わせないようにするのがお互いのためではないでしょうか?
もともと警戒心が強い子や、社会化がうまくできていない子、ビビりな臆病な子などを飼われている方の場合は、飼い主さん的に、いくらほかのわんちゃんと仲良くなってほしかったとしても、無理やりほかの子に近づけないようにしてあげましょう。
こんな時の素敵な対処法とは?
相手がちゃんと近づけても良いか聞いてきたら、愛犬の様子を見ながら近づけるようにしてください。不安があるのであれば、無理やり愛犬をほかの子に近づけようとする必要もありません。
聞いてくれるということは、少なからず、犬同士にも相性があることをわかっているからでしょうし、無理せず、断る時は断ってあげましょう。ただし、何も言わずに、勝手に近づけようとする人については、早めにひと言、

すみません、うちの子だめなんです
とお伝えして、フェイドアウトしましょう。
無理に相手に合わせると飼い主さんもしんどいでしょうし、愛犬も可哀想です。飼い主さんの対応ひとつで、愛犬のストレスは減らしてあげることができます。しっかり愛犬の性格を見て、その子に合う生活をさせてあげたいですね♪
喜んでしっぽを振るのと、警戒でしっぽを振るのの違いを知らない人
「犬がしっぽを振っているときはうれしい時!」としか思っていない人もいます。が、実際は、警戒している時もしっぽをピーンとたてて、激しく振ることがあるものです。
警戒している・怖いというサインでしっぽを振っているにもかかわらず、無理やり距離をつめようとする人には注意してください。犬にとってはとんでもないストレスになっています。しっぽを振ることのネガティブな意味を知らない人は多いです。
私もその経験はあって、警戒している・興奮している時のしっぽの振り方なので、ちょっとやめてくださいという時に、「しっぽ振って喜んでるから、もっと近づけても良いよ!」と言われたことがありました。そういって嫌がっている愛犬をよそに、ニコニコで手を出して近づいて来られ…

違うんだけどな…
私は「ごめんなさ~い、ちょっとダメみたいです~」と、肝を冷やしたわけですが…。
みんなが犬に詳しいわけでもないですし、まして犬が嫌いな人もいるわけですから、カーミナルシグナルを正確に把握していない方が多いのも仕方ないのですが、知ったふりしてこられるのが一番嫌かも(笑)個人の意見です。
少なからず飼い主さんは、愛犬の気持ちを察してあげられる存在として、愛犬にとって不快な環境にならないようにしておきたいものですね。
こんな時の素敵な対処法とは?
なにかあってからではいけませんので、無理に嫌がる愛犬を人に近づけようとする必要はありません。愛犬にストレスをかけるだけですし、相手に合わせる必要はないので、「ダメみたいですごめんなさい~」と逃げたって良いと思います。
相手が理解してくれそうな人であれば、「いや、今は興奮してしっぽ振ってるんだと思います」と説明しても良いとは思いますが、わかってくれない人も多いでしょうから、言わないでもいいでしょうし。
愛犬のことを、正しく知ってほしい・伝えたい気持ちはあるかもしれませんが、案外、他人は人んちの犬のことなんて気にしていなくて、自分が犬と遊びたいだけなんてことも多いものです。そういった人には、愛犬を無理に近づけないように距離を取ってあげましょう。
愛犬のため・飼い主さんのためにも、上手にかわしていきましょう!
何より、飼い主さんがすべきことは、困った対応をしてくる相手の機嫌を取ることでも、その人との関係性を気にすることでもなく、愛犬を不快から離してあげることです。
相手に犬の正しい扱い方や、考え方を教えようなんてする必要はありません。犬を守ることが優先です。

人の無責任な言動に振り回されないで♪
飼い主さんには、うちの子の一番の理解者であってほしいですし、人の無責任な言動に振り回される必要はありません。愛犬のことを正しく守れる飼い主さんでいられうように、日々、愛犬のことを知っていくようにしましょう!
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