「そんなに日ごろ、ご多忙なんですか?」
「そんなに愛犬との散歩の時間が暇ですか?」
「そんなに急いで調べないといけないことが、たくさんあるんですか?」
…と聞きたくなるくらい、スマホを見ながら犬の散歩をしている飼い主さんをよく見かけます。一人や二人ではなく、本当に多数・複数です。たまたまその時スマホを見ていたのではありません。見かける度、毎回、散歩の大半の時間はスマホに夢中の様子です。
愛犬の命以上より、スマホを見るほうが大事なんでしょうか。本当に危険ですし、愛犬との関係上もよくないので、犬の散歩時間くらいスマホやめませんか?

大体の人がゲームやSNSの閲覧してるだけ
飼い主が歩きスマホで痛い目に遭うのは、自業自得でしかありませんが、実際は周りに非常に迷惑をかけています。自身の犬、周り(にいる人、犬)に危険な目に遭わせたり、迷惑をかけたりしてまで、歩きスマホってしないといけないことでしょうか。
当サイトは、犬の管理栄養士が運営する犬の食べ物に関するアドバイス・相談サイトであり、本来はこういった話には関係はありませんが、あまりに目に付くマナー違反なので、今回は犬の散歩中の歩きスマホについて考えます。
なお、愛犬に合うフードを教えてほしい・相談したいという方は、お気軽にお問い合わせください。(当サイトのアドバイスは有料です。無料で相談に回答するものではありません。)
最低限のマナー!犬の散歩中にスマホを見るべきではない理由とは?

「自分の命と愛犬の命以上に、スマホをみることのほうが大事ですか?」…と言いたくなるほど、犬の散歩中にスマホしか見ていない・スマホに夢中な飼い主さんが一定数います。散歩中は犬から目を離さない・愛犬に危険がないか周囲を確認するのが基本ですが…。
犬を連れていない歩きスマホ・ながらスマホですら事故が多発している中、大事な愛犬を連れているにもかかわらず、スマホに夢中な人って、スマホ依存なんでしょうね…。もしくは相当マナー意識が低いだけか…。そんな見なあかんことってある?(苦笑)
まずはじめに、犬を連れている時(散歩中)に、スマホを見るべきではない理由を紹介します。周りに該当する人がいたら、どんなによくないことをしているのか、教えてあげてください…。(人に注意したらなにをされるかわからない、世知辛い世の中なのが悲しいですね)
周りに人や犬がいるのにも気づいていない!周りに配慮できない飼い主

外に出ると、車や歩行者、自転車のかたもいれば、ほかにも犬を散歩させている人もいます。時には車椅子の方や盲導犬を連れた方、小さなお子さんを連れている方やベビーカーを押している方んかもいることでしょう。まして、世の中には犬が嫌いな人・怖い人もいます。
自分たちだけではありません。そういったさまざまな人がいる中で、事故などトラブルが起きない安全な状態を保てるのは、道路交通法・ルールもありますが、なにより、居合わせた人たちのモラルやマナー、思い遣りがあるからではないでしょうか。
逆にいうと、その居合わせた誰かが、マナーや思いやりのない行動をすることにより、危ない状態が生まれます。歩きスマホなんて論外ですし、まして、犬を連れてるともなると、責任は自分だけではなく、愛犬の命をも背負っているわけですからね。

犬にとっては外の世界は刺激がいっぱい!
運転不注意で、急に飛び出してくる車もいるかもしれません。最近は、スマホを見ながら運転している人もいますからね。そんなドライバーと、スマホを見ながら犬の散歩をしている人が鉢合わせてしまったら、どうなるのでしょう…。
どんなに愛犬が良い子だろうが、興奮するものが出てきたり・音がしたりして、犬が反応してしまうこともあるかもしれません。目を離してる隙に、小さなお子さんが愛犬に近づいていて、相手にケガをさせてしまうことだってあります。
実際に、相手がスマホを見ながら歩いている人に気づいて、よけてくれていることすら気づいていない人を見たこともありました。その時はそれでよくても、いつか痛い目に遭うかもしれません。そうなる前にもう少し愛犬にも周りにも配慮ある行動をしてください。
愛犬のみならず、飼い主さんにも危険が及びケガをすることも…

先ほどお伝えしたように、ほかの犬や車、歩行者がいたり、自転車がとおったり…散歩中にはいろんなことが起きるわけで、予想外なことから事故は起きます。スマホさえ見ていなければ、避けられた事故・トラブルもあるはずです。
犬が危険に遭うリスクがあるのはもちろんですが、愛犬だけではなく飼い主自身もとんでもないケガや事故に見舞われてしまいかねません。
スマホに夢中で回りを見ていない時に、向こうから気性の荒い大型犬が来ていて、犬が興奮して突発的に走り出したことによって、飼い主さんの腕が引っ張られてケガをした方もいました。ロングリード・伸縮リードで散歩しながら、スマホなんてツワモノもいますけどね…。

伸縮性リードでの散歩は基本的にはNGです
ほかにも、愛犬がじっとしていると思って、スマホに夢中なっている飼い主さんが、なにかを見付けて興奮して、急に走り出した犬に倒されて転んでしまい骨折し、さらに手からリードが外れて、犬が逃げてしまったなんてこともあります。
ほかの犬が近づいているのに気づいておらず、リードがからまって指を怪我した…。段差に気づいておらず、自分がつまづいてそのまま愛犬まで道連れにして捻挫をしたなど、挙げたらきりがありません。これ、ただ飼い主さんがドジだったから起きたのでしょうか?
…飼い主さんが犬をしっかり見ていないから起きたんですよね。飼い主さんがケガをしても、ある意味自業自得ですが、愛犬の散歩が減ることはないでしょうか?飼い主の不注意のせいで犬がケガをするのも言語道断ですが、犬に迷惑かけるのは避けたいですね。
アイコンタクトを無視された犬は意思疎通ができずにストレスを感じる

犬にとって散歩は、運動や排泄のための時間だけではありません。群れとの野外活動であって、散歩の時間には本能も大変刺激され、群れのコミュニケーション・絆を深める大事な時間でもあるのです。その証拠に犬は散歩中に、ちらちらと飼い主さんにアイコンタクトを送っています。
さまざまな意味や気持ちがあって、愛犬は飼い主さんの状況を見ながら散歩をしているのです。そんな愛くるしい愛犬からのサインを、スマホを見ながら散歩している人は気づいていません。最低ですね。犬がかわいそう。。

スマホじゃなくて私(ボク)を見て
犬にとっても人間にとっても、アイコンタクトで愛情ホルモン(オキシトシン)が分泌され、ストレスが軽減し絆が深まることがわかっていますが、これを拒絶された犬からしたら、そりゃいい関係は築けなくて当然ですよね。
大事な意思表示・意思確認でもあるアイコンタクトを見逃されるたびに、犬は飼い主に対しての信頼を失っていますし、傷ついてもいます。中には「この飼い主ダメだ」と感じているわんこもいるかもしれません。
あまりにアイコンタクトを無視されたり気づいてもらえなかったりしたら、犬もその経験から学習しますので、「この人には自分の意思を伝えても、伝わらないんだと」学んで、飼い主さんの指示を聞かなくなってしまう危険もあります。

うちは散歩中にアイコンタクトなんてしてくれない
という方もいるかもしれませんが、それは、すでに飼い主さんの言うことに興味がなかったり、基本的なしつけがうまくできていなかったり、もしかしたらもう、犬が飼い主さんとの信頼関係をあきらめているのかもしれません。
犬との信頼関係は一度壊れると、恐ろしいほど取り返すのに時間もかかりますし、苦労もします。でも、それは、スマホを優先して、愛犬を見ていなかった人の責任です。
不安な時に無視をされた…楽しい気持ちを共有しようとしたのに…いやだと伝えているのに…無視されて全然気づいてもらえなかった…。そんな経験の蓄積で、犬のメンタルや飼い主との信頼関係は崩れます。それを知らないから、スマホを見ながら散歩なんてできるんでしょうね。

誤食(拾い食い)・誤飲や危険物によるケガなどを防ぐことができない

犬の散歩中は、車が近づいてきていないか、自転車が飛び出してこないかなどの「交通」の危険に注意する必要もありますが、変な食べ物や危険物が落ちていないかなどの確認もしなければなりません。
しかし、スマホを見ていたらそんな危険にも気づけるはずがありません。その結果、散歩中に誤飲や誤食をしてしまい、手術にまでいたってしまった子もいます。
実際に、道を歩いていると、
などがあることがあります。

故意じゃなくても、片付けようよ…
最近は、毒キノコも増えていますし、触れるだけでも炎症を起こすような猛毒のキノコもあるんですよね…。これまでは生えていなかったところにも突如生えてくることがあるので、いつもの散歩コースで慣れているから大丈夫なんてことはありません。
ほかにも、食べもの以外でも、割れたガラスがあったり、折れた傘など、愛犬が踏んだらケガをしてしまうような危険物があることもあります。こういったトラブルは、飼い主が散歩中にスマホなんて見ていないで、気を付けていたら防げることです。
防げなかったとしても、トラブルには気づけてすぐに対応できることでしょう。見ていなかった場合には、不調が起きてからも原因にも気づけず、愛犬を苦しめてしまうだけです。こうなったのは、誤食した・危険物を踏んだ犬が悪いんでしょうか?…飼い主のせいですよね。
におい嗅ぎや排泄など、愛犬が「止まりたい」ことにも気づけない

散歩には、排泄(マーキングを含む)やにおい嗅ぎ(いわゆるクン活)など、犬の本能を満たす目的もあります。
昨今は、ペットの排泄によるクレームなどあって、「外で排泄はさせないのがマナー」となりつつあるようですが…(地域差あり)。しっかり掃除して、糞を持ち帰っていたら良いという時代ではなくなってきているようで、犬にはたまらない社会になってきていますね…。
話が少しそれましたが、散歩中にスマホに夢中になっている飼い主の場合、そういった犬の、「止まろう・止まりたい」という仕草にも気づけません、結果、そのままぐいぐい犬を引っ張って行ってしまっていることがあります。そして、もし排泄をしても気づかず放置してしまうことも…。

ここのにおい気になるから嗅ぎたい!
こんなことをされていたら、犬が散歩で得られるメリットが半減してしまい、ストレスをためてしまうことでしょう…。犬からしたら、コミュニケーションを無視されて悲しい上に、本能も満たされず、何のために散歩をしているのかわかりません。
逆に、もう早く行きたいんだけど…という愛犬の表情やサインにすら気づかず、スマホに夢中で足を止めている飼い主を待っている子も見たことがあります。そのうえ、排泄にも気づかず、放置されていては、そりゃ、犬の散歩に関するルールも厳しくなるのは仕方ないのかもしれません。
散歩中ずっと、犬の本能行動(におい嗅ぎやマーキング)をさせて、まったく散歩が進んでいないのも、メリハリのない散歩になってしまってよくありませんが、かといって、一切そういった行動をさせてあげないのは違います。

拾い食いするからにおい嗅ぎさせないのはよくないよ
「もう行こうよ」、「もう少しにおい嗅ぎしたいな」「ちょっと待って」というように、犬も散歩中に飼い主さんに自己主張をしているのに、気づいてもらえないのは、犬としてはとても悲しい思いをしているのではないでしょうか。
犬の散歩に行くって、飼い主さんにとってはただの面倒な流れ作業なのかもしれません。しかし、犬にとってはとっても大事な時間です。犬が犬らしく過ごせる時間でもあり、本能が刺激されて満たされる行動でもあります。
その時間を共に楽しめない・楽しまないで、スマホばかり見ているのであれば、犬なんて飼わなかったらいいんですよね…。
なぜ犬には散歩が必要?運動だけではない大事な理由があります!

なぜ犬には散歩が必要なのかご存知でしょうか?
第一に「運動になる」ことが挙げられます。ただ歩くという筋肉運動・体力アップだけの目的のものではありません。散歩をすることで犬が得るメリットは、これまでのお話でもお伝えしたようにたくさんあって、
など、本能を満たす役割もあります。
こういった刺激が足りないと、問題行動やストレスによる不調に陥る危険もあるので、散歩・運動量には飼い主さんは十分気にかけてあげてください。天気が悪く散歩に行けなかったとしても、本来は犬は運動をさせる必要があるのです。

ぼくの問題行動の原因は運動不足のせいなんだぞ!!
犬の散歩に行きたいくないタイプの人は、行かないで良い都合のいい理由を探して、もっともらしいことを言うケースがありますが、上記の散歩のメリットを知っていたら、散歩が必要ない犬なんていないことがわかるのではないでしょうか。
私が手本にしているトレーナー・シーザーミランも、とにかく1に運動といっていますが、百歩譲って、病気やトラブル、不調などから運動をあまりさせないほうがいいケースもあるにはあるとはいえ、しなくていいという考えは当サイトは否定的です。
1. 運動、規律、愛情の順序
この考え方はアメリカのカリスマドッグトレーナーで有名なシーザーミラン氏から学んだものです。~中略~
愛情を注ぐことはもちろん大事ですが、『親しき仲にも礼儀あり』をまず犬に教える事が重要です。しかし礼儀=規律を教えるには、犬の本能的な行動をある程度満たしてあげる事も必要です。それが運動になってきます。
普段から運動が足りない犬は体力を持て余し欲求不満気味です。その欲求不満から問題行動し始めます。引用元:イコロ動物病院
散歩は飼い主さんとの信頼関係・絆を築く最大のチャンス・機会です!

犬は飼い主さんとの散歩の中で、さまざまなものを学んでいます。犬にとって自分の群れで外を一緒に歩くことは、本能を刺激することになりますし、群れのルールを知ることにもつながっているのです。
そういったことが分かってきて、質の良い散歩ができるようになってくると、
などの行動も見られるようになり、犬は飼い主さんをより信頼し、飼い主さんのと絆もうんとくかまっていきます。こういった行動は、犬が飼い主さんと一緒にいることを楽しんでいる・安心してできているからこそ見せる行動ですからね!

こういった経験が不足していると問題行動も増えます
信頼関係が不足している場合、犬が飼い主さんのいうことを聞かない・飼い主さんのコマンドに集中しない、犬が家族を守らないといけないと勘違いしていて、常に興奮している状態になるなどをはじめ、さまざまな問題行動につながる可能性があります。
本能を満たせていないトレスから、そういった行動をするのは当然ではないでしょうか。仮に、困った行動をしない「良い子」ではあったとしても、少なからず質のいい散歩(運動)はできているとはいえません。散歩にはただ歩くだけではなく、もっと大事な意味があるのです。
余談ですが、世の中には散歩に行かなくても良いという考え方をする人も一部でいるようですが、当サイトは運動(散歩)による、飼い主さんと犬の関係を非常に大事に考えているので、そういった考えには否定的です。(そういった考えの方は当サイトの利用はお控えください。)
愛犬が大事ならスマホより愛犬を見てあげましょう!
愛犬と散歩する時は、「楽しいね!」と犬に話しかけてあげましょう。愛犬がニコニコで見つめてきたら、「嬉しいねー」「気にかけてくれてありがとう!」と優しく声をかけながら、撫でてあげてください。
散歩中にスマホを見ている人は、それが愛犬との関係上でも、マナーとしてもよくないこととわかっていないのでしょう。ですから、自分や犬が痛い目に遭って、はじめて気づくのかもしれません。
それに、どれだけ言っても、やめてくれない人は一定数いることでしょう。ただ、少しでも多くの人にわかってもらえて、スマホを見ながら犬の散歩をしているような人が、生きにくい社会になっていけば、やらなくなる人は増えて行くと思います。そうなっていけますように。






